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無垢フローリング

無垢フローリングを置くだけで無垢材のある暮らしに

2024/06/19
2024/06/24

無垢フローリングにリフォームすると大がかりだしお金もかかります。でも、無垢材特有の香りや手触りなど無垢フローリングにはメリットがたくさんあることも知られていますよね。

もっと手軽に無垢フローリングを生活に取り入れることはできないのでしょうか。そんな時に活用できるのが置くだけのフローリングです。

今回は無垢材の良さやメリットとともに置くだけのフローリングについて解説したいと思います。

無垢フローリングって何?

無垢フローリング

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。

そもそも無垢フローリングってなんだかご存じでしょうか。無垢フローリングは木そのものをフローリング材に加工したものです。
1本の木からフローリング材として使える量は少なく、また、フローリング材として使えるようになるまで成長を待たなければいけないため希少で高価とされています。

無垢フローリングにはナラやオーク、メープルといった広葉樹の無垢フローリングと、杉、ヒノキ、パインといった針葉樹の無垢フローリングがあります。

広葉樹の無垢フローリングは固いので傷がつきにくく、針葉樹の無垢フローリングは柔らかく温かいことが特徴です。

広葉樹は硬く成長が遅いため針葉樹に比べ、金額が高くなる傾向です。

フローリングを無垢にすると価格が高くなるため、特に指定をしない場合は複合フローリングが使われます。集成材と言われる木を接着剤で固めた土台の上に無垢フローリングを0.5㎜~2mmほどにスライスしたものを張り付けるというものです。

表面はスライスした無垢フローリングなので見た目は無垢に見えますが、複合フローリングという別物です。

うちは無垢フローリングだわと思っている方、意外と複合フローリングであることが多いんですよ。

アトピッコハウスのごろ寝フローリングは手触りの良い無垢フローリングです。

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ごろ寝フローリング

フローリングに無垢をおすすめするメリットとは?

メリット

無垢フローリングは木そのものの香りや、手触りを楽しむことができます。無垢フローリングはフローリングになった後でも呼吸し、呼吸とともに室内の余分な湿気を吸い込んでくれます。

また無垢フローリングは元々生きている木ですのでたくさんの細胞で構成されています。その細胞には空気を含んでいるので冬場にはヒヤっとしないし、湿度の高い夏場でもベタベタしません

また、経年により味わい深く変化していくことも無垢フローリングの楽しみです。年月を重ねていくことで暖かな色味と優しい質感が増していきます。家族の生活とともに成長していく無垢フローリングには愛着がわく事でしょう。

無垢フローリングは一枚板なので傷がついても同じ模様です。そのため目立ちにくいというメリットもあります。

何年も使って汚れやキズが気になるようでしたら表面を薄く削れば新品同様にキレイになります。

複合フローリングは表面はスライスした無垢のシートなので見た目は無垢に見えますが、ほとんどの部分が集成材のため無垢材のように細胞がありません。そのため冬はヒヤッと、夏場ベタベタします。

また、傷がつくと集成材の部分が見えて目立ってしまいます。

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ごろ寝フローリング

無垢フローリングはワックスをしなくてはいけない?

無垢フローリングはワックスがけが必須と言われますよね。確かに無垢フローリングは1年に1度ほどオスモや蜜蝋ワックスなどを塗布してあげることはおすすめです。こういったワックスはフローリングの内部に染みこんで、内側から無垢材に栄養を与えるというワックスです。

ワックスがけ

無垢フローリングがささくれてきたり、毛羽だって来た場合にはすぐにでもワックスを塗ってあげたほうがいいです。ただ、そうでもない限り、特にワックスを何度も塗布する必要はないのです。

生活をする上でお料理や人の体から発生する油分によって自然とワックス効果が与えられるからです。

ウレタンUV塗装がされている無垢フローリングや、複合フローリングは油分が染みこむことはないためべたつきと感じてしまいますが、無垢フローリングは油分が染みこんでいくのでベタつきもありません。

気になった時に栄養分を与える感じでワックスをかけてあげる程度で良いのです。ワックスがけが面倒で無垢をあきらめるというのはもったいないと思います。

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無垢フローリングをマンションで施工するには規定をクリアする必要がある

固い無垢フローリングは音が伝わりやすいため、無垢フローリングをマンションで採用するには、防音を取る必要があります。

大抵、マンションごとに防音の規定があるのでそれをクリアする必要があるのです。遮音規定はLLで示され、そのあとに付く数字が小さい方が遮音性能が高いということになります。

マンションなどでリフォームをする際、フローリング材に無垢や複合など固い材料を採用する場合は必ず、管理組合の設定する遮音規定をクリアする必要があることは覚えておきましょう。

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畳の和室やカーペットから無垢フローリングにするにはハードルが高い

固いフローリング材は遮音を取る必要があるということはお伝えした通りですが、古い中古マンションなどではカーペットや畳が使われていることが多く、その理由としては、カーペットも畳もそのものが空気を含み防音性能が高いということが挙げられます。
特に置床や防音対策をしなくても床材そのもので防音を取っていたということですね。
そのため和室の畳やカーペットなどの柔らかい床材から複合フローリングや無垢材フローリングなどの床材へのリフォームは音の伝わり方が特に顕著になります。

マンションで防音の規定を定めているのもうなずけます。

DIYで無垢フローリングを施工することは可能なのか?

アトピッコハウスにはDIYで無垢フローリングを敷きたいという問合せが入ります。DIYで無垢材を貼ることは可能なんでしょうか。

DIY

無垢フローリングは反るとか暴れるという話を聞きますが、そこは質の良い無垢フローリングを採用すれば心配はありません。ただ、季節によってスペーサーを入れる必要があるので、事前の知識が必要です。

また、集合住宅では先ほどお伝えした通り、管理組合の遮音規定を調べ、申請までを自分でしなければなりません。万が一施工した後でクレームになっても事故対応となりますから、ハードルは高いと言えますね。

無垢フローリングなどの建築資材は重量の関係で、ヤマトや佐川といった宅急便が使えません。配送については時間指定ができない、トラックまで引取りに行く車上渡しが基準です。フローリングは長さ2m、重量20Kg弱/箱となるため、そこも簡単ではありません。

アトピッコハウスのごろ寝フローリングは施工性がいいのでDIYも可能です

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ごろ寝フローリング

置くだけのフローリングならリフォームなしでフローリングを無垢に

無垢材のメリットはたくさんありますが、工事するのはお金がかかるし、本格的な敷き込みはDIYでも難しそう。私は賃貸だから張替えなんて絶対無理!

そんな方には敷くだけ、置くだけの無垢フローリングがおすすめです。主に50㎝角程度のサイズで厚みも6mm~10mm程度で既存の床の上に置くだけで無垢床を楽しむことができます。

通常の無垢フローリングの厚さが12㎜~30㎜ということを考えると置くだけフローリングはかなり薄いため扱いやすいです。

置くだけの無垢フローリングなら、寝室だけ、リビングだけと状況に合わせて設置ができます。
タイルのように形やサイズが同じため部屋のサイズに合わせて敷き詰めていくだけです。無垢フローリングに比べ重量もないので、女性の方でも簡単に扱え、DIY作業でフローリングを置くだけで無垢床にすることができます。
物によってはサネをはめ込んでいくだけで、接着不要の物もあり、賃貸など原状復帰が必要な場合でも手軽に簡単に無垢材を楽しむことができます。

フローリングを置くだけで無垢床のメリットを楽しめる、置くだけフローリング

無垢フローリングじゃなくても置くだけフローリングを敷くだけでも無垢材のメリットを感じる事が出来ます。薄いし、扱いもしやすいけれども、合板ではない本物の無垢なので、調湿性能もありますし、木の香りも感じられます。

部屋のイメージを変えられるだけでなく、そのままゴロゴロしたくなるような優しい手触りと調湿性能も期待できます。

無垢フローリングの張替え、床暖房を生かすことは難しいが、敷くだけフローリングなら?

無垢フローリングに限らず、既存に床暖房が入っている場合、それを残して再利用することは難しいと言われています。既存の床材を剥がす際に床暖房も一緒に引きはがされてしまうので壊れてしまうことがほとんどです。

しかし、既存の床の上に無垢床を置くだけのフローリングを使えば既存床を壊すことなく無垢床にすることができます。そのため床暖房の床の上に置くだけフローリングを設置すれば床暖房の温かさをそのままに無垢床にすることができます。

床暖房を入れ替える必要もなく、床を壊すこともなく無垢床にできるので、コスト面でもかなりお得になるのではないでしょうか。

置くだけのフローリングの注意点とは?

置くだけフローリングを既存床に重ねることで、ドアなどの建具に干渉する場合があります。通常のドアは下に10㎜ほどの隙間があるので問題ないことが多いですが、クローゼットや横開きの戸などは隙間がなく、置くだけフローリングを置いてみたけど、クローゼットが開かない、段差ができてしまうなどの現象が起きてしまいます。

置くだけフローリングは大抵10㎜以下と薄いので建具に干渉することはほとんどないでしょう。事前にクローゼットの隙間の厚みに合わせる、クローゼットを開閉する場所には敷き詰めないなどの対策も検討するといいですね。

まとめ

無垢フローリングには調湿性能や香りのよさ、足触りなど様々なメリットがありますが、一からリフォームをしてフローリングを無垢材に張り替えるとなるとコストも時間もかかります。
また、賃貸などでは退去の際に原状復帰が必要なため、床の張替えは難しいです。でも、置くだけの無垢床なら面倒なく、無垢のメリットを楽しむことができます。手軽に無垢床にできる、置くだけの無垢材、検討してみてもいいかもしれませんね。

アトピッコハウスの無垢フローリング「ごろ寝フローリング」は、基本的に工事を伴う製品ですが、器用な方ならDIYも可能です

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ごろ寝フローリング

よくあるご質問

フローリングを無垢に張り替えるメリットとは?

無垢フローリングには調湿性能があります。そのため夏でもべたつきません。また、熱伝導率が低いため、冬場でもヒヤッとせず、ほんのり温かいです。木の持つ特有の香りは癒し効果もあります。経年変化によって重厚な色合いに変化していくのも無垢フローリングに張り替えるメリットの一つです。アトピッコハウスのごろ寝フローリングは経年変化が美しい無垢フローリングです

木質のフローリングは全て無垢フローリングなの?

木質のフローリングは見た目は無垢に見えますが、全てが無垢材とは限りません。無垢材は一枚板ですが、ほとんどの木質フローリングは、集成材の上に薄い無垢のスライスをはった、複合フローリングです。アトピッコハウスのごろ寝フローリングは無垢床フローリングです

無垢フローリングのヘリンボーンって何?

ヘリンボーン(herringbone)は、フローリングの張り方の一つで、魚の骨(特にニシン)のような模様になることからこの名前が付けられました。ヘリンボーン張りは、床材をV字型に互い違いに配置することで、視覚的に美しいパターンを作り出します。無垢フローリングのヘリンボーンは数量の拾い出しが複雑であること、施工手間が多いため高級材とされています。

無垢フローリングの上にラグを敷いてもいい?

無垢材は呼吸する素材であり、湿気を吸収したり放出したりします。ラグが無垢床の床全体を覆ってしまうと、通気性が悪くなり、無垢材が膨張したりカビが発生したりする可能性があります。無垢フローリングでラグが敷かれている部分と敷かれていない部分で、直射日光の影響による色の変化が異なることがあります。ラグを選ぶ際は、通気性の良い素材を選ぶ事、また定期的にラグをめくって床を乾燥させると良いでしょう。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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ごろ寝フローリング