ペット用フローリング選びの全て!初心者にも分かるオススメと注意点まとめ
床の素材によっては、ペットの健康を損なってしまう恐れがあるため、
ペットを飼っている方にとって、部屋のフローリング選びは非常に重要です。
この記事では、ペット用フローリングのオススメや、選定基準、注意点などを初心者にも分かりやすく解説します。ペットも人も快適に過ごせる素材選びの参考にしてみてくださいね。
アトピッコハウスには、ペット対応フローリングのご用意があります。人にもペットにも優しいフローリングをお探しの方は、ご参考ください。
目次
ペット用フローリングを使わないといけないのか?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの山田です。
ペット用フローリングが、各メーカーから販売されていることからもわかりますが、
ペットが快適に過ごせる環境を整えることは、飼い主としての大切な責任です。
猫や犬だけでなく、飼い主側もペット用フローリングを選びたい理由を、解説します。
1. ペットの足腰を守ることができる
犬の肉球は滑り止めの役目を果たします。肉球が渇いていたり肉球周りの毛が長い状態だと、ツルツルとした床では、滑り止めがきかず、歩行が困難になることがあります。
また、犬は爪を立てて床をつかみ歩行しますが、ツルツルとしていると踏ん張りがききません。
カシャカシャと爪を立てる音が響いてしまい、ペット自身もストレスを感じる可能性があります。
滑り止めが効かない床に高い場所から飛び降りる際に、ケガをしたり、最悪な場合、
股関節や足腰の疾患を引き起こす可能性もあります。
滑りにくい床を確保することは飼い主の大切な責任と言えます。
ペット用フローリングを選ぶことで、ペットも飼い主も安心して過ごせる空間を提供できます。
2. ペットの行動から発生する傷や汚れを保護できる
猫は爪とぎをするので、家具やフローリングに傷を付けることがありますし、
犬も歩行の際に爪を立てて歩くので床に傷を付けることがあります。
また、無垢フローリングは水分が苦手ですが、ペットの水入れ付近では、
水を床の上にまき散らす可能性がありますし、排せつ物の尿によっても床がダメージを受けることがあります。
ペット用フローリングを選ぶことで、家具やフローリングを保護し、修繕費用を節約できます。
さらに、長期間美しい状態を保つことができるので、飼い主も快適に過ごすことができます。
ペット用フローリングの選定基準
ペット用フローリングを選ぶ際には、以下の基準を参考にして選びましょう。
1. 素材選び
●滑りにくい素材:ペットが歩行や走行時に滑らず、安定した足取りを維持できるような素材が望ましいです。滑りにくい素材を選ぶことで、ペットの安全性が向上します。
●水に強い素材:水や尿によるダメージを防ぐため、水に強い素材を選ぶことが重要です。また、清潔な環境を維持するためにも、水拭きが容易な素材が望ましいです。
●耐久性が高い素材:ペットの爪や歯による傷や、家具の移動による擦り傷に耐えられる素材が必要です。耐久性が高い素材を選ぶことで、長期間美しい状態を維持することができます。
●環境に優しい素材:製造や廃棄時に環境負荷が低い素材を選ぶことで、地球環境に貢献できます。また、環境に優しい素材は人体やペットにも安全であることが多いため、健康面でもメリットがあります。
●クッション性がある素材:クッション性がある素材を選ぶことで、ペットの足や関節への負担を軽減できます。また、クッション性があると、ペットの走り回る音や、家具の移動音も抑えることができます。
2. お手入れのしやすさ
●汚れがつきにくい:汚れがつきにくい素材を選ぶことで、お手入れの手間が軽減されます。また、清潔な状態を保ちやすくなり、ペットの健康面でもメリットがあります。
●洗浄が容易:洗浄が容易な素材を選ぶことで、定期的なお手入れが楽になります。また、水拭きができる素材が望ましいです。
●消臭効果がある:ペットの臭いを抑える消臭効果がある素材を選ぶことで、室内環境が快適に保たれます。また、消臭効果があると、ペットのストレスも軽減されることがあります。
ペット対応の床材・フローリングのオススメ
具体的にペット対応の床材やフローリングにはどのような商品があるのでしょうか?
ペットフローリングほかおすすめをご紹介します。
1. ビニールタイル
塩ビ樹脂で構成されているタイル状の床材です。学校やオフィスの他、家庭でも多く使われています。ビニールタイルはPタイルとか、塩ビシートなどとも呼ばれます。ビニールタイルは、耐水性があり、耐久性も高い素材です。
さまざまなデザインや色が揃っているため、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。ただし、ビニールフローリングは、クッション材が入っておらずクッション性が劣り、ツルツルしている表面はペットの関節に負担をかける可能性があります。
2. クッションフロア
クッションフロアは、クッション性が高く、走り回るペットの足音を軽減することができます。また、汚れがつきにくく、お手入れが容易であるため、飼い主にとってもストレスが少ない選択肢です。さらに、クッションフロアは、耐水性や耐久性も高く、ペットの爪による傷や水濡れにも強い素材です。ただし、クッションフロアは熱に弱いため、床暖房と併用する場合は注意が必要です。
3.タイルカーペット
衝撃を吸収するクッション性があり、ペットの足腰を守ります。デザインやカラーの種類も豊富です。比較的安価なので、摩耗した部分だけ入れ替えも簡単にできます。全体的に取替が必要な床材よりコストパフォーマンスが高いです。
毛足が長いものは、足音の響きを軽減する遮音性能というメリットがあります。半面、毛が絡まりやすく、コロコロや掃除機で吸ってもなかなかとれないため、毛足の長いものは避けることをおすすめします。
4.合板フローリング
無垢フローリングに比べると、比較的形状が安定しているため、大きく隙間が空くことがないので、隙間にペットの毛や尿汚れがたまりづらいでしょう。
通常の合板フローリングはウレタン塗装がされており、ツルツルするのでペットが踏ん張りがきかず、足腰に負担があるので、おすすめできません。ペット用フローリングの名前で販売しているペット用フローリングは滑り止め塗装をしています。
5.無垢フローリング
本物の木から作られた無垢フローリングは、樹種によって硬さや柔らかさが変わります。柔らかいものを選ぶと傷つきやすいので、塗装済みのペット用無垢フローリングを選ぶと、傷防止ができるので良いでしょう。
価格は比較的高価です。
見た目の良いペット用無垢フローリングは、飼い主さんにとって満足のいく雰囲気に仕上がると思います。
アトピッコハウスのペット用フローリングは滑り難い塗装をしていますので、犬の足腰にも安心です。
▶ペット対応の無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら
ペット用フローリングの塗装の種類
既存のフローリングを剥がして、犬用フローリングにリフォームする場合は、リフォーム会社に依頼し、適切な工事をしてもらう必要があります。
また、マンションの場合は、遮音性能を確保することが管理規約に定められているケースがほとんどです。
業者に依頼し、大規模なリフォームをすることを想定していない場合、
現状のフローリングにペット用の床ワックスを塗装することで、滑り止め効果を得ることができます。
現状のフローリングの塗装の種類によっては、塗布することができませんので確認をしてから使用をしましょう。
ペット用フローリングは、あらかじめコーティング塗装しています。
塗装の種類は、UVウレタン塗装が多いです。ウレタン塗装は撥水性もありますので、
ペットの粗相の際も、内部まで染み込まないように被害を最小限に食い止めてくれます。
ペットと暮らす生活を想定している場合は、
あらかじめ犬用フローリングも候補に入れておくと良いでしょう。
アトピッコハウスのペット用フローリングはあらかじめ滑り難い塗装をしています。
▶ペット対応の無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら
ペット用フローリングのメンテナンス方法
ペット用フローリングを選んだ後は、適切なメンテナンス方法を実践することが重要です。以下に、ペット用フローリングのお手入れ方法をまとめます。
1. 定期的な掃除
ペット用フローリングは、ペットの毛や汚れがたまりやすいため、定期的に掃除を行うことが重要です。普段は掃除機を使って毛やホコリを吸い取り、床用クリーナーを使い汚れ落としに行いましょう。水拭きする際は、乾拭きをして水分が残らないように気を付けましょう。
2. 汚れや傷の対処
ペットの汚れや傷がついた場合、早めに対処することが大切です。汚れが固まってしまう前に、水拭きや専用のクリーナーを使用して汚れを取り除きましょう。傷がついた場合は、傷が広がらないように修復用のキットや専門家の力を借りて対処しましょう。
3. 消臭対策
ペット用フローリングは、消臭効果がある素材を選ぶことで、ペットの臭いを軽減することができます。しかし、消臭効果だけでは十分でない場合は、壁材も消臭効果のあるものを選ぶと効果を得られやすいです。
4. ペットの爪の手入れ
ペットの爪が伸びると、フローリングに傷がつきやすくなります。定期的にペットの爪を切り、フローリングへのダメージを軽減しましょう。
ペット用フローリングのトラブルと対処法
ペットと暮らす上で、床材に起こりうるトラブルとその対処法を紹介します。
1. 水濡れによる床の膨張
・原因:ペットが水をこぼしたり、おしっこをしてしまった場合、フローリングが水を吸収し膨張することがあります。
・対処法:水濡れに気付いたら、すぐに乾拭きを行い、水分を取り除きましょう。また、耐水性の高いフローリングを選ぶことで、水濡れによるダメージを軽減できます。
2. 傷の発生
・原因:ペットが走ったり、爪を立てたりすることで、フローリングに傷がつくことがあります。
・対処法:ペット用のマットを敷くことで、フローリングを保護しましょう。また、定期的にペットの爪を切ることで、傷がつきにくくなります。
3. 変色
・原因:直射日光や照明が長時間照射されることで、フローリングの色が変わることがあります。
・対処法:カーテンやブラインドを使用して、直射日光を遮ったり、照明の当たる位置を調整することで、変色を防ぐことができます。また、変色しにくい素材を選ぶことも効果的です。
これらの情報を参考に、ペットと共に快適で安全な暮らしを送るための適切なペット用フローリングを選び、メンテナンスに努めてください。トラブルが起こった際には、適切な対処法を行い、フローリングを長持ちさせましょう。
ペット用フローリングの上に敷くオススメのマット
フローリングを保護するために、ペット用のフローリングマットを敷くことも一つの方法です。以下に、おすすめのマットを紹介します。
1. クッションマット
クッションマットは、ペットが歩く際の足音を軽減し、関節への負担を減らすことができます。また、裏面に滑り止めがついているマットは滑りにくいため、ペットが安心して歩くことができます。
2. 消臭・抗菌マット
消臭・抗菌マットは、ペットの臭いを抑える効果があり、室内環境を快適に保つことができます。また、抗菌効果に対応しているマットは、衛生面でも安心です。
3. クールマット
夏場には、ペット用のクールマットを敷くことで、ペットが涼しく快適に過ごすことができます。また、クールマットはフローリングを保護する役割も果たします。
ペット用フローリングの注意点
ペットのためのフローリングや床材を選ぶ際は、どんなことに注意をしたら良いでしょうか?解説します。
素材の安全性
人体やペットに悪影響を与えない素材を選ぶことが重要です。また、VOC(揮発性有機化合物)の放出量が少ないものを選ぶことで、室内環境が快適に保たれます。
色やデザインの選択
明るい色は汚れが目立ちやすいことがあるため、ペット用フローリングの色選びには注意が必要です。汚れが目立ちにくく、お手入れが容易な中間色がオススメです。また、木目調や模様が入ったデザインは、傷が目立ちにくいため、ペットと一緒に暮らす場合に適しています。
施工方法
ペット用フローリングの施工方法には、接着剤を使用するものや、クリック式で簡単に取り付けられるものがあります。接着剤を使用する場合は、低VOCのものを選ぶことが重要です。クリック式のフローリングは、簡単に取り付けや取り外しができるため、メンテナンスが容易です。
予算の配慮
予算に応じて、適切なペット用フローリングを選ぶことが大切です。高価な素材や施工方法が良いとは限らず、コストパフォーマンスを考慮した選択が重要です。必要に応じて専門家に相談し、適切なフローリングを選びましょう。
アトピッコハウスには、ペット対応の各種フローリングのご用意があります。ご参考ください。
ペット用フローリングの選び方まとめチェックリスト
最後に、ペット用フローリングの選び方を簡単なチェックリストにまとめます。これを参考に、理想のフローリングを選びを検討してみてくださいね。
1.滑りにくい素材を選ぶ
2.耐水性が高い素材を選ぶ
3.耐久性が高い素材を選ぶ
4.環境に優しい素材を選ぶ
5.クッション性がある素材を選ぶ
6.汚れがつきにくい素材を選ぶ
まとめ
ペット用フローリングは、人にもペットにも優しい素材を選ぶことが大切です。
滑りにくく、耐水性・耐久性が高い素材を選び、お手入れが容易なフローリングを選択することで、
ペットと飼い主の快適な生活が実現します。
また、予算や施工方法にも配慮し、コストパフォーマンスを考慮した選択を心掛けましょう。
今回の記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ理想的なペット用フローリングを見つけてください。
アトピッコハウスには、ペット対応の無垢フローリング「ごろ寝フローリング」のご用意があります。
よくあるご質問
犬がフローリングで滑るのはなぜ?
犬の肉球は滑り止めの役目を果たします。肉球が渇いていたり肉球周りの毛が長い状態だと、ツルツルとした床では、滑り止めがきかず、歩行が困難になることがあります。ツルツル滑るフローリングでは犬の足腰を痛めてしまう恐れがありますので、滑り止めのついたマットやシートを使って保護することが必要です。アトピッコハウスのペット用フローリングは、滑り難い塗装をしているため、ペットのいる家におすすめです。
ペット用フローリングのお手入れ方法は?
普段は掃除機やドライタイプのフローリングワイパーでのお掃除で十分です。汚れがついたら、専用クリーナーで掃除をしましょう。アトピッコハウスの床用クリーナーは「こめっとさん」は米ぬか由来でペットにも小さいお子様にも安心です。
猫が滑りにくい床材は?
猫が滑りにくい床材としては、カーペットやラグ、コルクフロアなどがおすすめです。これらの床材は、猫が歩いているときに足が滑りにくく、またクッション性があるため、猫が落ちて怪我をすることも少なくなります。また、滑りにくい床材を選ぶ際には、猫の爪が引っかかりやすいものを選ぶことも重要です。ただし、カーペットやラグは、猫の毛が絡まりやすく、清掃が大変になる場合がありますので、注意が必要です。
犬の滑り止めの方法は?
滑り止めできるマットを敷きこんだり、ペット用床材を採用することをおすすめします。アトピッコハウスのペット用フローリングは、滑り難い塗装をしているので、ペットのいる家庭にも安心な素材です。初めから塗装をしているので、上からワックスや塗装をすることは必要ありません。
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