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マンションの子供の足音問題どうしたらいい?

2024/02/05
2024/03/08

マンションやアパートなど集合住宅にお住まいのみなさま、上の階の『音』が気になったことはありませんか?

2022年の調査(Alba Link 不動産総研「アパート・マンションの騒音トラブルランキング」https://wakearipro.com/noise-trouble/)によると、じつに集合住宅に居住されたことがある方のうち8割が騒音に悩んだ経験があり、騒音トラブルの第一位は「足音」でした。

マンションに住んでいて、あるいはこれから住む予定で、子どもの足音が下の階や近隣に響かないか、お悩みの方も多いと思います。
騒音苦情やご近所トラブルを避け、安心して生活するためにも、できるかぎりの防音対策をしておきたいところですよね。

ここでは、マンションでできる子どもの足音の防音対策についてご紹介したいと思います。

活発なお子さんのいるマンション住まいのご家庭、これからマンションにお引越しを検討されているご家庭の参考になれば幸いです。

アトピッコハウスには、マンション床の防音対策商品として、「わんぱく応援マット」という床遮音材を製造販売しています。こちらは、フローリングなど床の仕上げ材と組み合わせて、防音性能を確保するという製品です。

マンションリフォームに便利な床の防音材「わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

目次

マンションで子どもの足音は苦情になりやすい

子供の足音

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。

マンションの騒音問題の第一位が、「足音」でした。特に、「子供の足音」は、大人と違って、コントロールが難しい点も、悩みの種です。では、子供の足音以外では、どんな音が騒音トラブルの原因となるのでしょうか?

なにが苦情の原因になるの?

1.足音が響く

子どもが室内で走り回ったり飛び跳ねたりすると、床をとおして下の階やお隣の部屋に足音や振動が伝わりやすく、苦情の原因となります。

2.物を落とす音

子どもが室内で遊んでいる際に物を落としたり転がしたりする音も響いてしまう可能性があります。

3.楽器の演奏

子どもが楽器を演奏する音も、周囲の住民にとって気になってしまうことがあります。
ピアノなど、床に振動が伝わる楽器の場合は、思った以上に周りに響いているかもしれません。

4.夜間に響く音

昼間にくらべて静かな夜の時間帯は、騒音を感じやすくなります。夜間は走り回らない、静かに歩く、ドアを静かに開け閉めする、などの注意が必要です。

5.共用スペースでの騒音

マンション内の共用スペースや廊下での騒音も問題となりやすいです。他の住民が通行する場所での大きな声や遊び声が問題になることがあります。

これらの音は、できるだけ静かに歩くとか、音を出す時間帯に配慮するなどの方法で多少は改善できるかもしれません。トラブルになる前に、しっかりと近隣の住民とコミュニケーションをとって関係を築いておくことも大事でしょう。
さらに、壁や床を介して音や振動が上下の階やお隣など、近接の部屋に響くことを軽減するためには、床に防音マットを敷いたり、本格的に対策したい場合は遮音性能の高い床材の設置工事なども検討されることをおすすめします。

マンションリフォームをして、本格的な「防音対策」をする場合は、管理組合の規定を守る必要があります。

アトピッコハウスの「わんぱく応援マット」は、フローリングなど床の仕上げ材と組み合わせて、防音性能を確保するという製品です。

わんぱく応援マットは管理組合に申請する試験報告書を完備しています

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

なぜマンションで子どもの足音はひびくのか

カーペット

子どもの足音に限らず、マンションやアパートに住んでいる場合は、上の階の住人の足音や、近隣の音が気になることがありますよね。

騒音トラブルの原因となる生活音には、空気を介して伝わるもの(空気音)と、床や壁の振動を介して伝わるもの(固体音)の2種類があります。

建物の構造を伝わって響く固体音のうち、室内で物を落としたり人が動くことで床が直接振動して下階に伝わる音のことを「床衝撃音」といいます。

スプーンなどの軽いものを落としたときの音を「軽量床衝撃音」といい、飛び跳ねたり重いものを落としたときに聞こえる「ドスン」という重い音を「重量床衝撃音」といいます。
「軽量床衝撃音」については、カーペットを敷いたりクッション材を設置することで音をやわらげる工夫ができるのですが、「重量床衝撃音」は、その衝撃にともなう振動が床を伝わって周囲にひびくため、なかなか防ぐことができません。
くわえて、多くのマンションに採用されているフローリングは、畳やカーペットに比べて音が響きやすい床材です。そのため、マンションなどの集合住宅では、子どもの足音が騒音苦情となりやすいのです。

騒音トラブルを避けるためには、床に伝わる衝撃音を防ぐための対策をすることが大切です。

「床衝撃音」とは?

床衝撃音とは、建物の室内で物を落としたり、人が動くことによって床が直接振動することで下の階に伝わる音のことをいいます。
床衝撃音は建物の構造や床仕上げ材の種類などによって伝わり方に差がでます。

床の遮音性能は「L値」で表し、上の階の床衝撃音が下の階でどの程度聞こえるのかが等級別に示されています。

【軽量床衝撃音(LL)】

スプーンなどを床に落としたときに「コツン」と鳴る音や、スリッパの「パタパタ」音といった、比較的軽めで高音域の音を軽量床衝撃音といいます。

軽量床衝撃音(LL)の遮音性能は床の構造や表面仕上げによって変わります。
構造は直床よりも二重床、仕上げ材はフローリングや石貼りよりもカーペットや畳のように吸音性が高いものほど軽量床衝撃音の遮音性能は高くなります。

遮音等級は「LL-45」「LL-50」という形で表し、数値が少ないほうがより防音性が高いことを示します。

【重量床衝撃音(LH)】

子どもが飛び跳ねたり、椅子を大きく動かしたときなどに、「ドスン」「ガタン」と大きく下の階に伝わる鈍くて低い音のことを重量床衝撃音といいます。

床の材質が固くて重いほど遮音性能は高くなり、マンションでは床のコンクリートスラブの厚みに比例します。
遮音等級は「LH-45」「LH-50」という形で表わします。こちらも数値が少ないほうがより防音性が高いことを示します。

床の防音材「わんぱく応援マット」は、最大LL40の遮音性能があります

LL40の遮音性能、床の防音材「わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

子供の足音って、どれくらいうるさいの? 

子どもは走り回ったり、ジャンプしたり、お友達が遊びに来てはしゃいでいるとついつい声が大きくなってしまったりするものですよね。

元気に遊んでいるのは可愛いけれど、周りに迷惑になっていないか気になってしまう…
どのくらい対策すればいいものなのかわからない…

そんなお悩みをよく目にします。

実際に子どもの足音がどのくらいうるさいかというと、階下で測定して50~67デシベルの騒音になるようです。
これは、洗濯機や掃除機の1メートル以内で聞こえるのとだいたい同レベルの音の大きさ。
(浦安市「生活騒音にご注意」https://www.city.urayasu.lg.jp/todokede/kankyo/hozen/1028484.html

環境省の定める騒音に係る環境基準では、住居地での環境基準値を昼間は55デシベル以下、夜間は45デシベル以下としていますので、できるだけ階下に響く音の大きさを45デシベル以下に軽減できるように対策するとよいと思います。

マンションで子どもの足音を響かせないためにできること

床の防音材 わんぱく応援マット

【対策1】マンションの床に防音対策をする

 床の防音対策レベル1.ジョイントマットやプレイマットで安く手軽に対策 

とりあえず急いで対策をしたい!というときにもっとも手軽で安価にできる対策は、ジョイントマットや、プレイマットを設置することです。

ジョイントマットはさまざまなサイズがあり、お部屋のサイズや家具の配置にあわせたものを入手しやすいというメリットがあります。厚みとクッション性が高いものほど音や衝撃を吸収できますので、できるだけ厚手のジョイントマットやプレイマットを選んだほうが防音効果が期待できそうです。

とくにお子さんが活発に動き回る場合には、お子さんの遊び場やよく過ごすスペースに敷くことで足音や物音を吸収し、下の階やお隣に響く音を軽減できます。

床の防音対策レベル2.防音マットや防音カーペットで部分対策

ジョイントマットでは不安という方には、防音効果のある敷物で部分対策することをおすすめします。
音が響きやすいフローリングの床にカーペットやラグ、マットなどを敷くことで音が響かないようにしましょう。

一般にカーペットはほかの床材に比べて音を吸収してくれるため、遮音等級のあるなしにかかわらず階下に響く音を抑えることができますが、遮音性能の高い防音マットや防音カーペットを選ぶことで、より防音効果を高められます。

JIS規格の「遮音等級」でどのくらい音を抑えられるかを確認できます。LLやLHの後ろに数字が付き、従来表示だと数字の小さいほうが防音効果(遮音性能)が高く、新表示だと数字が大きいほうが効果が高いということになります。

遮音性を客観的な数値で示したカーペットが欲しいなら「遮音等級」が表記されているものを選びましょう。

床の防音対策レベル3.部屋全面に防音対策、振動対策

レベル1.2.のように範囲を限定せずに全体的に対策をしたい!
そんなときはプロに依頼して床の張り替えなどの防音工事をすることも視野にいれましょう。

DIYが得意な方は、敷きこむだけの防音マットなど、DYIが可能なものを選んでご自身でやってみてもいいかもしれませんが、それなりに大変な作業となりますので、やはりプロに頼るのが安心です。

マンションの床工事 防音対策の種類

それではマンションでの床張り替え工事をする場合防音対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

マンションの床工事で防音対策1:二重床にする

床の防音対策を考えたマンションのリフォームで、まず、床の防音を取る方法として、コンクリートスラブ下地の上に防振ゴムをはかせた支持脚を置き、空洞を作るという二重床工法があります。
床下に空洞を作る事で直接音の伝わりがないため、軽量、重量床衝撃音どちらの防音性能も発揮します。二重床工法自体で遮音が取れているので仕上げの床材は好きなものを選ぶことができます。
デメリットとしては空洞を作る分高さが必要になることがあります。床が上がる分、天井が近く感じ圧迫感を感じることがあります
また、床が上がる事で既存のドアなどの建具との調整が必要になる場合もあり、コストが余分にかかる事があります。

マンションの床工事で防音対策2:防音フローリングを使用する

床を上げずに防音を取る方法として開発されたのがフローリングに遮音の緩衝材をつけた遮音フローリングがあります。遮音フローリングは遮音の緩衝材とフローリングの一体型なので厚みを出さずに、遮音性能を取得できます。
デメリットとしては緩衝材がふわふわと沈み込むため歩行感が安定しない、人によっては船酔いのような感覚になるというところがあります。また、緩衝材が一体化しているためフローリングの種類が限られるというところも挙げられます。

マンションの床工事で防音対策3:床下にマットを敷いて対策

マンションの床工事で定番となりつつあるのが、薄い防音マットを床下に敷き込むという方法です。わんぱく応援マットは11㎜の厚みでゴムと圧縮したフェルトの二層構造。カチッとした仕上がりなのでフワフワと沈み込むということもなく、また遮音材単体なので仕上げの床材の選択肢が広がります。

とにかくフワフワした感触がないため快適な歩行感が得られます。マンションでの防音対策には床下に遮音マットを敷く方法がおすすめです。

わんぱく応援マットは仕上げ材との組合せで、遮音性能が変わります。合板でL40、無垢、クッションフロア、コルクでL45の遮音性能を取得し、証明書のご用意もあります

最大L40の遮音性能「わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

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マンションで子どもの足音をトラブルにしないためにできること

ここまでのところで子どもの足音ができるだけ響かないようにするための床の防音対策についてご紹介してきました。
しかしながら、対策しても完全に生活音をなくすことはできませんし、マンションやアパートなど集合住宅の騒音トラブルを避けつつ安心して生活するためには、つぎのような配慮、対策も重要になってきます。

【対策2】子どもが家の中で飛び跳ねたり大きな足音をたてないよう注意する

家の中で走ったりジャンプしたりはもちろん、かかとからドスドス歩いていればその音も下の階に響くことがあります。
マンションで暮らすなら周囲への配慮は必須。下の階や周りの住民に迷惑をかけないよう、子どもにマナーを教えるのも大事なことです。
とはいえ子どもがずっと静かに過ごすのは難しいことですし、我慢させることにもストレスを感じるかもしれませんが、元気に遊びたいときはできるだけ外にいくなど工夫をして、
「家の中では走らない、ジャンプしない。」
「夜は静かにしたいお家が多いからうるさくしない。」
など、マンションでお互い気持ちよく暮らすための配慮について、何度でも、理解してくれるまで根気よく伝えましょう。

【対策3】下の階や隣りの住人とコミュニケーションをとる

騒音対策の難しいところは、音に対する不快感が人によってまちまちということかもしれません。
子育て世代には慣れていてさほど気ならない音も、小さい子どもがいないご家庭や、コロナ禍以降に増えたリモートワークなど在宅で仕事をしている世帯では「うるさい」と感じてストレスになることがあります。
感じ方のギャップが苦情につながっていくわけですが、騒音トラブルの対策で見逃せないのが「近隣住民との人間関係」です。
知らない人が立てている音は不快だけれども、「あの子が遊んでいる音か」と思えば物音を許容しやすくなる、というのは、意外とよくあること。

普段から積極的に挨拶をして顔見知りになる
子どもの足音が騒がしいことを申し訳なく思っていることを伝える
機会をみて、足音が迷惑にならないように対策をしていることをお話しする

など、階下や近隣の住人の方に配慮したコミュニケーションをとって友好的な関係をたもち、ご近所とのトラブルが起きないように人間関係を築くことも非常に大切です。

【対策4】苦情になってしまった場合は管理会社に相談を

子どもの足音の騒音については、なかなかすぐに解決できるものではありません。
足音を軽減する対策をとったあとも苦情がつづくようなときは、管理会社や管理人、理事会などの第三者に相談し、解決策を模索しましょう。

まとめ

この記事では、活発なお子さんのいるマンション住まいのご家庭、これからマンションにお引越しを検討されているご家庭にむけて、マンションでできる子どもの足音の防音対策についてご紹介しました。

マンションで暮らしていると、子どもが走ったりジャンプしたりする足音に悩んでいるご家庭は少なくありません。
今回紹介したようにさまざまな方法で足音を軽減することができますので、状況に合わせて、快適な生活ができるように、防音対策を行いましょう。

「わんぱく応援マット」は、最大LL40の遮音性能を発揮しますが、リフォーム工事を伴う製品です

床の遮音材「わんぱく応援マット」の詳細は、こちらをご覧ください

遮音性能L40 わんぱく応援マット
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【よくあるご質問】

防音対策にはどのくらいの厚さのマットを選べばよいですか?

足音のような衝撃音を軽減する目的で使用する場合、10㎜以上の厚みのものが推奨されますが、一概に厚さだけでは効果は測れません。客観的な指標としては遮音等級(L40やL45)が参考になるかと思います。アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は、最大L40の遮音性能があります

二重床であれば子どもの足音対策は必要ありませんか?

二重床はコンクリート製の床とフローリング等の間に空間がある二重構造になっており、直床にくらべると遮音性が高い構造ですが、飛び跳ねるなどの大きな衝撃が加わるとその振動が空気をとおして広い範囲に伝わってしまいます。活発なお子さんがいる場合は、防音マットなども併用したほうがより安心でしょう。床の遮音材「わんぱく応援マット」は、床スラブに直接施工するので、床が高くなりません

マンションに響く子供の足音はどれくらいの大きさですか?

階下に響く子供の足音の騒音レベルは50~67 db(デシベル)という測定結果があります。昼間は55デシベル,、夜間は45デシベルを超えると騒音とされています。

マンションでは足音はどこまで響きますか?

足音は直接床に伝わって、床から柱へ、柱を伝って建物全体に響きます。かかとからドスドスと歩いたり、子どもが走り回ったりジャンプしたりすると、その振動と衝撃が伝わって、マンションの上下階や両隣り、斜め上下にも響いている可能性があります。

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