本物建材と偽物の違い
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、スタッフの平野 亜矢子です。
お店に入ったらまずは壁・床チェック
先日、久しぶりに新しい飲食店を開拓しようと、
駅前のお店にランチを食べに行きました。
最近は仕事柄、初めて入るお店は
壁、床にはどんな素材を使い
どんな状態になっているのかを
入念にチェックしてしまいます。
小さいお店でスタッフさんと仲良くなれば
どんな素材なのか、どんな業者さんが施工したのか
聞いてしまうこともあります。
今回のお店は、店長さんからスタッフさんまで
30代~40代くらいの方ばかりで
オシャレな雰囲気ですが落ち着いていて
過ごしやすいお店でした。
壁を見てみると、肩の高さまで
黒く塗装された腰板が貼ってあり、
その上には、細かい扇のようなパターンがつけられた
塗り壁で仕上げられていたのです!
席について注文が済むと、私の習慣として
その壁を触ってみるのですが…
塗り壁と思っていたその壁は
何と塗り壁「調」のビニールクロスだったのです!
そのお店はオープンしてからさほど年数も経っていないので、
内装材は大きな汚れや破れもなく綺麗でした。
だから遠目には、それが塗り壁なのか
ビニールクロスなのか分からなかったのです。
最近のビニールクロスの進化には
いやはや驚くばかりでした。
この塗り壁「調」のビニールクロス、
最近よく目にするようになりました。
でも、膨大な数のあるビニールクロスの
柄やテクスチャーの中で、
わざわざこの塗り壁調を選ぶ人がいて
しかもその数が増えているということは
多くの人が「塗り壁ってかっこいい」
「素敵だ」と思っている証拠です。
けれど、本物の塗り壁でなく
塗り壁「調」のビニールクロスを選んでいる理由は
どこにあるのでしょうか。
おそらく、一番は価格ではないかと思います。
石油製品であるビニールクロスは
大量生産ができて施工が簡単。
けれど、価格面の理由よりも実は、
「普通」の建材=ビニールクロスというのが今や
建築業界の常識となってしまっているがために
本物の塗り壁を使う、という選択肢に
思い至らない方が多いからではないでしょうか。
初めから「本物の塗り壁という選択肢もあるよ」
と言われれば、本物を選ぶ人はもっと増えるかもしれません。
塗り壁の振りをした「偽物」=ビニールクロスと
「本物」の塗り壁の違いが大きく出てくるのは
施工してから年数を経てからなのです。
本物の塗り壁を施工してから
十数年を経た飲食店に行ったとき、
確かに経年による使い込み感はありました。
長期間水分が当たり続けたと思われる箇所にシミがあったり
テーブルを移動した跡のような傷があったり…
けれどそれらが、本当に不思議なことに
「汚れ」「傷」という名前を簡単に付けられないような
味わい深さと、いい雰囲気が漂っていました。
冒頭に挙げた塗り壁「調」ビニールクロスの飲食店は
オープン数年という出来たてだったので
ビニールクロスでもまだ綺麗な見た目を保っていました。
しかし、これが10年、15年と経過すると
だんだんみすぼらしくなってきます。
そんな末路をたどったお店にも
何度か遭遇しています。
知らぬ間に溜まったホコリに油汚れがこべりつき、
ひっかけて破れた箇所やジョイント部分の剥がれ。
これらは本物の塗り壁とは違い、周りと馴染まないので
単なる「劣化」となり、とても歓迎されるものではありません。
施工してすぐこそ、同じような綺麗な見た目なのに
10年も経つとあっという間にその価値が
真逆のものになってしまう。
それならば、時が経てば経つほど
味わい深く歴史を刻んでいく「本物」を
たくさんの方に選んでいただくのが
アトピッコハウスの願いであり
それを当たり前のものとして
選んでいただける環境作りをするのが
アトピッコハウスの使命だと思っています。
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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
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