無垢フローリングは掃除が大変!は真実ではなかった
質感や香りが心地の良い無垢フローリング。ただ、普通の床に比べて高価だし、なんかメンテナンスが大変そう。こまめなワックスかけをしないといけないの?お掃除方法はどうしたら?乾拭きだけ?水拭きOK?などハードルが高いイメージを持たれている方が多いかもしれません。
でも、実際には無垢フローリングは特別なお手入れが不要。メンテナンスも自分で簡単にできるし、他の床に比べてお手入れも手間がないのです。
目次
無垢フローリングと合板フローリングの違いは?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
ご自分の家の床、なんだか分かりますか?
フローリングと一言で言っても無垢フローリング、合板フローリング、クッションフロア、フロアタイルなど様々な種類があります。こだわって選んでいないと意外とわかっていなかったりするのでは?
無垢フローリングは天然の木を伐り出したままの木材です。もともと生きている木だったため、無垢フローリングとなってからも呼吸をします。その際に湿気を吸ったり吐いたりしてくれるため部屋の湿度を調整してくれる調湿性能を持っています。空気を多く含むので柔らかく、夏べたつかず、冬温かいという特徴があります。
▶アトピッコハウスのごろ寝フローリングは調湿性能の良い無垢フローリングです。
合板フローリングは見た目は無垢フローリングの様ですが、フローリングの主な部分は集成材と呼ばれるベニヤなどを接着剤で固めたものです。その表面に薄くスライスした無垢材を貼って床材としているものです。
無垢フローリングの塗装の種類とお手入れ・お掃除方法
無垢フローリングの塗装の種類:無塗装
なにも塗装をしていない切り出した木そのものが無塗装です。基本的な無塗装の無垢床フローリングのお掃除方法は掃除機でホコリを吸う、ほうきで掃き掃除をし、表面の汚れを落とす、乾いたクイックルワイパーなどのドライシートで拭き取る程度です。水分が浸透しやすいため水を使ったお掃除は避けたほうがいいでしょう。
無垢フローリングの塗装の種類:自然塗装(オイル塗装)
自然由来のワックスやオイルで仕上げる塗装を自然塗装、またはオイル塗装と呼びます。無垢フローリングの内部に浸透し、栄養を与えつつ、オイルの油分により水分を弾くという塗装です。
日々のお手入れ方法は無塗装と同様にほうきで掃く、掃除機をかける、乾いたクイックルワイパーで汚れを拭き取るなどでOKです。
無垢フローリングの塗装の種類:UVウレタン塗装
ウレタンを主成分とした塗料で、無垢床フローリングの表面に硬い膜を作る塗装です。水や汚れに強く、水拭もOK。普段のお掃除は掃除機でホコリや汚れを吸い取る程度です。ウェットタイプのフローリングワイパーも使えます。
▶アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングは自然塗装、ウレタン塗装の取り扱いがあります。
床が無垢材フローリングの場合、水での掃除はNG?
無垢フローリングの床に限らず、日々のお手入れ、お掃除で床の水拭きをされている方はどのくらいいらっしゃるのでしょう。雑巾がけでなくモップを使ったとしても水拭きって結構大変な作業ですよね。
確かに調湿性能のないクッションフロアや合板フローリングは表面のベタつきやざらつき汚れが気になるため、水拭きをしたくなります。
しかし無垢フローリングの場合、湿気を吸う調湿性能があるため夏でもベタつきはありません。そのため床が無垢の場合、掃除機をかける、フローリングワイパーなどで乾拭きして無垢材の表面の汚れをキレイにするだけでお掃除完了です。
無垢フローリングにすると水拭きができないではなく、水拭きをする必要がないということなのです。お手入れとしてはずいぶんラクだと思いませんか?
どうしても無垢フローリングを水拭きしたい場合は固く絞った雑巾で拭き取り、乾拭きをしてきちんと水分をなくしてあげるといいでしょう。
無垢フローリングに隙間が!どうしたらいい?
元々生きていた木である無垢材はフローリングとなった後でも呼吸を続けます。その呼吸によって湿気を吸ったり吐いたりするのですが、湿気の多い時期には水分を含み膨らみ、逆に乾燥する冬場などには水分を吐き出して痩せます。
その際に無垢材同士の隙間が空くことがあります。無垢材の隙間は乾燥で起こるため、冬が終わり、湿気が増える梅雨の時期に入るころには水分を吸って膨らみ、なくなるためご安心ください。
無垢床フローリングの掃除、隙間のお手入れはどうする?
毎日掃除機をかけていれば隙間にホコリなどの汚れが溜まるということはそんなにないと思いますが、無垢床フローリングの隙間のゴミ汚れが気になるということでしたらつまようじなどで汚れを掻き出す掃除方法があります。硬いもので掻き出すと無垢材を痛めてしまう可能性があるので無垢材を傷つけないよう気を付けましょう。
無垢フローリングは動きますが、全ての継ぎ目ではありません。大きく隙間の空く場所は決まっていると思いますので、掃除が必要になるほどの隙間はそんなにないと思います。
▶アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングは隙間ができにくいです。
無垢フローリングのメンテナンスはどのくらいのペースでするのがいい?
無垢フローリングのメンテナンスはほぼ不要です。ただ、栄養がなくなってくると表面がささくれたり、質感が悪くなったり、光沢が失われたりするので時々はワックスがけをしてあげるとより長持ちします。
無垢フローリングのメンテナンス:無塗装の場合
無塗装の場合、入居前に一度オイルタイプのワックスがけは必須です。可能であれば半年に一度のペースで定期的にワックスがけをしてあげることで無垢材に栄養が浸透し、無垢フローリングが長持ちします。
ただ、人の足やお料理から出る脂分も少なからず無垢材の栄養分となりますのでそこまで熱を入れるほどでもありません。よく使う場所や水回りなど気になる所を部分的にワックスがけをしてあげるだけでもいいでしょう。
無垢フローリングのメンテナンス:自然塗装の場合
自然塗装の無垢フローリングのメンテナンスはやはり入居前に一度するといいでしょう。自然塗装は元々オイル塗装されているので無塗装ほどこまめにワックスがけをする必要はありませんが、年末の大掃除の時などに無垢フローリングのワックスがけと掃除を心がけるといいですね。
とはいえ、アトピッコハウスの床は1階が水回りを含め自然塗装のナラ、2階が自然塗装のウォルナットですが、実は6年間一度もワックスがけは全くしていませんが、特に気になることはありません。
無垢フローリングのメンテナンス:ウレタン塗装の場合
ウレタン塗装は表面に塗膜があるため、ワックスがけをしても表面がべたつくだけで浸透しません。そのため床がウレタン塗装の無垢の場合のお手入れ、メンテナンスは不要ということになります。無垢床ですがウレタンコーティングされているため水拭きもできるため掃除方法としてはモップを使った水拭きやウェットタイプのフローリングワイパーも使用OKです。
無垢フローリング、汚れ別お手入れ対処法
水をこぼしてしまった際の対処法
湿気は吸う無垢フローリングですが、水分は吸いきれません。濡れた場所をそのままにしておくとシミとして残ってしまいます。気づいたらすぐにふき取りましょう。無垢フローリングにワックスをかけていれば油分が弾いてそこまで浸透せずシミにもなりにくいです。
ペットが粗相してしまった際の対処法
こちらも気づいたらすぐに拭き取ることが大切です。拭き取った後にさらにアルコールで汚れを拭き取ると臭いなども抑えられます。
▶アトピッコハウスではペットのための滑りにくく汚れに強いペット塗装の無垢フローリングを扱っています。
足跡などの皮脂汚れの対処法
足跡などの皮脂汚れはそのままにしておくと黒ずみになることも。脂分の汚れには水よりもクリーナーを使った方が落ちやすいです。アトピッコハウスの米ぬかクリーナーこめっとさんは天然のクリーナなのでお子さんやペットのいるご家庭でも安心です。
米ぬかクリーナー「こめっとさん」は、使い続けることでワックス効果により表面にツヤが出てきます。木製の家具やフローリングなどに使えるお掃除クリーナーを活用してみるのもおすすめです。
物を落としてへこませてしまった際の対処法
無垢フローリング、特にパインやヒノキなどの針葉樹は柔らかく、物を落とすとへこみがついてしまいます。このような柔らかい樹種の場合、濡れタオルを当ててアイロンをあてると、多少元に戻ります。水分を吸収して膨らむ無垢材の性質を利用したものですが、大きな傷や硬い樹種の場合修復できないこともあります。
ただ、半年もたてばなじんで気にならなくなります。
黒ずみシミやささくれ、日焼けの対処法
無垢フローリングにささくれや、黒ずみ、日焼けによる色の違いが目立ってきたときの補修はサンダーで削るという方法があります。
1枚板である無垢は表面を削れば新品になるという大きなメリットがあります。削って補修した部分はオイル系のワックスを浸透させてあげましょう。
サンダーで削る補修は自分では難しいので業者さんに依頼することをおすすめします。
まとめ
いかがでしょうか。
無垢フローリングはそんなにお手入れやメンテナンスに時間をかける必要がないということをお判りいただけましたか?
昔ならマンガで見るような雑巾がけが必須だったかもしれませんが、今ではフローリングワイパーなど便利なお掃除道具も増えました。質感が良く傷や汚れも目立ちにくく調湿性能も期待できるという特徴の無垢フローリングは暮らしを豊かにしてくれます。是非お家づくりに取り入れてみてください。
アトピッコハウスの無垢フローリングは、ごろ寝フローリングと言います。ごろ寝を楽しんでもらいたいといった思いが詰まった製品です。
▶ごろ寝フローリングには、無塗装・自然塗装・ウレタン塗装が揃っています。
よくあるご質問
無垢フローリングはメンテナンス、お手入れ不要ですか?
ほぼお手入れ不要です。無塗装や自然塗装の無垢フローリングの場合半年~1年に一度ワックスがけをすることが理想ですが、頻繁にできなくても問題ないのが無垢フローリングです。かさつきやささくれが気になってきたらワックスをかけてあげてください。アトピッコハウスの無垢床ごろ寝フローリングは頻繁なお手入れ不要で美しい床材です。
無垢フローリングと合板フローリングの違いは?
無垢フローリングは天然の木を伐り出したままの木材で、部屋の湿度を調整してくれる調湿性能を持っています。空気を多く含むので柔らかく、夏べたつかず、冬温かいという特徴があります。合板フローリングは見た目は無垢フローリングの様ですが、フローリングの主な部分は集成材と呼ばれるベニヤなどを接着剤で固めたものです。その表面に薄くスライスした無垢材を貼って床材としているものです。アトピッコハウスのごろ寝フローリングは品質の良い無垢フローリングです。
無垢のフローリングの掃除方法は?
無垢床の塗装の種類によっても変わりますが、日々のお手入れは基本的には掃除機をかける、フローリングワイパーで汚れを拭き取る程度でOKです。無垢材は水に弱いので乾拭きがオススメですが、どうしても水拭きをしたい場合はしっかり水を絞った雑巾で拭き取り、乾拭きして水分を残さないようにしましょう。または木製や無垢床掃除用のクリーナーを使ってみるのもおすすめです。
無垢床の黒ずみの落とし方は?
皮脂汚れなどの黒ずみは水拭きでは落としにくいので無垢床用のクリーナーを使うといいでしょう。ひどい黒ずみ汚れはサンダーで削るという方法もあります。
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