無垢フローリングメーカーがお伝えする 無垢フローリング選びの基準
本物の木ならではの表情や質感を楽しめる無垢フローリング、
新築やリフォームの床材の候補として考えている方も多いのではないでしょうか。
無垢フローリングを調べると、国内だけでも沢山のメーカーや製品があることがわかります。
同じ木の種類でも、無垢メーカーによって、品質や価格に違いがあるのでしょうか?
無垢フローリングメーカーであるアトピッコハウスが、無垢フローリングを選ぶ基準や比較の仕方をご紹介します。
これから無垢フローリングの家づくりを検討している方に参考にして頂けたら嬉しいです。
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目次
無垢フローリングメーカーが教える無垢フローリングの良さとは?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの山田です。
床材の中でも人気があるフローリングは、天然木のみでつくられた無垢フローリングと、
板材を貼り合わせている複合フローリングに分けられます。
無垢フローリングのお勧めするポイントの一番は、
室内の湿度を調整する調湿機能がある床材であることです。
冬は乾燥し、夏は湿度が高い日本の環境。
季節にあわせて湿気を吸ったり吐いたりしてくれる無垢フローリングは、日本の住宅にピッタリな床材と言えます。
また、経年による色の変化を楽しめるところも無垢フローリングの奥深いところ。
踏み心地の良さ、肌触りの良さ、良いところをあげると数え切れません。
無垢フローリングは、注文住宅以外のマンションでは使えない。
高級だから使えない。そんなことはありません。
ここからは、具体的に無垢フローリングと無垢フローリング以外の床材の違いについて説明します。
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無垢フローリングと複合フローリングの違いとは?
天然木をスライスした板を表面に張っている複合フローリングは、
挽き板フローリングや、突き板フローリングと呼ばれます。
挽き板は、天然木を2mm程度の厚さにスライスした板を基板である合板の表面に張っている製品で、
突板は、厚み0.3mm~1mm程度にスライスしたシートを合板に張ってある製品です。
挽き板フローリングは、表面に使われている天然木に厚みがあり、見た目はほぼ無垢フローリングと変わりないため、無垢フローリングと勘違いされている方もいますが、
天然木のみで製造されている無垢フローリングとは明らかに異なる構造となっています。
複合フローリングは、無垢と比べてコストを抑えられる傾向にあるため標準的な床材として広く使われており、
施工後も温度や湿度によって変化しにくいため、床暖房対応製品など機能を付加した商品も多くあります。
無垢フローリング専門のメーカーもあれば、
現在の生活環境にあわせた機能性のあるフローリングの開発を得意としているメーカーもあります。
たくさんある床材メーカーからどのように商品を選べばいいのでしょうか?
無垢フローリングメーカーはどの会社?
国内だけでも、床材を扱っているメーカーは多数あります。
国内フローリングメーカー例
- パナソニック
- ダイケン
- 永大産業
- 朝日ウッドテック
- ノダ
- ウッドワン
- リクシル
- 東洋テックス
国内無垢フローリングメーカー
- アトピッコハウス
- プレイリーホームズ
- ナカムラコーポレーション
- マルホン
このように、沢山のメーカーがあります。
有名なメーカーもあれば、聞いたことないなというメーカーもあるでしょう。
特に無垢フローリングメーカーの名前は、普段知ることはない方が多いと思います。
無垢フローリングメーカーがお伝えするフローリングの価格基準
無垢フローリングは、とても手が出ないような高級な製品もあれば、比較的安価に手に入る製品もあります。
無垢フローリングの値段はどのように決められているのでしょうか。
予算内で手に入る無垢フローリングがあるかもしれません。参考にしてみてください。
無垢フローリングの価格は、大きく分けて「木の種類、グレード、規格」によって変わります。
1. 木の種類
希少な木材の場合は、価格が高くなります。同じ杉であっても、産地が異なれば価格が異なります。
一般的な杉の無垢フローリングの価格帯の目安(m²単価):3,000円台~7,000円くらいが多いようですが、
吉野杉、秋田杉、など有名な産地の場合は、高額になります。
成長まで時間がかかる樹種や生息産地が限られる樹種は、生産数が限られ貴重なため高額になります。
例)ブラックウォルナット、カリン、
また、施工しやすく、見た目の良さなど人気が高い樹種は高くなる傾向があります。
2. グレード
無垢フローリング材は、原材料を選定する段階で節や白太の有無、色味などによって選別を行います。
選別基準のことをグレーディングと呼びます。
グレーディングは、樹種と同様に無垢フローリング材の価格を大きく左右します。
無垢材表面の色ムラや節が少ない程良好なグレーディングの為高価になり、
反対に色ムラや節が少なくなる程安価になります。
以下に一般的なグレード分類を紹介します。
●プライムグレード:
基本的に節がない部分の木材を切り出して製造される。節や辺材、変色部分が入らないもの。おとなしい木目で落ち着いた雰囲気になります。
●ナチュラルグレード:
木目が豊かで、節が多く、色や風合いにバラつきがあるもの。自然な雰囲気があり、床全体に温かみを与えます。
●スタンダードグレード:
ナチュラルグレードとセレクトグレードの中間に位置するグレードで、節や色にムラが少しあるもの。床全体が自然な印象を与えながら、高級感もある仕上がりとなります。
●セレクトグレード:
表面が比較的きれいで、木目や色にムラが少なく、節が少ないもの。明るく清潔感がある印象を与えます。
3. 規格
無垢フローリングの規格は、以下のようなものがあります。
●ソリッド・OPCタイプ
SOLID(ソリッド)は直訳すると「かたまり」というような意味で、OPCはワンピース(One piece)の略です。
長さ・巾・厚みどこにも継ぎ目がないフローリングのことで、とても希少価値の高いフローリングと言えます。
●ユニタイプ
ユニフローリング(UNI)は、長さ方向に継ぎ目があるタイプを指し、無垢フローリングでは最も一般的な形状です。フローリング1枚の1820mmの長さを4~5枚程度で繋ぎ合わせています。ソリッド・OPCタイプに比べて価格もお求め易く、バリエーションも豊富です。
●FJLタイプ
FJLフローリングとは、長さも巾も継ぎ目のあるタイプです。巾方向の継ぎは、例えば150mm巾を均等に4枚で継ぎ合わせてあれば 「4P」といいます。細かな無垢の木片が1枚のフローリングを構成しているので1枚1枚フローリングの表情が違い、個性的な雰囲気を作り出せます。
●乱尺
無垢フローリングの長さには規格サイズ(定尺)があり、1枚の板で長さ910mm・1820mm等の規格サイズになっています。それに対して、長さが一定ではなく、不揃いの様々な長さになっているものが乱尺フローリングです。乱尺フローリングは、組み合わせることで長さが約1800mmになるようになっています。
●ヘリンボーン
ヘリンボーンとは、V字型に木目を交差させながら並べていくフローリングの張り方のことです。「ヘリンボーン」は模様が魚の骨のように見えることから、英語の「ニシン(herring)の骨(bone)」が語源となっています。昔から日本に伝わる「杉綾織り」も同じ文様です。
無垢フローリングメーカーによる違いとは?
無垢床はメーカーによって、品質に違いはあるのでしょうか?
上記で紹介した無垢フローリングメーカーさんであれば、
実績もあり、信用性もありますので、問題はないと思いますが、
安いからといって、安易にネットショップで購入すると、
どんな商品が届くかわかりません。
加工の精度が悪かったり、写真と現物が全然違えば、使える場所が限られロスが多く損をすることもあります。
また、フローリングは大きな荷姿で納品されますので、
配送方法をきちんと明記し、きちんとやり取りできる業者が安心です。
無垢フローリングは実績のあるメーカーでの購入をおすすめします。
▶アトピッコハウスの無垢フローリングは、施工精度が高いと大工さんに評判を頂いています。
無垢フローリングメーカーがおすすめする樹種
無垢フローリングメーカー アトピッコハウスがおすすめする樹種とその特徴をここから紹介します。
ナラ無垢フローリング
色合いがよく似ているため、オーク材と呼ばれることがあります。虎斑と呼ばれる独特な模様が魅力的で人気があります。中間色なので髪の毛やホコリが目立ちにくく、どんなインテリアにも合わせやすい色目です。踏み心地はしっかりとした硬さがあり、耐久性が高いです。
チーク無垢フローリング
チーク無垢フローリングは、ウォールナット、マホガニーと並んで世界三大銘木のひとつとして知られている世界中で大変人気のある木材で、比較的高額です。なめらかな質感と茶褐色の色味は、天然木ならではの深い色味やコントラストには高級感があり世界で広く評価されています。
メープル無垢フローリング
絹のような滑らかな手触りで、木目がほとんどないため、見た目が美しいです。白っぽい色なので、明るく清潔感のある部屋を演出できますし、お部屋を広く見せる効果があります。美しさだけでなく、硬めの踏み心地で強度も高いです。
サクラ無垢フローリング
無垢フローリングで指すサクラとは、一般的な桜(ソメイヨシノなど)ではなく山桜や樺(カバ)などの樹種を総称して「桜材」と呼ばれています。産地によって違いはありますが、優しい色合いが人気の樹種です。広葉樹フローリングの中でも供給が安定している樹種のため、他の広葉樹と比べ比較的リーズナブルな価格で購入することができます。
アカシア無垢フローリング
産地によって色合いや模様が若干異なりますが、主張があり魅力的でカッコいい印象になります。供給が安定しているため、比較的リーズナブルに購入ができるのも人気の理由です。
檜(ヒノキ)無垢フローリング
アトピッコハウスは、人気の尾鷲ヒノキを取り扱っています。保温性が高く、香りも良いヒノキは経年による色の変化が楽しめ、納品時の白っぽい色から飴色に変化するところも、お勧めできるポイントです。
▶アトピッコハウスの無垢フローリングの商品ラインナップはこちらからご確認ください
無垢フローリングメーカーは、建築会社おまかせでいいのか?
床を無垢フローリングにしたいと、
ハウスメーカーやリフォーム会社に打ち合わせで伝えた。
通常は、ハウスメーカーやリフォーム会社がいつも使っているフローリングや床材をお勧めしてくれます。
無垢を標準仕様にしていない建築会社の場合、無垢フローリングのマイナスポイントを伝え、複合フローリングなど別の床材をすすめてくるケースがあります。
無垢フローリングを使う家を建てたいのであれば、
初めから無垢フローリングが標準仕様のハウスメーカーやリフォーム会社を
探すのが採用できる近道です。
契約の段階で、無垢フローリングが第一条件であることを明確にし、予算を確保しておくこと。
使いたいメーカーがあるのであれば、明確に伝えておきましょう。
まとめ
ここまで、無垢フローリングの選び方を
無垢フローリングのメーカー視点で解説してきました。
床材メーカーには、使用している木材の種類や塗装の種類やデザインなど、独自のこだわりや特徴があります。
メンテナンス方法など親切に説明しているか、HPの内容が充実しているか、など
比較し検討してみるといいでしょう。
アトピッコハウスの無垢フローリング「ごろ寝フローリング」は、
部屋ごとに樹種を変えることもおすすめしています。
資料請求を頂いた方には、無垢フローリングのサンプルも差し上げています。
イメージと照らし合わせてみてくださいね。
▶アトピッコハウスの無垢フローリングについてはこちらで詳しく紹介しています。
よくあるご質問
日本のフローリングメーカーは?
大手のフローリングメーカーは、パナソニックやリクシル、ダイケンさんが有名ですが、無垢フローリングメーカーでいうと、アトピッコハウスやプレイリーホームズ、ナカムラコーポレーションさんが代表的です。
アトピッコハウスの無垢フローリングの特徴は?
アトピッコハウスの無垢フローリングの特徴は、製品加工技術の精度が高く、施工しやすいと大工さんに言われることが多いです。ペットが滑り難い塗装をしている商品にも力を入れています。
無垢フローリングの価格帯は?
木の種類やグレード、規格に左右されます。希少な木材や節が少ない見た目が良いグレードの高いフローリングは高額になる傾向があります。
フローリングの人気色ランキングは?
白っぽいものや黒っぽい種類のフローリングも人気がありますが、ナラなどの中間色が人気です。アトピッコハウスで人気がある樹種は、一位ナラ 二位メープル 三位アカシアです。
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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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