ずぼらガーデナー講座【特別編】笑顔いっぱい開催できました
アトピッコハウスさんの庭は、
雑草があるけれど、
うちの庭とは何かが違う。
雑草があるのに整っている感じがする。
名古屋からのお客様が、
そんな風にアトピッコハウスの庭を
表現してくださいました。
そうなんです!
ずぼらガーデンは、
雑草を好き勝手にしているのではなく、
カットしながら整えています。
抜かないだけなんです。
でも抜かないだけで、
庭の手入れが楽になる。
手抜きができるから、
ずぼらさんでも庭が楽しめるよ~という意味が、
ネーミングには込められていますが、
手抜きできる理由が”抜かない”なのです。
アトピッコハウスがガーデニング講座をする理由
塗り壁と無垢フローリング専門
アトピッコハウス(株) 後藤裕美です。
建材メーカーであるアトピッコハウスが
ガーデニング講座を
開催するのは理由があります。
ハウスメーカーは、
お客様との距離を縮めるために
ワークショップを開催していて、
アトピッコハウスも、
そういう目的がゼロではありませんが、
ハウスメーカーのそれとは、
一緒にして欲しくないという想いががあります。
彼らとは歴史が違います。
アトピッコハウスは1996年の創業以来、
ずっとSDGsを唱えてきました。
当時はエコ、ロハス、サスイティナブルなどと
表現されていましたが、
これがSDGsという表現になっただけ。
とってつけたように
SDGsを声高に使う最近の世間に
違和感を覚えます。
その反面、
アトピッコハウスが提唱し続けてきたことを、
理解してくれている裾野が
広がっている印象もあるし、
気付いた時に、
できることを行動すれば、
間に合うよね、と私は思っています。
間に合うとは…。
私たちが地球で当たり前に暮らせること。
私たちとは、
日本だけでなく、
“ツバル”のように海水の上昇により、
海に沈む国が1つもないことを意味します。
ガーデニングから考えるSDGs
家は簡単には建替えられないし、
必要がなければリフォームもしない。
でも庭って、
草が日々成長して、
やらざるを得ない。
手が回らないことを理由に、
コンクリートにするケースも増えていて、
それがとても悲しい。
緑がある家は、
それだけで雰囲気があるし、
例え猫の額程度の庭でも、
それが10軒、100軒と増えていけば、
温暖化に一役買うと信じています。
だからガーデニング講座を続けているのです。
ずぼらガーデンは生き物に支えられて成立しています
ずぼらガーデニングに関心を持っていただくと、
害虫が心配になります。
昆虫への恐怖心のない私でも
最初は気になりましたから、
一般の方が不安になるのも当然です。
私の個人的な感覚としては、
ゲジゲジが急に増えたとか、
臭いがするとかはありませんが、
昆虫がいっぱいいるなぁ、
とずっと思っていました。
それが結果として、
肥料をあげていないのに花が咲き、
実がなるということを、
改めて知ると、
生き物に支えられていることを実感します。
ちょっとグロテスクな生き物たちこそ、
存在意義が大きい。
彼らのお蔭で、
抜いた草花が堆肥となり、
土が豊かになって、
草木が成長する。
成長した草花に、
ハナ蜂がやってきて、
受粉して、実がなる。
アトピッコハウスに、
蜘蛛がたくさんいるのも、
彼らのご飯がたくさんあるから、らしい。
けっして掃除を
していないということではありません。
彼らは毎日、
新しく巣を作り変えるらしいのです。
バグズハウス、インセクトホテル、バイオネスト
色々とレクチャーを受けていますが、
相変わらず、
生き物に詳しくはなりません。
今日は丸っこい蜂がいるなぁ、というレベルです。
知識が蓄積されれば、
もっと楽しそうな予感はしますが、
昆虫を見分けるのは、
なかなか難しく、
ざっくりと庭にいる生き物をリスペクトし、
余計なこと、
肥料を多用したり、
殺虫剤や除草剤を使うことをせず、
剪定した草木は敷地内で腐葉土にし、
選択的除草をしながら、
生き物に助けてもらいながら、
庭を整えていく。
そして時々、選択的除草をする。
こんなゆる~っとしているのが
ずぼらガーデニング。
1+1=2
であることが重要な人にとっては、
難しいかもしれませんが、
世の中、白と黒だけでは決められないことが多い。
しかもガーデニングは草花と生き物が相手。
いい塩梅の着地点をみつけながら、
整えていくのが
ずぼらガーデニング。
ゆるーく庭を整えたい方は、
アトピッコハウスにいらしてください。
入門編は、毎月開催しています。
次回は2024年3月20日(水祝)開催予定。
野草を”食する”を体験していただきます。
日程はイベントページでご紹介しています。