へりの巾を細くして洋間に合わせてみる
住宅雑誌の影響か、住まいの洋風化によるものか、へり無し畳が人気ですが、予算的に厳しい方も多い。(その理由はこちら)
畳の部屋は欲しいけど、洋間続きで違和感のなようにしたい。
そんな方に「へりの巾を少し細くする」という手法をご提案します。若干細くするだけなのですが、へりの存在が小さくなります。特に画像のへりは、純綿のサフラワーというオレンジ系の色ですので、さらにへりの印象が薄くなりませんか?もう1色、カモミール、という黄色系のヘリもいいですね。畳表は、だんだん黄色というか飴色になっていくので、ピッタリです。
ちょっと可愛い、この2色のヘリは子ども部屋などに主に利用されていますが、そうだ、こんな使い方があった、あった、と思い出しました。
綿ベリ貴重品で、畳屋さんにも懐かしがられます。化繊と比較して欠点はその強度。
畳のヘリは踏まないように歩くことは日本人としてのお作法ですが、元々あまり丈夫でないへりを守るという日本人の知恵、昔はヘリによって身分を分けていたことへの畏敬の念の名残、はたまた刺客は畳の間から日本刀を突き刺し‥、など様々な理由によって「へりは踏まないように歩く」と教えられてきました。が、しかし畳の下から日本刀が出てくるかも!?という緊張感はもちろんありませんが、丈夫さが取り柄の化繊ヘリで育ってしまった私たちは、私たち祖先が残してくれた、大切な何かも忘れ去ってしまっているのかもしれませんね。
私は、元々金キラしたものが苦手なので、賃貸などで利用されている刺繍ヘリは好みませんが、柄入りが当たり前の方には、物足りない、と感じられることもあるようです。でもへり一つとっても、こんな意味があるんだと思っていただければ嬉しいです。
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