適度に不衛生な方がいい
「適度に不衛生な方がいい」という新聞記事が目にとまりました<2006年1月30日朝日新聞 朝刊>
笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記
で有名な、東京医科歯科大学の藤田紘一郎教授かと思ったら、理科学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの谷口センター長でした。
記事によると「体質などの遺伝的要因ではここ数十年の急増を説明できない」とあります。確かに、一人っ子よりも、兄弟の多い方がアレルギー児は少なく、保育園に通っている子の方が症状が軽い、というレポートを、アレルギー学会(だったと思う)で聞いたことがあります。
藤田先生も、アジアの見た目には汚く見える子ども達のほうが、日本人の子どもより健康、とおしゃっていますし、記事では「物質文明の追求で生じた免疫機能失調症」と表現しています。なんか、自律神経失調症みたいですね。メカニズムが良く分からないと「失調症」と表現するのでしょうか。
藤田先生は、体内で回虫を飼えばいい、ぐらいに言っちゃいますが、谷口先生はもっと冷静(笑)で「今さら不衛生な時代には戻れないけれど、乳幼児期は抗生物質の使用を控えるなど、適度に不衛生な方がアレルギーにはなりにい。」とおしゃっています。
折りしもインフルエンザいの季節。
私も、私の周囲にもインフルエンザで苦しんだ経験の持ち主は少ないので、今ひとつ要望接種の必要性が理解しきれないでいます。実際、タミフルのインフルエンザに対する効能に異論を唱える声は多く、また副作用の問題も残っています。もちろん、乳幼児や老人など免疫力の下がっている人は要注意なのですが、世界に存在するタミフルの2/3を日本が買い占めたという報道がされると、本当に必要な人に届いているのか、副作用は大丈夫なのか、と心配になります。
実際、こちらが抗生物質を完成させたと思ったら、耐性菌がすぐにできる。イタチごっこではありませすが、明らかにウイルスの方が上手。自然界に逆らうばかりでなく、流れに乗ってみたら、もっと違う発見があるのかな、と思ったりします。
潔癖症の皆さん、藤田先生の本、読んでみると面白いですよ。
あ、虫嫌いの人にはオススメできません。スタッフの<ち>みたいに、ゴカイを口に入れちゃうぐらいの人なら読破できます!!
風邪を引かないように、今年の冬も乗り越えましょう!
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