実験はあくまで検証データ

黄砂でアレルギー悪化
黄砂が肺に入ると花粉症や気管支ぜんそくなどのアレルギー症状が悪化するというマウス実験結果を、市瀬孝道大分県立看護科大学教授（環境毒性学）と国立環境研究所などのグループが29日までにまとめた。黄砂が呼吸器に影響を及ぼすことは指摘されていたが、黄砂とアレルギーの関連を実験で確かめたのは初という。＜東京新聞　2006年4月30日　朝刊＞

花粉の飛散量が少ないようだね、と喜んだのに、なんとなく調子がハッキリしない、という喘息ちゃんやアトピーちゃんの声が届いてます。

花粉が飛んでいると、肌に付着するからでしょうか、皮膚症状が悪化してしまうケースがあるようです。それとは別に、ホコリっぽい春だから、気圧の変化が激しいからか、色々な要因が考えられそうですが、それに最近は黄砂も加わってしまった、という感じです。

特に、西日本側は、黄砂が積もっている様子が目に見える程とか。火山灰すら見たことがないので、本当に想像するしかないのですが、アルファスタイルさんが「マスクしたほうがいいかな」と、おっしゃっていたのですが、やっぱり着用されたほうが無難であることは確実かも。

ただ、このような実験って、結局「マウス実験でしかない」という側面もあります。弱い生き物であるマウスに影響があれば、人間にだって良くないんだよ、というあくまでも予想です。

それを、どう受け止めるか。
こういう発表って、いつもマウスだから、なんとなく自然に受け入れているけれど、実は重要かな。

食品の裏側の著者阿部司氏も「法律で許可されている添加物。でもその添加物はマウスの実験で実証されているしかない。今、皆さんが人体実験を続けている。」と先日もラジオでおっしゃっていたことと同じ。

だから、昔から私たちの生活に馴染んできた物質のほうが、良くも悪くも、人体実験が終了しているのだから安心。

最先端の技術もいいけれど、ちょっと前ぐらいで充分じゃない？新聞やニュースで報道されると、なんとなく信じちゃいますが、視点を変えてみると面白い発見がありそうです。

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