リビングや寝室 場所を選ばず快適な生活を!防音マットの選び方と活用法
音の問題は自分だけでなく、他人の生活にも影響を与えてしまいます。お互いにストレスにならないようにできる限りの対策をすることで、音を軽減させることもできます。
防音工事は難しくても床の上に防音効果の高いカーペットを敷くだけで対策になります。また、防音マットや防音カーペットを併用することでさらに防音効果を高めることもできます。
防音マットの選び方や活用方法について考えてみたいと思います。
目次
マンションでは防音を取る事が必須
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
マンションでの防音対策が重要な理由は、マンションは複数の住戸が密集しているため、隣人や階下の住人に音が伝わりやすく、騒音トラブルが発生しやすい環境だからです。
防音を取る必要性は以下のような理由があります。
隣人への配慮
マンションでは壁や床が隣接しており、音が伝わりやすいため、隣人の生活に影響を与える可能性があります。特に、夜間や早朝に騒音を出すと、隣人の睡眠を妨げることになり、トラブルの原因となります。
快適な生活環境の確保
騒音はストレスの原因となり、生活の質を低下させる可能性があります。特に、自宅でリラックスしたい時間において、人の音だけでなく、自分の生活音が他人に迷惑をかけていないか気にすることも大きなストレスとなりますよね。
防音対策を行うことで、快適な生活環境を確保できます。
管理規約での決定事項
多くのマンションには管理規約があり、騒音トラブルを防ぐための規定が設けられています。また、地方自治体や建築基準法などの法律にも、防音性能に関する基準が定められています。これらの規制に適合するためにも、適切な防音対策が必要です。
隣人との良好な関係を築くためにも、騒音トラブルを未然に防ぐために最低限の対策は必要です。
基本的に定められた床の遮音等級がある
遮音等級はJIS規定で定められており、一般的に各マンションでJISの規定いくつ以上をクリアした床材を使用してくださいねという決まりがあります。
遮音等級はL値で示され、軽量衝撃音のLL(レベルライト)と重量衝撃音のLH(レベルヘビー)の二種類があります。
軽量衝撃音はフローリングなどの硬い床の上にスプーンやペンなどを落とした際に生じる軽く高い音を指し、重量衝撃音は足音や、イスなどの家具を引きずる音を指します。
重量衝撃音は建物の構造、例えば壁の厚みや、足元のコンクリートスラブの厚みが影響するため、主にリフォームで問われるのは軽量衝撃音となります。
LLの後に40や45の数字があり、数字が小さい方が遮音等級が高いということになります。LL45を規定としているマンションが多く、少し厳しいマンションではLL40というところもあります。
わんぱく応援マットは合板フローリングとの組み合わせでLL40、LH50を取得しています。
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防音を取るには防音工事がベスト
ストレスのない生活のためには防音に特化した工事を行うのが一番です。防音工事には大きく3種類の方法があります。
置床を作って床を上げる
床の部分に防振ゴムを付けた支脚で空洞を作るという方法です。床は下の階の天井に当たるため床と天井の間に空洞を作る事で、音の伝わりを緩和させるというものです。
直接音が伝わりにくいので防音効果が高く、置床部分のみで遮音が取れている場合もあり、その場合はマンションでは採用しにくいタイルやフローリングなども組み合わせることができます。
デメリットは床が上がる事。天井が低くなるので圧迫感を感じることがある他、床が上がる分ドアなどの建具に影響が出ることがあります。
遮音フローリングを貼る
床を上げたくない、でも遮音を取る必要があるという事で開発されたのが遮音フローリング。フローリングなどの裏にフワフワしたスポンジのような緩衝材がついていることで防音を取ることができます。
フローリングと緩衝材が一体化しているので、厚みを出さず、防音が確保できます。商品によっては遮音の証明書があるものもあり、管理組合によっては遮音フローリングであれば使用可としているところもあるようです。
デメリットはフワフワと沈み込む感触を不快と感じる方が多いという事、またフローリングの種類が限られており、選べるフローリングが少ないというところがあります。
防音マットと組み合わせる
しっかりした歩行感で、好きな床材を選びたいという方は防音マットを選ぶことをおすすめします。
わんぱく応援マットは圧縮したフェルトとゴムの二層構造。11㎜という薄さで合板フローリングと合わせてLL40、無垢フローリング、コルク、クッションフロアと組み合わせてLL45の遮音試験をクリアしています。
かっちりとした遮音材なので、歩行感にも違和感がありません。
それぞれの施工方法により、取得できる遮音等級も変わってくるので、まずはマンションの管理規定を確認し、必要L値を確認することが必要です。
賃貸でのお悩み別防音マットの選び方
リフォームができない賃貸物件で防音対策をするには市販の防音マットを使うことをおすすめします。
子供の足音
お子さんの足音は重量があり、階下に響きます。防音マットはLL40以上のものを選ぶといいでしょう。また、防音効果を高めるためには防音マットを重ねて使うこともおすすめです。
ペットの足音
ペットの足音はそこまで重量感はありませんが、爪がカチャカチャと床に当たり、それが響くことがあります。滑る床はペットの足腰に負担がかかりますので、滑りにくい防音マットを選んであげるといいでしょう。
オーディオを聞いたり楽器の音が気になる場合
ピアノなどの楽器の音は直接階下に振動として響きます。LL35以上の機能がある防音マットを選び、防振材と併用することで防音効果を高めることができます。
また、壁に吸音パネルや吸音材を設置することで、音の反射を減らし、残響を抑制します。
お手入れのし易さならジョイントマット
ジョイントマットの防音効果はLL60程度とかなり低いため、音の緩和には期待ができないですが、1枚数百円から購入できるため、汚れたら簡単に取り換えられる手ごろさが便利です。
わんぱく応援マットは厚さ11㎜。工事をしなくても防音カーペットの下地に設置すれば防音効果抜群です。
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まとめ
音の問題はご近所トラブルとなりかねません。気持ち良く暮らすためにも防音対策はしっかりしたいですね。リフォーム工事をしなくても防音カーペットや防音マットを併用することで高い防音効果を実現できます。使用目的や生活に合った防音対策を見つけてみてください。
よくあるご質問
防音効果の高い防音マットにはどんな特徴がある?
防音効果の高い防音マットの特徴は、重量と厚みにあります。重い防音マットは床に密着しやすく、音の伝達を防ぎます。また、厚みがあるほど騒音を吸収しやすくなります。一般的に、10mm以上の厚みがあるものが効果的です。わんぱく応援マットは厚み11㎜で重量があり、防音効果の高いマットです。
防音も取りたいけどオシャレにできる?
防音も取りたいけど、自分の気に入ったラグやカーペットを敷きたいという場合は、防音カーペットではなく、防音マットを敷く事をお勧めします。防音マットはそのもので防音効果があるので、その上に好きなラグを敷く事で防音を取りつつ、オシャレなラグで自分好みの部屋にできます。わんぱく応援マットを敷いてラグを敷く事で対策をされている方増えています。
タイルカーペットは防音効果がある?
100均などで販売しているタイルカーペットは安く、手軽に購入できて便利ですね。厚みや重量がないため、そこまでの防音効果は期待できませんが、1枚から購入できるので、汚れたら交換ができるためペットや、小さなお子さんがいるご家庭でおすすめです。
防音フローリングってどんなもの?
防音フローリングはフローリングの裏にスポンジのような防音緩衝材がついているフローリングです。防音材と床材が一体化していて遮音等級を取得しているのでリフォームの許可が下りやすい反面、選べる種類が少ないこと、フワフワする歩行感を不快と思う方が多いです。
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