新築で失敗しない壁紙・クロス選び
「新築の壁紙って、どうやって選べば良いの?」
「後悔しない、新築時の壁紙の選び方は?」
新築で壁の選定の際に渡されるぶ厚いクロスのカタログに脱力された方も多いのではないでしょうか。壁は床に比べ、割とやり直しがききやすいですが、それでもできる限り、気に入ったものを長く使いたいですよね。
失敗しない壁のクロスの選び方について考えてみたいと思います。
アトピッコハウスには、「すっぴんクロス」というオリジナルの壁紙があります。
本物の織物壁紙なので、色柄は豊富ではありませんが、丈夫であるとか、調湿性、吸音性があるといったメリットもありますので、その点もご紹介したいと思います。
目次
新築の壁紙の後悔しない選び方とは?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
一言でクロスと言っても様々な種類があります。一般的なビニールクロス、紙クロス、織物クロス、塗り壁風クロスなど。素材によってもイメージや雰囲気が変わります。
クロスを選ぶにあたって、まずはどんな部屋にしたいのかを明確にしてみるといいと思います。
ざっくりと北欧風、アメリカンビンテージ、アジアンテイストなどイメージから入ってみてもいいですし、この家具を、メインで置きたいということでもいいと思います。
新築してから5年、10年でクロスを張り替えてリフォームするからいいんだという方もいらっしゃると思いますが、実際の所は新築時に貼ったクロスを、20年、30年と、いよいよ建替えするまで、クロスを張替えないご家庭の方が多いです。
ですので、その時の流行に左右されず、家族のイメージする家、生活でクロスを選ぶことが前提となります。
家の新築、壁紙はどうやって選ぶ?
新築の壁紙 色の種類で選ぶ
基本となる色合いは白やアイボリーなどを選ぶと失敗がないです。白系であればどんな家具も合わせられます。
クロスが主張し過ぎると、家具やインテリアとの兼ね合いが難しくなりますし、イメージチェンジも困難になります。インパクトのあるデザインクロスやアクセントクロスは楽しいですが、最初は刺激的でも時間が経つと飽きてきてしまうかもしれません。
通常、壁と天井の壁紙は同じものを使うことがほとんどですが、天井に壁よりも明るい色の壁紙を貼ると部屋を広く見せ、暗い色を使用するとは奥行きを出すなど色味によって空間の見せ方が変わります。
そのため天井だけ色味を変えて明るい色にすると部屋はより広く見えますし、天井に暗い色を持ってくると落ち着いた空間になります。色の使い方でも部屋のひろさやイメージが変わります。
新築の壁紙 汚れにくさ、掃除のしやすさで選ぶ
壁紙選びで気になるのはお手入れのしやすさもあります。特に新築の場合キッチンや手を触れることの多い階段の壁紙など汚れやすい場所の壁紙選びには慎重になりますよね。汚れやすいとわかっている部分には水拭きしやすい加工をしてある壁紙、ペットや小さなお子さんがいらっしゃるご家庭には傷のつきにくい壁紙を選ぶのもいいと思います。
新築の壁紙 費用で選ぶ
色々イメージしてみても結局は予算との兼ね合いになります。あれもこれもと理想は広がりますが、費用が追い付かなければ絵に描いた餅となってしまいます。高い壁紙を選んで他が圧迫されてしまうと元も子もありません。自分の予算にあったものを選ぶことでバランスをとることができます。
新築の壁紙の部屋別選び方例 リビング
家族が長い時間過ごす部屋であり、一番面積が広い部屋であるリビングのクロスは、明るく快適な空間にしたいですよね。なるべくシンプルに、白やアイボリーなどをメインにするほうがいいでしょう。
クロスが主張し過ぎると、家具やインテリアとの兼ね合いが難しくなりますし、イメージチェンジも困難になります。インパクトのあるクロスは楽しいですが、最初は刺激的でも時間が経つと飽きてきてしまうかもしれません。
リビングのように面積のある空間に強いアクセントのクロスを貼ってしまうと圧迫感を感じてしまいます。また、後々テレビなどの家具が入ると狭苦しくガチャガチャした印象になる可能性がありますので選ぶ際に注意が必要です。
新築でリビングのクロスを選ぶ場合は白やアイボリーを選ぶといいですが、日当たりが良すぎる部屋の場合、真っ白のクロスは目が疲れてしまいます。アイボリーやピンクがかった白などのクロスを選ぶといいですね。
リビングとキッチンが同じ空間にある、リビングキッチンの場合はリビングは抑えめに、キッチンの壁やカウンターにアクセントクロスを入れることで雰囲気が変わり単調なイメージが払拭されます。
新築の壁紙の部屋別選び方例 子供部屋
子供部屋には子供向けのクロスを選んであげたい!という気持ちはありますが、子供が成長すれば子供が嫌がる可能性もあり、成長に合わせてクロスを張替えなければならないなんてことも。
新築する時のお子さんの年齢にもよりますが、薄い黄色や青などの無地のクロスを選んで、一面だけポイントとしてデザインクロスでアクセントを入れてみるのもいいかもしれません。
または壁はシンプルに無地のカラークロスを入れて比較的取り換えやすいラグやカーテンで遊んでみるのも楽しいですね。
また、学校からの書類や描いた絵などを貼るのに壁紙の一部にマグネットを付けられるようにするというのも新築ならではの選び方です。
すっぴんクロスは、本物の織物壁紙です。糸の種類と織り方でバリエーションを付けているだけなので、どの種類を選んでもシンプルでも飽きが来ません。
リビングにも、子供部屋にもオススメです。
新築の壁紙の部屋別選び方例 トイレ、洗面所
水分や歯磨き粉など汚れが付きやすい洗面所やトイレ。凹凸のない拭き掃除がしやすいものを選ぶといいですね。また、トイレのように狭い空間には思い切ったアクセントクロスやタイルクロスでポイントを入れてみるのもいいと思います。
新築の壁紙の部屋別選び方例 寝室
寝室も長く過ごす場所ですが、求めるものは安眠ですよね。シックで落ち着いた空間を演出するために、天井やベッドの背の部分に暗めの色のアクセントクロスを入れるという方も増えています。
天井に暗い色を取り入れると落ち着いた雰囲気になるため、リラックスした空間になります。
また、クロスではないですが、天井や壁に自然素材である木材を施工することで、空間の雰囲気を作るだけでなく森林浴と同様にフィトンチッドを感じられ、睡眠環境を整えることができます。
フィトンチッドは、精神、自律神経を安定させる、交感神経の興奮を抑え、不眠を解消し快適な眠りをもたらす、ストレスを減少させる、呼吸を正常に整えるなどのメリットがあります。
新築こそ、自然素材のクロスがオススメです。
すっぴんクロスは、ナチュラルで、目にも肌にも優しく、火災になっても、ビニールクロスと違って塩素ガスなどの有害物質が発生しません。
新築の壁紙の部屋別選び方例 和室
和室は様々な使い方ができるお部屋。寝室として使うのか、客間として使うのか。それによってもクロスの選び方は変わってきます。基本的には白やベージュなどの明るい色味のクロスがおすすめですが、シンプルすぎても無機質になってしまいます。
例えば天井にアクセントとして木目調のクロスを貼ってみることで和テイストが強いモダンな印象の和室に仕上がります。
すっぴんクロスは、和室にもおススメです。
本物の織物壁紙は、シックで高級感があり、客間としても寝室としても、ぴったりです。
クロス選びの注意点
サンプルよりも明るく見える
見本として渡されるクロスのカットサンプルはせいぜい10㎝角。実際にクロスを壁に貼るとサンプルで見ているよりも薄く明るく見えます。サンプルよりも少し白っぽく見えるということを念頭に置いておきましょう。
新築の壁紙は設置予定と同じライトの下で見る
壁紙の見え方は室内の光の当たり具合でも変わってきます。電気の色味や太陽光、それぞれで印象が変わってきますので、それぞれの光にあててクロスの印象を確認してみるといいでしょう。実際に設置するライトの下で見ることで雰囲気やイメージがつきやすくなります。
遠くからも見てみる
細かい柄のクロスを選んだ場合、サンプルではしっかり模様を確認できたけど、実際張ってみたらただの白いクロスに見えるということもありますので、少し大きめのクロスサンプルを用意して遠目で全体のイメージを確認してみることも大切です。
立てた状態も確認する
クロスのカタログは机に置いてみることが多いと思いますが、机で寝かしてみるのと、実際壁に貼るのでは光の当たり具合も変わりますし、色味も変わって見えます。
実際に貼る場所にあてて、立てた状態の印象も見ておきましょう。
すっぴんクロスも、実物見本帳のほか、A4サイズの大きめの実物見本をご用意しています。ご希望は、無料でご請求頂けます。
▶すっぴんクロスの実物見本は、こちらからご請求いただけます。
新築の壁紙で人気の色や柄を取り入れたおしゃれなアクセントクロスを使ってみる
アクセントクロスとは部屋のクロスの一部に違う色や柄のクロスを取り入れてお部屋のポイントにすることです。
アクセントクロスを入れることで単調になりがちな部屋をオシャレに演出することができ、また部屋の奥行きを出したり、メリハリをつけたりすることができます。
インスタなどをチェックすると個人の方の家も、カタログから抜け出してきたような、まるでショールームのようにオシャレに作られていますよね。こういった部屋を見てみるとアクセントクロスを取り入れている方が多いです。
薄いグレーや淡い緑などのアクセントクロスを壁の一面だけに使うことでおしゃれな空間を上手にデザインされています。
派手なアクセントクロスは広い面積や普段目にしやすい場所に施工すると飽きが来てしまいますが、普段隠れているクローゼットや収納、小さなニッチなどで思い切って遊んで見るのもいいと思います。
また、濃い色は部屋を狭く感じさせます。白のような膨張色は部屋を広く見せますし、黒のような収縮色を全面に使うと圧迫感を感じ、狭いように感じてしまいます。
LDKなど面積の広い部屋で、奥の壁にアクセントクロスとしてグレーなどの収縮色を使うことで奥行きが出て部屋が広く見えます。ただし、アクセントクロスを使うのは全体の2割~3割まで。4面の壁の1面程度に抑えるようにしましょう。
アクセントクロスを上手に取り入れてオシャレで広い部屋を手に入れたいですね。
新築の壁紙選びを素材で考えてみる
新築で壁紙を選ぶなら丈夫で長く使えるものであるということも大切です。新築のクロス選びを「見た目」ではなく「素材」という視点で、考えるという選択肢もあります。
一般的に家づくりに使われているクロスはビニールでできたクロス、いわゆるビニールクロスです。ビニールクロスは安価で色柄が豊富であることだけでなく、工事が簡単で、クレームにもなりづらいという業者側の利点があります。
家を建てる人は、おそらく初めての経験なので、どんなクロスを選んでいいか分かりません。「この中から選んでください」と言われ、分厚いクロスのカタログを渡され、色柄だけで、クロス選びをすることになります。
価格が安い、色柄が豊富という利点がありますが、ビニールクロスは弱いので破れやすく、自然素材特有の調湿性能がないため、家の中が結露するといったマイナス面もあります。
ノーメンテナンスで10年後に美しい。丈夫さが抜群の「すっぴんクロス」
調湿する自然素材のクロス
アトピッコハウスのすっぴんクロスは、布クロスです。布クロスは丈夫だし、調湿性もあるし、とにかく豪華です。今でも、高級住宅やホテル等では、布クロスが採用されています。
ビニールクロスより、材料費も、施工賃も高くはなりますが、ビニールクロスとの差額で考えれば、実現可能な場合も、よくあります。
壁をビニールクロスから塗り壁にするのは、職人さんから、道具から何から何まで変更となるため、金額は何倍も高くなりますが、ビニールクロスから、布クロスへの変更なら、クロスからクロスなので、差額程度で実現できます。
▶差額で考えれば「すっぴんクロス」に変更できます。詳細は、こちら
布クロスのおすすめポイント
ビニールクロスのように色柄は多くありませんが、糸を織った布を作っているので強いです。ビニールクロスは爪で引っ搔いてしまっただけで削れたりえぐれたりしてしまいますが、布クロスはちょっとやそっとでは破れません。
布クロスは高級な雰囲気を持ちつつ、手触りや肌触りが優しくどんな家具にもなじみます。
ビニールクロスの汚れの原因として静電気があります。ビニールクロスは静電気が起こりやすいのでホコリが付き黒ずみが発生しますが静電気を発生させない布クロスはホコリを寄せ付けないから普段のお掃除の必要もありません。
また、ビニールクロスはビニールなので空気を通さないため、冬場は結露が発生しやすくカビの原因となります。ですが、布クロスは通気性が良く、調湿性もあるので水分を吸収し、乾燥時には放湿してくれるので、結露などが発生しにくいというメリットがあります。
また、厚みがあるので断熱効果や遮音効果も期待でき、最近では防音室へのご採用も増えています。
まとめ
新築でのクロスの選び方についてご説明してみました。各部屋のイメージにあったものを選んで見てください。天井や壁一面などアクセントクロスを入れることで部屋に奥行きや広さを出すことができます。アクセントを上手に入れながらオシャレな部屋作りをしてもいいですし、素材からクロスを選ぶという方法もあります。色柄ではなく、良い環境を整えたいという方はぜひ、自然素材の布クロスも検討してみてくださいね。
ノーメンテナンス、丈夫さ抜群の「すっぴんクロス」
よくあるご質問
自然素材のクロスってあるの?
ほとんどがビニールでできたビニールクロスですが、塗り壁風のクロスや、自然素材の紙や布でできたクロスもあります。アトピッコハウスには布を織って作った織物クロスすっぴんクロスがあります。
自然素材のクロスのメリットって?
自然素材のクロスのメリットは、通気性があり、透湿性、調湿性能が良いため結露しにくいです。アトピッコハウスのすっぴんクロスは織物クロスなので、強く、断熱性や吸音性能も期待できます。
新築のアクセントクロスの選び方は?
面積の広い部屋で、奥の壁にアクセントクロスとしてグレーなどの収縮色を使うことで奥行きが出て部屋が広く見えます。派手なアクセントクロスを使いすぎると圧迫感を感じたり飽きがきたりするので、アクセントクロスを使うのは4面の壁の1面程度に抑えるようにしましょう。
壁紙選びの注意点って?
壁紙を選ぶ際、カタログを見て選ぶことが多いと思いますが、カタログの写真は実際に貼ったものとはイメージが違うという印象になることが多いため実物サンプルを取り寄せて壁にあてて、光の当たり具合などで雰囲気を確認してみることが大切です。
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