初めての防音対策!基礎知識ガイド
日々の生活の中でトラブルになりやすいのが『音』です。
特に、マンションや賃貸アパートなどの集合住宅での近隣トラブルの原因にもなりやすくしっかりとした防音対策が必要となります。
いざ防音対策をやろう!と思いインターネットで調べていると、「遮音」や「吸音」など専門用語が出てきて頭の中が「?」となった経験はありませんか?
この記事ではそんな初めて防音対策をやろう!と考えている方にこれだけは知って欲しい「音」や「対策方法」について解説します。
アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は遮音等級L 40の遮音性能を発揮するため、マンション床の騒音対策に最適です。
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目次
どうして防音対策が必要なのか?
自然素材の内装専門メーカー、アトピッコハウスの伊藤です。
ではどうして防音対策が必要なのでしょうか?数多くの人が住むマンションでは様々なトラブルが発生することがあります。
マンションなどの集合住宅に住む際は住人が快適に暮らすために様々な決まりごとやルールが存在します。
ゴミ出しの仕方や駐車場の停め方、供用廊下やベランダの使用方法などしっかりルールを守っていれば大きなトラブルに発展することは少ないでしょう。
しかし「音」に関するトラブルは近隣住人との最も多いトラブルの原因となっています。
なぜなら、「音」への感覚は人それぞれに違いがあり、自分にとっては「心地よい音」でも、他人にとっては「煩い音」と感じてしまう事もありその違いが騒音トラブルに繋がってしまうからです。
その為、近隣住人と良好な関係を築くには適切な防音対策をすることが必須となります。
どんな音がトラブルになる?
毎日の暮らしの中で様々な「音」が発生しますが、その中でも子どもが走り回る音や、椅子をひいたり物を落とした時の音、早朝や深夜の洗濯機の音、楽器演奏の音、テレビや話し声などの「生活音」はトラブルの大きな原因となります。
特に上階の部屋の床から下階の部屋の天井に響く音は騒音トラブルになりやすいです。
アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は床材との組合せで遮音等級L40の遮音性を発揮します。
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防音対策をする際のチェックポイント
では防音対策をいざやろう!と思った際に必ずチェックして頂きたいポイントをお伝えします。
まず一つ目は「どんな音を防音したいか?」です。
話声なのか?我が子の足音なのか?外からの電車の音なのか?など防ぎたい音によって、音の種類が異なるため、対策方法も異なります。
二つ目は「防音したい場所はどこか?・どこの場所へ防音したいか?」です。
家族が集うリビングから隣の部屋へ防音したい、子ども部屋から下階の部屋へ防音したいなど、「どこからどこへ」防音したいのかでも対策方法は異なります。
三つ目は「防音対策するための費用はどのくらいまでか?」です。
防音対策には大掛かりな工事が必要なものから手軽に出来る方法など様々あり、それによってかかる費用も違ってくる為、大まかな予算を決めることも大切です。
以上3つのポイントをお伝えしましたが、この3つが全てクリアできたからといって、全ての音を完全に防ぐことは難しいです。しかし、これらを明確にしておくことで最も効果的な防音対策が可能となるでしょう。
そもそも防音とは?
今まで「防音」という言葉を沢山使ってきましたが、そもそも「防音」とは一体なんなのかご存知でしょうか?
「防音」とはその名の通り「音を防ぐ」事です。しかし「防音」という言葉は「対策方法」そのものの事ではありません。
「防音」とは「遮音(しゃおん)」や「吸音(きゅうおん)」などといった性質を持つ素材を使用し、外部からの音を中へ入れないようにしたり、中の音が外部へ漏れないよう防ぐことを意味します。
そしてその各性質を持った素材のことを「遮音材」や「吸音材」と呼び、その全ての総称を「防音材」と言います。
音の種類を知ろう
先ほどの「防音対策をする際のチェックポイント」で少し出てきましたが、音には「空気伝播音」と「個体伝播音」の2種類があります。この種類によって防音対策方法や適切な防音材が異なるため、自分が防音したい音はどの種類になるのかしっかり確認をしましょう。
空気伝播音
まず「空気伝播音」とは、音の発生源から出された音が空気中を振動させ伝わって聞こえる音のことです。主なものとして、人の話し声、テレビの音、楽器の音、飛行機の音などがあります。「空気伝播音」の特徴としては、音の発生源から距離が遠くなれば遠くなる程、聞こえる音は小さくなります。
個体伝播音
一方「個体伝播音」とは、発生した音が床や壁、天井などに衝撃と振動が伝わることで聞こえる音のことを言います。主なものとして、子どもの走り回る音や、物を落とした時の音、ドアの開閉音、洗濯機の稼働している際の音などがあります。
ここで一つ注意したいのは楽器の音色は「空気伝搬音」となるのですが、ピアノやドラムなど床に設置して演奏する楽器は、打撃音が床に響く「個体伝播音」にもなるため、防音対策をする際はこのことを覚えておいてください。
アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は床材との組み合わせでL 40の遮音性能があるため、子どもの足音対策にもお使い頂けます。
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防音方法の種類
ではここからは「防音」の種類とその性能を持つ「防音材」について見ていきましょう。
遮音と遮音材とは?
「遮音(しゃおん)」とは音を通さず跳ね返す事で音の侵入を防ぐ方法を指します。そして遮音性能を持つ防音材を「遮音材」と呼びます。素材はコンクリートや鉄板、石膏ボードや鉛など重く密度が高いもので作られており、質量が大きい物質ほど音を跳ね返す力が高くなります。
吸音と吸音材とは?
「吸音(きゅうおん)」とは音の振動を熱エネルギーに変える事で音を減少させる事をさし、その性能をもつ商品を「吸音材」と呼びます。
この吸音材はウレタンスポンジやフェルト、グラスウールなど無数の穴が開いている素材で作られており、主に壁や天井に設置します。
防振と防振材とは?
「防振(ぼうしん)」とはその名の通り「振動を防ぐ」事を表し、振動源と振動を伝えたくない場所の間にゴム製のものやバネなどのクッション性や柔軟性がある素材を入れる事で、振動が伝わる事を抑制します。そしてその性能を持つものを「防振材」と言います。
制振と制振材とは?
「制振(せいしん)」とは騒音の原因となるそのものの物体に特殊な素材を貼り、発生した振動を熱エネルギーに変換して発散させ、床や壁に伝わるもの軽減させることで音や振動を抑制することを言います。
このような商品を「制振材」と言い、アスファルトなどの硬い素材とゴムなどの柔らかい素材が組み合わさって出来ています。
アトピッコハウスの遮音材「わんぱく応援マット」は床に敷き詰める床の防音対策に最適な遮音材です。
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場所・騒音別 対策方法
どんな性能の防音材があるのかが分かったので、防音する場所や、騒音別の対策方法をみていきましょう。
床の防音対策
床の騒音でトラブルが多い子どもの走り回る「ドタドタ」という音や、物を落とした時の「ガチャン」という音です。どちらも床から下階へ響く音なのですが、それぞれ対策方法が異なるのでしっかりと確認が必要です。
・子どもが走り回る音
子どもが走り回ったり、ジャンプしたときのような「ドタドタ・ドタン」という重くて鈍い音には遮音性能の高い遮音材と吸音材を組み合わせて使用することで効果を発揮します。
このような重い音は「重量床衝撃音」と呼ばれ、大きなエネルギーが発生するため、コンクリートの家なのか?木造の家なのか?など元々の家の構造が関係します。
床下のコンクリートの厚さがあればあるほど音が響きにくくなる為、しっかりとした防音対策をする際はプロによる大かがりな工事が必要となり、費用も多く掛かってしまいます。
その点、アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」はフローリングの下に敷き込む簡単な施工で済むため、費用も抑えることが出来ます。
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・スプーンなどを落とした時の音
スプーンやフォークなど比較的軽くて硬いものを落とした時の「カチャーン・ガチャン」という音は「軽量床衝撃音」といい、ジョイントマットやラグマット、ふかふかしたカーペットなどを敷くだけでも騒音を減少させてくれます。
しかし、こちらもしっかりと防音対策をするには遮音性能が高いマットを使用するのが最適です。
壁の防音対策
テレビの音や話声などを隣の部屋に聞こえにくくするには壁の防音対策が必要となります。
壁の防音対策方法として吸音パネルを壁に貼るのが有効です。壁に貼るタイプの商品だと壁を剥がしたりする事なく使用でき取り外しも可能なので、賃貸住宅にお住まいの方でも安心してお使い頂けます。
窓の防音対策
部屋の中の音を外へ漏れないようにしたい、そして外からの音を部屋の中に入れないようにするには、窓の防音対策もしていきましょう。
カーテンを防音効果のある物に変えたりするだけでも効果が期待できます。防音カーテンは遮光性や遮熱効果がある商品も多いため、太陽の眩しい光や熱も防ぐことも可能です。
更に隙間テープを窓枠に貼ることでも防音対策になります。隙間テープはホームセンターなどでも手軽に購入できるため、費用も抑えることができます。
もっとしっかり対策したい場合は、費用は掛かってしまいますが窓を二重サッシにする事で大きな防音効果があります。
ドアの防音対策
意外と音が漏れてしまうのがドアです。なぜなら、ドアの下は空気を通すための隙間が少なからず開いており、そして壁に比べて厚みも薄いからです。
そんなドアの防音対策方法としておすすめなのがドアに吸音シートを貼ることです。お部屋の印象も変えるドアですが、様々な形状や素材の吸音シートが販売されているので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことが出来ます。
騒音トラブルにならない為に出来る事
これまで場所や騒音の種類によっての対策方法をお伝えしてきたのですが、どの場所・その騒音に対しても、一人ひとりの意識が大切になります。
特にマンションなどの集合住宅では「自分の家の床は下階の天井」「自分の部屋の壁はお隣さんの壁」になります。
「話す時は声の音量に気を付ける」や「歩く時はスリッパを履く」、「深夜や早朝には楽器を演奏しない」などちょっとの意識でトラブルを回避することもできます。
まとめ
今回は初めて防音対策を考える上でのポイントや基礎知識をお伝えしました。
マンションでは様々な人々が暮らしており、「音」の感じ方も一人ひとり違います。「自分では心地よい音でも、他人にとっては不快に感じてしまうこともある」その事を忘れず、皆が快適に生活できるように適切な防音対策をしていきましょう。
アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は床材と組み合わせることで遮音性能L 40の遮音性を確保するため、マンションの床防音対策に最適です。
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よくある質問
防音対策を簡単にできる方法はありますか?
簡単にできる防音対策として、窓には防音カーテンを設置したり、ドアの隙間には隙間テープを貼ったり、床にジョイントマットを敷くことなどがあります。さらにもっと手軽にできる対策としては、防音したい壁の方に家具を置いたりする事でも効果があります。
床の遮音材「わんぱく応援マット」はフローリングの上に敷き詰めるだけでも効果を発揮するため、床の防音対策に最適です。
効果がある床の防音対策方法はなんですか?
スプーンなどを落としたときの軽い音はジョイントマットやカーペットを敷くことで防音効果がありますが、足音やジャンプとしたときなどの重い音には高い遮音性能がある防音マットを敷くことをおすすめします。
アトピッコハウスの「わんぱく応援マット」は足音などの衝撃音にも効果を発揮する床の遮音材です。
防音とはどういう意味ですか?
防音とは、室内の音が外部へ漏れたり、外部の音が室内へ入ってくるのを防ぐ事を意味します。「遮音」「吸音」「防振」「制振」などの性能を持つ素材を使用し、音を遮断したり振動を抑制したりします。
防音シートで効果はありますか?
防音シートを使用することでも防音の効果はありますが、シート状の防音材はやはり薄いためそれ以外の遮音材やパネルなどの吸音材と組み合わせることで高い効果が期待できます。
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