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無垢フローリング

マンションで無垢フローリングを貼るための対策とは?

2024/07/31
2024/08/05

夏はサラサラ、裸足で気持ちいい。冬場もヒヤッと体温を持っていかれない。そんな床材無垢フローリング。

憧れるけど、戸建てじゃないし・・・と、マンションだからって無垢フローリングをあきらめていませんか?マンションリフォームで無垢フローリングを貼るのは無理。という都市伝説がなんとなく広まってしまっているように思います。

しかし、然るべき方法をとればマンションでも床に無垢材フローリングを貼ることが可能なのです。今回はマンションで無垢フローリングにする対策について考えてみたいと思います。

アトピッコハウスには床の防音材「わんぱく応援マット」という防音材があり、床の防音対策に最適です

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目次

フローリングの種類とは?

無垢フローリング

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
一言でフローリングと言っても種類は様々。大きくくくると無垢フローリングと複合フローリングに分けられます。

フローリングの種類 無垢フローリング

無垢フローリングは、一本の木材から切り出された天然木の板で作られるフローリングのことです。無垢フローリングは木材そのものの質感や風合いを持ち、自然な色合いや独特の木目が魅力です。

フローリングの種類 複合フローリング

複合フローリングは、複数の異なる材料を組み合わせて作られたフローリング材です。通常、表面には天然木の薄い層(化粧板)が使用され、その下に合板やMDF(中密度繊維板)などの基材が積層されています。複合フローリングの中にも以下の種類があります。

複合フローリングの種類 突板複合フローリング

突板とはロータリーという機械で天然の木を0.2㎜~0.6㎜程に削りだしたものです。それを集成材でできた基材に張り付けたものが突板合板フローリングです。表面の天然木の部分が薄いため、無垢のような見た目でも無垢の持つメリットはありません。削れてしまうと下地の修正材が見えてしまうというデメリットもあります。

複合フローリングの種類 挽板複合フローリング

挽板複合フローリングは表面に2mm~3mmほどの厚みのある天然木の板(挽板)の下に合板を積層して作られたフローリング材です。挽板の厚みが突板フローリングよりも厚いため、無垢フローリングに近い質感や耐久性を持ちながら、下地に合板を使用しているため、湿度や温度の変化による膨張・収縮が抑えられ、寸法の安定性が高いという合板の利点も併せ持っています。

複合フローリングの種類 シート複合フローリング

化粧シート(樹脂フィルムや紙などのシートに木目柄や石目柄を印刷したもの)を貼り合わせたものを集成材の上に張り付けたものです。印刷された化粧シートのため、木目調や石目のタイル調なども選ぶことができます。

無垢フローリングのメリットとは?

複合フローリングは様々種類がありますが、天然木である無垢フローリングには他の床材にはない多くのメリットがあります。

無垢フローリングのメリット①調湿性能

調湿性能とは、材料が周囲の湿度に応じて水分を吸収したり放出したりする能力のことです。無垢材は湿度が高いときには空気中の水分を吸収し、湿度が低いときには放出します。これにより、室内の湿度を一定に保ち、快適な住環境を維持することができます。

無垢フローリングのメリット②自然な美しさ

無垢材は木の自然な質感や色合いがそのまま反映されるため、非常に美しい仕上がりになります。時間が経つにつれて木材の色が変化し、風合いが増す経年変化も魅力の一つです。

無垢フローリングのメリット③耐久性

無垢材は非常に頑丈で長持ちします。一枚板なので削れても目立たず、いずれなじんで気にならなくなります。適切なメンテナンスを行えば、数十年にわたって使用することが可能です。

無垢フローリングのメリット④温かみ

木材は断熱性が高いため、冬でも冷たくなりにくく、足触りが柔らかく暖かいです。

無垢フローリングのメリット⑤修復可能

無垢フローリングは傷や凹みが生じても、無垢の表面を削って補修することで新品同様の状態に戻すことが可能です。

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は無垢フローリングとの組み合わせでLL45。マンションでの無垢フローリングを可能にします

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遮音規定って何?

 はてな

無垢フローリングに限らず、マンションなどの共同住宅で床をリフォームする場合JISで規定された遮音性能を取る必要があります。

遮音性能は主に軽量なものと重量なものに分かれています。

軽量衝撃音(LL)

軽量衝撃音とは、比較的軽い物体が床に接触したときに発生する音のことを指します。例えば、スプーンのような軽く固い物を落とす音やスリッパでパタパタ歩く音などがこれに該当します。この種類の音は高周波成分が多く、耳に鋭く響きやすい特徴があります。

重量衝撃音(LH)

重量衝撃音とは、重い物体が床に接触したときに発生する音のことを指します。例えば、子供が走り回る音、家具を移動させる音、大型家電の振動音などがこれに該当します。

LLやLHの後に数字が付き、その数字が小さければ小さいほど遮音性能が高いことを意味します。

マンションで無垢フローリングにするのに必要な等級はLL45~

LH(重量衝撃音)については、建物自体の構造やコンクリートスラブの厚みなどが大きく影響するため、LHを問われることはほとんどありません。

最近ではLL40を必須としている厳しいマンションも増えていますが、一般的なマンションではLL45を求められることが多いです。LL45は、上の階の人の生活状況、音は聞こえるが、そこまで意識されない程度の遮音効果としています。

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は無垢フローリング15mm厚との組み合わせでLL45の遮音等級を確保できます

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マンションで無垢フローリングを貼る場合の防音対策の基本

それではマンションで無垢フローリングを貼りたい場合、どのような防音対策法があるのでしょうか。

マンションでの防音対策の基本 二重床にする方法

二重床(にじゅうゆか)とは、床の構造が二重になっている建築手法のことを指します。具体的には、基礎の床(スラブ)とその上に設置される二次床の間に空間が設けられている構造です。この空間は配管や配線を通すためのスペースとして利用されるほか、床と仕上げのフローリングの間に空気層があることで、上下階の音の伝わりを軽減し、遮音性や断熱性が期待できます。

デメリットとしては床が上がる事で天井の高さが低くなり、室内空間が狭く感じられることがあります。また、費用が高くなることもデメリットの一つと言えます。

マンションでの防音対策の基本 直貼りフローリングを貼る方法

新築マンションなどで多く使われている方法が、直貼りフローリングという方法です。直貼りフローリングはフローリングの裏にスポンジのような緩衝材を張り付けて、音を吸収するというフローリングのです。

マンションで多く使われる理由としては、フローリングと緩衝材の素材が一体化しているため高さが出ない事、そのまま接着剤で張り付けていくだけなので施工が簡単で、工期が短い、それに伴い施工費が抑えられるというメリットがあるためです。

半面、緩衝材はフワフワと沈み込むような感触があり、歩行感が安定しないというデメリットもあります。

マンションでの防音対策の基本 遮音マットで対策にする方法

高さを出したくない、でも安定した歩行感を確保したい。という方にアトピッコハウスの床遮音材わんぱく応援マットをおすすめしたいです。

わんぱく応援マット

圧縮したフェルトとゴムの11㎜厚で高さが出ず、合板フローリングとの組み合わせでLL40、コルク、クッションフロア、無垢フローリングとわんぱく応援マットの組み合わせでLL45の試験結果が出ています。
何よりもフワフワせず、安定した歩行感が確保できて、管理組合に提出するための遮音試験報告書を完備しているところも人気の商品です。

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は管理組合に提出する遮音試験結果を完備しています

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無垢フローリングを貼る際マンション用として一般的に使われる床材は?

マンションで無垢フローリングを貼る際に一般的に使われる床材は直貼りフローリングです。先述した通り高さが出ない事、施工が簡単なため工期が短く、それに伴い費用も抑えられ、施工会社が勧めやすく採用されやすいためです。

直貼りフローリングに使われているフローリングはほとんどが複合フローリングです。裏が緩衝材である直貼りフローリングは釘を使わずコンクリートスラブに直接接着していくため、無垢フローリングのように温度や湿度により伸縮するものより、動きのない複合フローリングの方が安定するからです。

フローリングに無垢材を選んだらワックスがけが大変?

無垢フローリングにするとワックスがけが大変という話を耳にされたことのある方は多いのではないでしょうか。普通に考えて、毎日の生活だけでも大変なのに、こまめなワックスがけなんてしてられない!という理由で無垢を諦められる方がいらっしゃるというお話を伺ったことがあります。

実際はそこまで頻繁にワックスがけをする必要はありません。調湿性のある無垢材は生活で出る油分などを吸い込んで栄養分としてくれるからです。

もちろん1年に一度程度、ワックスがけをしてあげることで無垢材を保護し、長持ちさせることができます。でも、ワックスをかけないからと言って無垢フローリングに大きな影響はありません。

樹種によって変わるので様子を見ながらとなりますが、アトピッコハウスのフローリングはナラの無垢材を使用して8年ほど経ちますが、日々のお手入れは乾いたフローリングワイパーでホコリを拭き取る程度。

ささくれや乾燥もなく、キレイな状態です。

無理をする必要はありません。それこそ調湿性能がある無垢フローリングだからこそ、こまめなワックスは必要ないと言っても過言ではないと思います。

まとめ

マンションの床リフォームでは遮音を取ることが必須です。集合住宅であるマンションでは、様々な生活様式、家族構成の方が隣あって住んでおり、騒音の問題も起きやすいためです。

無垢フローリングでマンション用と謳われる床材はほぼ複合フローリングです。一枚板である無垢フローリングとは違い、マンション用のフローリングは集成材の上に薄い無垢のシートが張り付けてあるものです。

せっかくフローリングを貼るのであれば調湿性能などのメリットがたくさんあるほんものの無垢フローリングを選んで欲しいと思うのです。

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よくあるご質問

無垢フローリングは遮音性能がある?

無垢フローリングだけでなく一般的なフローリングには遮音性能はありません。直貼りフローリングと呼ばれる裏に緩衝材が付いたフローリングが使われることがほとんどです。直貼りフローリングは高さを出さず、コストも抑えられる反面フワフワする歩行感を嫌う方も多い床材です。アトピッコハウスのわんぱく応援マットは無垢フローリングと組み合わせてLL45の遮音性能があります。シッカリした歩行感が人気の遮音材です

マンションで無垢フローリングを貼る場合の防音対策は?

マンションで無垢フローリングを貼る際の防音対策には大きく分けて3つあります。床を二重にする方法、直貼りフローリングを使う方法、そして、床材とは別に遮音材を単体で敷き込むという方法です。遮音材単体であれば好きな床材を選ぶことができるのでリフォームの幅が広がります。アトピッコハウスのわんぱく応援マットは合板フローリングと組み合わせてLL40、無垢フローリング、コルク、クッションフロアと組み合わせてLL45を実現できます

マンションでフローリングが浮く原因とは?

フローリング材は湿度と温度の変化に敏感です。急激な湿度や温度変化が原因でフローリングが浮き上がることがあります。また、フローリング材がしっかりと固定されていない、接着剤が適切に使用されていない、下地が平坦でないなど施工時の不良も浮きの原因となります。マンションでフローリングの浮きが出てしまった場合は自分で何とかせず、施工業者に相談して下さい。

突板フローリングと挽板フローリングの違いとは?

突板フローリングも挽板フローリングも複合フローリングと呼ばれ、無垢材を集成材に張り付けたもので、突き板は、天然木材を0.2~0.6mm程度に薄くスライスし、安価な基材に貼り付けることでコストを抑え、均一な仕上がりが特徴です。同じ複合フローリングでも無垢を5mm~10mm程度の厚さにスライスした、挽き板フローリングは耐久性が高く、木材の質感をしっかりと感じられるのが特徴です。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

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