無垢の床とペットの健康を考えた床材選び
「ペット用のフローリングって、どんなのがあるの?」
「何がオススメ? 配慮すべき点は?」
大切なペット。一昔前は、外で飼うのが当たり前でしたが、今ではすっかり室内で飼うのが当たり前になりました。4世帯に1世帯はペットを飼っているという統計もあるようで、家づくりにおいても、ペット中心、ペット専用という選択肢があるようですね。
ここでは、無垢の床と、ペットの健康を考えた床材選びに関して、ご紹介したいと思います。
無垢フローリングは、合板フローリングと違って、ペットの粗相が染み込むのではないか、メンテナンスが大変なのではないか?ショールームを見ても、実際生活してみないとわからないこともある・・・。
猫ちゃん、わんちゃんの足腰への負担は、どうなんだろう?そんなことにも触れたいと思います。
アトピッコハウスのオリジナル無垢フローリングは、「ごろ寝フローリング」と言います。人もペットも快適安全で「床でゴロゴロ」出来ることを願って製品を作っています。
また「ごろ寝フローリング」には、ペット(特にワンちゃん)の足腰に優しいペット用フローリングのご用意があります。
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目次
ペットが過ごしやすい床材ってどんなものがある?
自然素材の専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
今でこそ、部屋の中で、暮らしている犬や猫ですが、そもそも土の上や草の上など凹凸の多い場所で過ごすことが多く、踏ん張りの利く、滑りにくい素材の床が過ごしやすいといえます。
例えば畳や、カーペットなど爪が立てやすいような素材の床はペットにとっては快適な床材と言えるでしょう。ただ、近年の床材は、マンション、戸建てともにフローリングが主流です。ほこりが立ちにくく、掃除がしやすいという理由でもフローリングは人気です。
ペットがいるならなおのこと、毛が落ちる犬種もいますし、粗相をする場合もあるでしょう。カーペットや畳よりもフローリングのほうが掃除もしやすいフローリング。ペットにとってはどうなのでしょうか。
アトピッコハウスの看板犬
アトピッコハウスにも、かわいい看板犬が2匹。マイペースな美人さん、なっちゃんこと、なずな5歳と体は小さく、ビビりのくせに声は大きい、おから3歳です。保護犬として社長夫妻のもとにやってきました。
社長夫妻は、文字通り朝から晩まで会社で働いていますから、なっちゃん、おからも、雨の日も風の日も毎日出勤しています。大分慣れてきて、お客さんが来ると嬉しいーという感じで飛び出していきます。
アトピッコハウスの床材は無垢フローリングのナラ材。自然塗装なので靴下で歩くと少し滑る感じですが、二匹ともまだ若いので問題なく走り回っています。
犬猫といったペットと無垢フローリングの床の相性はどうなのでしょうか。
・滑りやすい?
・傷つきやすい?
・ペットの粗相の汚れが気になる?
アトピッコハウスの「ペット用フローリング」は、無垢材フローリングの表面を滑りにくくコーティングしています。犬猫の足腰に優しい仕様です。
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そもそもフローリングって?
一言でフローリングといっても種類は様々で、大きく分けて無垢フローリングと合板フローリングがあります。無垢フローリングは天然の木を伐り出した一枚板。天然の木そのものなので断面には年輪が見えますし、節や木目など、一枚一枚違った表情を楽しめます。
一方、合板フローリングは複数の木材を接着剤で張り合わせて、表面に0.3~1㎜程にスライスした天然木を張り付けたものです。合板フローリングの場合、表面の薄い天然木の下は貼り合わせた木材なので、ペットの爪で傷がついたときに傷が目立ちやすいというデメリットがあります。
無垢材のフローリングは滑りやすい?
表面にコーティング加工をしている合板フローリングやタイルに比べると、無垢フローリングの床は滑りにくい素材にはなりますが、全く滑らないというわけではありません。自然塗装であっても表面に爪などで傷がつくことで滑りにくくはなりますが、傷がつきなじむまでに時間がかかります。
わんちゃんの足の裏には毛が生えていますし、爪が伸びてくると特に滑りやすい。今は室内で飼われることが当たり前となっていますが、本来、地面の上を駆け回る犬や猫。人が住むことが大前提の家づくりではペットにとっては不都合な環境になりがちです。
無垢フローリングの床も然り。こまめに爪を切ってあげる、足の裏の毛をカットしてあげる、滑りにくいコーティングをするなどの配慮が必要ですね。
無垢フローリングの床は傷が付きやすい?
無垢フローリングは樹種によって特徴が異なります。ホワイトオークや、メープル、ナラ、竹という硬い木材の樹種もありますし、パインや、ヒノキ、杉といったやわらかい樹種もあります。ペットをはじめ、人間の足腰にも優しいのはやわらかい素材の樹種になりますが、やわらかい分、傷はつきやすいというデメリットがあります。
しかし、傷がつくことによって表面に凹凸ができ、犬や猫の爪がとらえて、歩きやすくはなります。傷がつくのは・・・。と考える方もいらっしゃると思いますが、生活していく上で、傷はつきもの。どんな建材だって、施工したばかりの時はピカピカキレイですが、毎日の生活で少なからず傷や汚れが付きます。
施工した直後をキープするなんて、余計ストレスがかかりそうです。
どうしても傷が気になるということなら浮づくりフローリングという方法もあります。浮づくりとは杉などの柔らかい木材の硬い木目を残し、柔らかい部分をあえて削り、年輪の凹凸を強調させる工法です。浮づくり加工をすることで、滑りにくく、足裏にも良い刺激を与えるといわれます。
ただ、浮づくり加工は予算もかかりますし、傷をそこまで気にされる方には無垢フローリングは向かないかもしれませんね。
施工直後が一番美しいといわれる合板フローリングと違い、無垢フローリングの良いところは傷や汚れが目立ちにくいというところ。木目や年輪、色味に紛れて、傷や汚れは気にならなくなってきますよ。
無垢フローリングの床はおしっこや吐しゃ物の汚れが気になる?
よくいただくお問い合わせに、ペットの犬や猫の粗相の汚れについてということがあります。イメージでは犬の場合はおしっこ、猫の場合は吐しゃ物を気にされる方が多いように思います。
ペットが粗相をした場合にすぐにふき取れれば問題はありませんが、自然塗装や無塗装の無垢フローリングの場合、水分が染みこんでしまうので跡が残ってしまう可能性があります。どうしても気になるという場合は表面に撥水性のあるコーティングをするなどの対応をするといいかもしれません。
ただ、無垢フローリングは、合板フローリングやクッションフロアのように剥がれたり、削れたりはしません。傷と同様、シミや汚れもなじんできます。
柱に子供の背丈を残して懐かしむように、ペットが作ったシミや傷や凹凸を、あの時のだねーなんて思い出を重ねていけることも無垢フローリングの良さだと思います。
アトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」のコンセプトは、「キズは、家族の思い出」という考え方です。少々のキズは馴染みますし、味になりますから、大らかに対応するのが一番だと思います。
▶ごろ寝フローリングは、キズは家族の思い出という考えを大切にしています
無垢材フローリングにペット用がある
人も犬や猫などのペットも若いうちは踏ん張りがききますが、年を取ってくると足腰が弱くなってきて踏ん張りがきかなくなってきます。室内のツルツル滑る床の上で踏ん張ったり転んだりするのは、心配ですし、けがをして、寝たきりなんてことになってしまったら・・・。
飼い主としてはペットといえど、家族ですから、人間だけでなく、犬、猫にも負担の少ない方法で安心して快適な暮らしができるようにしたいものです。ペットの通り道に取り外しのできるクッションフロアや竹のマットを敷き詰めるという方法もありますが、せっかくのフローリングも楽しみたい・・・。
大切な家族の、そんなお悩みのためにアトピッコハウスが開発したのが、ごろ寝フローリングのペット用シリーズ。
ペット用シリーズの最大の目的は、無垢の風合いを楽しめて、ペットが滑りにくいこと。
ペット対応の「無垢フローリング」の樹種は、全部で5種類。
▶ごろ寝フローリングの資料をご希望の方は、こちらからご請求ください
無垢材フローリングのペット用ラインナップ
●アカシア(12mm厚・90巾)
アカシアは節が多く、広葉樹なのに、杉やヒノキといった針葉樹のように柔らかく、足触りのいい木です。茶と白の濃淡によるデザイン性の高さが人気の無垢材。アジアンテイストの雰囲気作りにも一役買ってくれます。インテリアによっては、豪華な雰囲気になるのも楽しい樹種です。
●ホワイトアッシュ(12mm厚・90巾)
ホワイトアッシュは、ナラに良く似た樹種ですが、ナラ材よりも硬くて木目も綺麗です。見栄えが良く、狂いも少ないので、家具として利用されることも多い木です。
●アメリカンブラックチェリー(12mm厚・90巾)
チェリーは、年月の経過と共に、風合いが変化し、味が出てくることを実感できる素材です。製材したばかりの時は、淡い薄桃色をしていますが、年月の経過と共に、紫外線の影響で変色するのが特徴です。
最終的には、飴色のような濃い赤褐色になっていきます。徐々に味が出るという無垢材フローリング特有の特徴を、よりリアルに実感できる樹種とも言えます。北米材は手に入りづらい高級品です。
●ブラックウォルナット(12mm厚・90巾)
世界三大銘木といわれ、重厚な風合いと優れた材質の高級材のウォールナット。高級感のある「黒」が人気の木肌の美しい樹種です。
木材の中でも最高ランクに位置し、「家具材のロールスロイス」と呼ばれることもあり、高級車のウッドパネルなどにも使われる贅沢な無垢フローリングです。
アジアンウォールナットとアメリカンブラックウォルナットがあり、アジアンウォールナットは比較的安価ですが、アトピッコハウスのブラックウォールナットはアメリカンブラックチェリー同様北米材で、価格が高騰している高級品です。
●メープル(12mm厚・90巾)
すっきりとした表面はどんなお部屋に合います。ペット用シリーズのなかで一番明るい印象。はっきりとした木目や節がない樹種なので、シンプルな仕上がりをご希望の方には、おすすめ!
●ホワイトオーク(12mm厚・90巾)
硬く、木目がはっきりしていて傷がついても目立ちません。
固い樹種なので、比較的に傷が付きにくいです。
ウイスキーの樽に使われることでも有名で、しっかりとした木地は反りや暴れの少ない材料として、また高級家具の材料としても馴染の深い無垢材です。
整った木目が、均一で、端正な印象のお部屋に仕上げてくれます。
ペット用無垢材フローリングはいずれも、厚さが12mmなので、一般的な合板フローリングと同じ厚みです。
マンションのリフォームなどでも使用できます。
無垢材フローリングの選び方は?
床材の選び方の基準は色々あると思います。色や柄、質感、床暖対応か否か、撥水性・・・それぞれお答えすると、色や柄についてはアトピッコハウスでは、それぞれの樹種の特徴で選んで頂きたいと考えていますので、お好みで!
硬い樹種、やわらかい樹種、明るい色合い、ダークでシックな色合い、木目のあるなしなど、皆さん結構直感で選ばれている感じがします。
次に、床暖房については、残念ながらどれも対応していません。
そして最後に、撥水性。ペットの粗相は、毎日の生活でとても気になりますよね。しかし、自然素材のいいところは、馴染むところ。時間がたてば、シミは馴染んでいきますので、おおらかに受け止めて下さる方には、ペットにやさしく、無垢材のやさしい感触も同時に楽しめる素敵なお部屋になるはずです!
アトピッコハウスにはショールームはありませんが、小さなサンプルはご用意していますので、下記アトピッコハウスサイトより資料請求してくださいね。
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まとめ
無垢材の床の素晴らしさは、素材のやさしい質感、見た目の良さ、耐久性だと考えています。それらを損なうことなく、滑りにくさと、ある程度の撥水性を持たせたペット用シリーズは、室内でペットを飼われていらっしゃる方に、ぜひともおすすめです!
こちらでご紹介した、ペット用無垢床材フローリングは在庫限りの特価セール中となります。売り切り商品となりますので、気になったらすぐにお問い合わせくださいね。
人もペットも快適な暮らし方のお手伝いができれば嬉しいです。
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よくあるご質問
ペット用無垢材フローリングにはワックスがけは必要?
基本、ワックスがけは不要です。コーティングされているのでワックスをかける必要はありません。ただ、汚れが気になる場合にお勧めなのが、米ぬかが原料のクリーナーこめっとさん。シュッと吹きかけてふき取るだけ、二度拭き不要で簡単お手軽に汚れがきれいになります。
ペット用無垢材フローリングのコーティングはどのくらい持つの?
基本的にずっと使えます。ただ、表面をコーティングした塗装となりますので、包丁などの鋭いものを垂直に落とした場合、割れてしまう場合があります。
ペット用無垢材フローリングはペットがいなくても使える?
もちろんお使いいただけます。ペット用という名前ですが、ペット専用というわけではありません。人にとっても滑りやすい床は疲れるものです。滑りにくい床、そして汚れが付きにくい床というのはストレスのない環境づくりに役立ちます。
ペット用無垢材フローリングの塗装はニオイがある?
塗装は無臭です。無垢材フローリングなので、木材本来のニオイを感じていただけると思います。
アトピッコハウスのペット用無垢材フローリングは在庫限りの特価セール中です。この機会にぜひご検討ください。
お問い合せをお待ちしております。
※フローリングの写真は、パソコンの状況で変わって見えますこと、あらかじめご了承ください。
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オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。