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漆喰美人

漆喰でリフォームする費用・相場、塗る場所別注意点

2021/09/08
2023/04/13

新築やリフォームで漆喰壁を検討される方が増えています。漆喰壁は見た目だけではなく、自然素材由来であることからの安全性や調湿性能から見ても、魅力的な内装材と言えます。ただ、ビニールクロスなど壁紙の施工費用と比較すると、どうしても、価格が高くなります。

では、漆喰でリフォームした場合の相場価格とは、どの位でしょうか? また、価格が高いといっても、手が届かないほどの価格なのでしょうか? ここでは、漆喰の価格、リフォームする費用、相場、塗る場所による注意事項等をご紹介したいと思います。

アトピッコハウスには「漆喰美人」という漆喰調に仕上がるオリジナルの塗り壁があります。漆喰美人は、一般的な漆喰の2倍調湿し、硬く固まってボロボロしない素材です

漆喰の2倍調湿する「漆喰美人」の詳細は、こちら

花の塗り壁 漆喰美人

漆喰リフォームの費用を解説

漆喰美人

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウス後藤です。

壁天井のリノベーションを漆喰で計画している場合、
施工までは、以下のような流れをたどります。

1.商品の情報収集、資料請求
2.商品決定
3.業者へ見積もり依頼
4.業者と契約
5.商品を注文
6.施工

まずは、使いたい漆喰を選ばないといけないわけですが、
漆喰と一口に言っても、本漆喰・漆喰風・漆喰調といった商品があり、
メーカーによって材料も機能も価格も施工費用も違います。

加盟店しか購入できないという商品もあれば、業者に頼まず、直接施主が購入しDIY出来る商品もあります。

本漆喰と呼ばれる昔ながらの漆喰は、消石灰が原料で、材料の価格・費用そのものは高くありませんが、施工に手間暇がかかり、その結果、材料と工事費の合計額は、ビニールクロスなど壁紙の施工費用と比較すると、3倍から、6倍の費用が相場です。

ビニールクロスが安すぎるので、ビニールクロスと比較すると、実際の価格差が見えてきませんが、確実に3倍以上の費用がかかります。

漆喰の製品価格

漆喰の製品価格の相場は、1㎡あたり1000円~2000円位です。

本漆喰と呼ばれる昔ながらの漆喰壁は、消石灰に「のり」とか「スサ」といった自然素材を加えた塗り壁材です。漆喰そのものは、高いものではありません。漆喰の製造会社が「既調合」した製品であれば、現場で水だけ加えて練ればよいので、製品価格は多少高くなります。

しかし、石灰に「のり」と「スサ」を加えて現場で材料を練るタイプのものであれば、漆喰そのものの価格は高くありません。1㎡あたり500円程度で購入できる漆喰もあります。

アトピッコハウスの漆喰調塗り壁材「漆喰美人」の詳細は、こちら

花の塗り壁 漆喰美人

漆喰の施工費用相場

プロに漆喰を塗ってもらう場合、施工面積によって変わりますが、
1㎡あたり、3,000円から4,000円といった費用が相場になります。

ただし、塗り直す面積が大きい場合や劣化が激しい場合は、それ以上の費用がかかることもあります。
具体的な費用については、業者に見積もりを依頼しましょう。

6畳の部屋であればリフォーム費用の総額(材料費+施工費)は、12~20万円が相場です。

漆喰塗りが割高になる理由

漆喰の素材そのものは安いと前述しました。
しかし、昔ながらの漆喰壁は、下塗り、中塗り、仕上げ塗りといった3つの重ね塗り工程があり、
手間暇がかかるので、結果、トータル費用は高くなります。
また、昔の漆喰壁と違い、現在は、下地が石膏ボードなので、下塗り、仕上げ塗りといった2つの工程で漆喰壁が完了するという製品が主流になっている点がポイントです。

重ね塗りする手間暇分の費用が、そのまま価格に反映されますから、漆喰リフォームは高くなるのです。漆喰でリフォームする目的次第では、漆喰風とか漆喰調の塗り壁の方が、希望に叶う可能姓があります。漆喰は塗料と違い、調湿性があり、部屋の空気をキレイにしてくれます。

アトピッコハウスの「漆喰美人」も下塗りを必要とします。DIYも出来ますが、プロ施工を推奨しています

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漆喰リフォームのメリット・デメリット

ここからは、漆喰でリフォームをする場合のメリットとデメリットについて解説します。

メリットデメリット

漆喰リフォームのメリット

・見た目の良さ、高級感のある仕上がり
・消臭効果
・調湿性能
・耐久性

漆喰の内装の最大のメリットは、見た目と機能性だと思います。
漆喰は、クロスなどの仕上がりと違って、高級感があります。

カビの発生を抑える効果がある
といったことを情報発信している会社や業者さんも沢山いらっしゃいますが、
消石灰が原料の本漆喰の特徴としては、強アルカリで、カビやウイルスを死滅させる効果があります。
しかし本漆喰の強アルカリという特徴は、5年程度が限界で、その後、中性化します。ずっと「機能」が続くといったメリットを打ち出すことは、少し無理があります。

内装を漆喰でリフォームするメリットは、「見た目」の仕上がり・質感、「調湿性能」「消臭効果」といった機能性に期待する程度に留めておいたほうが良いように思います。

漆喰リフォームのデメリット

・価格が高い
・水拭きができない

漆喰は塗り壁ですから、汚れても水拭きはできません。汚れの種類によって落とし方が違いますが、ある程度の汚れは落とせます。消しゴムで落とせる汚れもあれば、ハイター等で落とせる汚れもあります。また、サンドペーパーで削って落とせる汚れもあります。

しかし、あまり強引な汚れ落としをすると、汚れは落ちても、跡が残るので注意が必要です。

漆喰の特徴は、見た目と機能性だと紹介しましたが、デメリットとしては、壁紙を使用するよりも、割高になります。

アトピッコハウスの「漆喰美人」は、調湿性能、消臭性能に優れたプロ用の塗り壁ですが、DIYも出来ます

漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、DIY施工も可能です

花の塗り壁 漆喰美人

漆喰と珪藻土の違い

漆喰と同じく人気の塗り壁に珪藻土がありますが、漆喰と珪藻土では、まったく別物の製品です。漆喰は石灰(せっかい)を原料としており、珪藻土は珪藻(けいそう)を原料としています。

珪藻土とは?

珪藻土は、珪藻という植物性プランクトンが、海底とか湖底に堆積したものが化石となり、隆起したものです。珪藻土には、目に見えない小さな穴が沢山空いていることによって、ろ過材として使われたり、調湿材として使われます。
また、珪藻土は、漆喰よりも高い調湿性能が注目されており、調湿効果を期待して内装に使われる事例が多い素材です。

漆喰と珪藻土リフォームの違い

漆喰と珪藻土では、機能や特徴にも違いがあって、漆喰壁は、ツルっとした仕上がりになりますが、珪藻土は、ツブツブした仕上がりになり質感が違います。調湿性があって、湿気を吸収し、空気をきれいにし、カビなどの予防になるという点では、漆喰壁も珪藻土も機能、特徴に問題はありませんが、調湿効果を比較すると、珪藻土に軍配が上がります。

カビ対策は、珪藻土のほうが優れているといっても、品質の悪い珪藻土だと、珪藻土そのものにカビが生える可能性があるので、カビ対策を考えて珪藻土を採用されるのであれば、採用される製品の調湿性能を確認しておくべきです。ホームページの情報だけでなく、詳しい人に紹介してもらうと良いかも知れません。

費用の相場を比較すると、漆喰壁よりも珪藻土のほうが少ない予算で工事できます。費用が違う理由は、施工方法が違う点です。

珪藻土の塗り壁は、漆喰壁のように下塗りを必要としないケースがあるからです。もちろん購入される会社によっては、珪藻土であっても下塗りを必要とする場合がありますので、製品情報を取り寄せ、費用、施工方法等を比較検討されると良いと思います。

アトピッコハウスの「漆喰美人」は、一般的な漆喰の2倍以上の調湿性能があるので、防カビ対策としても、有効だと思います。

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漆喰リフォームにおすすめの部屋

予算的に全ての部屋を漆喰にすることができない場合、優先して塗るといいのは、どの部屋でしょうか?
DIYで施工できるかも、解説していきたいと思います。

リビングルーム、寝室

リビングルーム

家族が過ごす時間の長いリビングや、キレイな空気の中快適な睡眠をとりたい寝室には漆喰へのリフォームはおすすめです。リビング、寝室どちらも漆喰壁にされるのがおすすめですが、予算的にどちらか、となった場合は、ご家族の生活のあり方で選んで見たらいいと思います。

睡眠を重視したいなら寝室ですし、長く過ごすリビングを一番に考えるというのも、それぞれの家族の安心の感じ方です。

そしてせっかく施工するなら、来客の目に触れるリビングは、プロの左官屋さんに塗ってもらいたい所です。漆喰壁の持つ美しさ、上品さを表現できるのはプロの仕事です。

寝室は、家族だけの空間ですし、1つ1つの壁が、そこそこ広さもあるので、壁を漆喰にDIYしたい場合は、オススメの場所です。もし仮に失敗しても、家族だけであれば、ご愛敬といったところで、かえって盛り上がって良いと思います。目安は、お客様の目に触れても問題ないかどうかという点です。

キッチン

キッチン

漆喰壁は耐火性がありますので、キッチン内装の漆喰リフォームにも問題なく利用できます。漆喰は白い壁ですが、不思議と油煙などにも影響を受けず、いつまでも美しい状態を保てます。

もし来客の目に触れてよいという場合は、自分で漆喰リフォームしてもよいかも知りません。問題は、床とか壁、建具の養生といった対応です。もし、美しく仕上げたいという場合は、間違いなく、プロに対応してもらった方が良いと思います。

和室

和室

昔ながらの漆喰壁は和室にピッタリです。
最近は色付きの商品も増えているので、和室の雰囲気に合わせて深い緑やグレーなどを選んで見ても楽しいと思います。

トイレと違って、壁も広いので、工事はしやすいです。和室といっても、最近の住宅は、壁も天井もビニールクロスというケースが多いと思いますが、昔ながらの砂壁や土壁の場合は、施工のプロセスが増え知識も必要なため、プロによる施工が望ましいです。DIYでの施工は難しいとお考え下さい。

和室を珪藻土や漆喰にリフォームするポイントをご紹介した記事はこちらでご説明しています。

和室の漆喰を塗り替える準備・費用・手順については、こちらをご参照ください。

漆喰リフォームDIYの難易度と費用

塗り壁の補修

漆喰リフォームも、それなりの仕上りでよければ、DIYも可能です。ただ、美しく仕上げたいと思う場合は、工事業者に依頼した方がよいです。もし、漆喰リフォームをDIYする場合は、「来客の目に触れない」「大きな壁」からスタートされるのが良いと思います。

よく、トイレから始めたいという人がいますが、トイレの施工は難易度が高く簡単ではないので、お勧めできません。また、玄関やリビングなど、見た目を気にする箇所もDIYはオススメできません。

DIYで施工するか、業者に依頼するか?

漆喰リフォームには、下地用漆喰、仕上げ用漆喰といった製品代の料金のほか、工事費がかかります。プロに工事を依頼した場合、高い技術と経験が期待できる代わりに、高額な料金を請求されると心配されると思います。

DIYの場合、自分で工事しますから、高額な料金がかかりませんが、
漆喰リフォームのDIYは、道具や消耗品の購入、準備から養生その他の施工準備、施工後の片付けまで含まれます。プロに工事を依頼すれば、道具を揃える必要がありませんが、消耗品その他は、DIYもプロの施工業者に依頼するのも同じです。

漆喰リフォームをDIYで行う場合の費用

DIYで必要な費用は、「商品代+道具代」です。
漆喰6畳の費用は、3~8万円位になります。

道具、消耗品の費用も必要経費として見積もりに

上記しましたが、漆喰リフォームをDIYで施工する場合は、職人さんがやる作業を全部自分でやらないとなりません。また、プロが使う道具と同じものを用意し、施工場所の養生とか、片付け、ゴミの処分といった作業も必要となります。

プロの工事業者に工事を依頼した場合は、それらの費用は、全部、料金として請求されますが、漆喰リフォームをDIYする場合は、全部自分で揃えなくてはなりません。

プロの工事業者に依頼する場合と、DIY施工を比較して、必要ないものは、「施工に必要な道具」の準備だけです。

現場を養生する消耗品は、プロが工事する場合も、DIY施工する場合でも必要となる経費です。

漆喰リフォームDIY難易度が高い部屋、場所

漆喰の施工写真

漆喰リフォームを思い立ったとき、トイレとか玄関に塗りたいと考える方がいます。
それがお勧めだと紹介している場合もあります。

室内の部屋の内装や、外装、屋根等、施工する場所に応じて、対処方法、注意点関連事項また、DIY施工が可能なのかをご紹介したいと思います。

トイレや玄関のDIYは難易度が高い?

トイレは、畳1畳程度の広さしかありません。面積が狭いから、DIYは簡単な気がしたり、消臭効果を期待して、まず手始めとしてトイレから始めたいと考える方が多いのは事実です。しかし、室内が快適になるとか消臭効果が期待できるといっても、ほんの少量漆喰を塗っただけでは、それほど効果は発揮しません。

トイレ

また、トイレは狭いので、作業性が悪いのと、角が4箇所あるので、慣れないと、角の処理に困るのです。
入隅(いりずみ)と呼ばれる凹んだ角は、専用のコテが必要になります。

また、玄関の内装に漆喰を塗りたいというご希望も、良く聞かれるニーズの1つです。しかし、慣れていない段階で玄関の漆喰リフォームを実施すると、美しく仕上げることが出来ず、後悔される事例となります。

実際は、トイレの内装は、工事の難易度が高く初めてDIYをされる方にはお勧めできません。

天井

天井

天井に漆喰を塗るのはプロでも大変な作業です。脚立などに乗り、上を向いたまま少しずつ移動しながらキレイに塗りつけていきます。重力もありますし、水分を含んだ材料をコテに乗せ、塗りつけていくには経験が必要です。

もちろん天井部分も漆喰にした方がより快適な空間になりますので、難しそうだと不安に思うのであればプロの左官屋さんにきれいに仕上げてもらいましょう。

屋根

屋根

これから新築するというときに屋根や瓦に漆喰を使うという方は少ないと思います。古民家の場合でも今時では珍しく、貴重です。そうした建物は、大切にメンテナンスし、良さを後世に長く残したいものです。

漆喰は、耐水性がありますから、屋根瓦の接着剤としても使われています。ただ、屋根の漆喰リフォームは、高所作業であることを考えると、工事業者さんに施工を依頼することを強くお勧めします。難しいし、危険です。

きちんとした技術がないと、雨漏りや瓦が飛んでしまったりということにもなりかねません。

職人さんに支払う費用の目安は、狭い面積であれば、日当計算となり、一人1日25,000円とか30,000円といった金額が相場です。

しかし、足場を組んだり、現場を養生する費用、残材とかゴミを処分する費用、建築会社の営業経費などが別途計上されるので、職人さんの人工賃だけでは収まりません。

ただ、職人さんに仕上げてもらうと、確実に美しい仕上げになることは間違いありませんし、何より安心です。

古民家の土壁

戦後の住宅(古民家)は、ほぼ100%下地が石膏ボードです。壁が土壁になっているという建物は、戦前の建物であるか、その前後の建物だと思われます。竹木舞(たけこまい)という下地の骨組みを作って、その上に、下塗り、中塗り、仕上げ塗りと重ね塗りして仕上がります。

手間暇のかかる作業です。費用も掛かっています。

その土壁を漆喰壁でリフォームする場合は、最低、下地の補修からスタートしないとなりません。崩れている箇所は剥がして、土壁を塗っていく訳です。

補修の程度にもよりますが、軽度な場合は、下地用の漆喰を塗って、その後、仕上げの漆喰を塗ることも可能です。

土壁を漆喰にリフォームすることはかなり難しいので、プロでも嫌がるケースがあります。素人がDIYで扱うにはハードルが高い作業となります。

外壁・外壁の漆喰リフォーム

漆喰外壁

外壁の漆喰リフォームも、高所作業となりますので、足場を組む必要があります。外壁の低い部分の一部であれば、崩れている箇所を剥がして、下地用の漆喰で補修し、その後、仕上げ用の漆喰を塗って、補修することも可能です。

参考としては、手が届かない位置の汚れとか、カビ、崩れといった場合は、工事業者の方に依頼することを検討した方が良いです。

漆喰リフォームは現状壁の状態によって施工方法が変わる

現状の壁が、壁紙なのか、漆喰なのか、砂壁なのかといったことと、現在の状態が、どういう状態なのかによっても、対処の方法と、乾燥、使う材料も変わってきます。

また、部分的に漆喰リフォームするのか、全面的に漆喰リフォームするのかによって、施工方法も変わります。場合によっては、補修せずに放置しておいた方が良い場合もあります。一般的に、漆喰などの塗り壁は、経年変化を楽しむものです。

クロスの漆喰リフォーム

ビニールクロス

今の一般的な家の壁は、ほぼ100%ビニールクロスです。しかし、自分の家の壁の素材がビニールクロスで出来ていて、それがどんなものかを知っている方は多くないのが現実です。

建物の内壁のほとんどがビニールクロスで仕上がっているという異常な状態なのは、日本だけです。こんなに湿気が多い国なのに、ほぼ100%調湿しないビニールクロスで仕上がっている訳です。

クロスを漆喰にすることは難しくありません。壁紙の汚れをとって、壁紙が剥がれてこないよう、タッカー(建築用ホチキス)を打って、その後、下塗り用漆喰、仕上げ用漆喰を塗れば仕上がります。

ただ、DIY施工の場合は、道具の準備から、消耗品の購入、現場の養生、後片付け、ゴミの処分まで含めて、DIYであるという点に注意が必要です。

漆喰の塗り方は、こちらをご参照ください

漆喰の壁のリフォーム

漆喰壁 ヒビ

現状の壁が漆喰だという場合は、必要とされる補修内容によって、対処方法が変わります。ひび割れであれば、ヒビをふさぐ必要がありますし、崩れなら、崩れを補修する必要があります。

軽度な場合は、DIYで漆喰リフォームすることも可能ですが、ひび割れが広かったり、深かったりした場合は、工事業者さんに依頼すべきです。

また、部分的な補修は、プロが工事しても、完璧に、分からなくはなりません。ある程度、補修箇所は目立つのです。ただ、自分で補修するよりは確実にきれいに仕上がります。

砂壁をリフォームして漆喰にする

砂壁

戦前、戦後の古い建物の壁は、砂壁とか繊維壁といった塗り壁が多く使われていました。特に、砂壁よりも繊維壁の方が多く、繊維壁の補修は、ほぼ100%剥がす必要があります。

砂壁も、表面を触って、ボロボロするようであれば、剥がした方が無難です。無理に、砂壁の上に漆喰を塗ると剥がれてくる可能性があるからです。

砂壁や繊維壁といった古い塗り壁は、表面を剥がすと、固い「下地」が出てくるので、その上から、下地用漆喰、仕上げ用漆喰と塗っていけば、漆喰リフォームは仕上がります。

漆喰リフォーム、色は選べるの?

漆喰というと白をイメージされる方が多いようですね。確かに、昔ながらの本漆喰は消石灰が原料で、色を付けようにも消石灰と色粉が調和しないため、キレイに混ざらずムラが出てしまうというデメリットがありました。

そのため、漆喰と言えば白が定番となったのですが、現在使われている漆喰塗り壁はほとんどが現代風にアレンジされた、漆喰風の塗り壁です。

原料は、消石灰ではなく、粘土などが多く、顔料との相性もいいため、様々な色付けができるようになりました。

アトピッコハウスの「漆喰美人」も漆喰調塗り壁です。8色のカラーバリエーションがあります

漆喰美人の8色のカラーバリエーションは、こちらでご覧いただけます

花の塗り壁 漆喰美人

漆喰壁のメンテナンス

漆喰壁のメンテナンスは、簡単なものであれば、DIY出来ます。しかし、部分的なメンテナンスは、補修跡が、目立ちます。これは、プロに工事を依頼しても、DIYしても、同じです。

漆喰も珪藻土も塗り壁は、ひび割れがつきものです。特に出隅、入隅といった箇所には、ひび割れが発生しやすいので、ひび割れが発生しても、そんなものだと認識しておく必要があります。また、発生したひび割れは、補修できますが、補修しても、ひび割れは直せても、ひび割れを補修した跡が完全に消えることはありません

ドアや窓の開け閉めでも、家は少なからず揺れます。その振動によりヒビが入ることは生活をする上であり得ることなのです。構造上、ヒビが入りやすい壁は何度補修しても同じところにヒビが入ります。補修を重ねることで厚みが出て、さらにひびが入りやすくなるということもあります。

ひび割れを補修したことで、ひび割れの補修箇所が目立つことがあるので、ひび割れの補修はせず、ヒビは、そういうものだと思って、放置しておくという方法もあります。

また、漆喰は「白」色が基本ですが、メンテナンスしやすい色も、白です。色付きの漆喰は、施工が難しく、補修した際に確実に色の差が目立ってしまうので、メンテナンスの難易度も高くなります。

簡単な汚れであれば、消しゴムで取れる場合もありますし、アクリルスポンジ、サンドペーパーなどで対処できる場合もあります。ただし、汚れが取れても、メンテナンス箇所が目立つので、よりインバクトの小さい方法から順番に試すことをお勧めしています。

漆喰のメンテナンスの詳しい解説は、こちらをご参考ください。
>>漆喰のメンテナンス、汚れの取り方

アトピッコハウスの「漆喰美人」は、硬く固まってボロボロしません。また、乾燥時に「収縮しない」ので、ひび割れ等は、発生しにくい漆喰調塗り壁です。

ひび割れし難い漆喰調塗り壁「漆喰美人」の詳細は、こちら

花の塗り壁 漆喰美人

まとめ

漆喰リフォームは、DIY施工も可能です。プロに工事を依頼した場合との違いは、「施工に必要な道具類」を用意しなくて良いといった点と、実際の施工作業を自分でしなくて良いといった違いです。

プロに工事を依頼しても、自分でDIYしても、消耗品の費用、ゴミの処分の費用等は必要になります。

費用の差はそれほどないかもしれませんし、費用以上に労力が大変かも知れません。まずは、価格や費用といったこと以上に、ご自身がDIY向きなのか、そうでないのかで判断されることをお勧めします。

自分でDIYした場合、職人さんに払う工事代は必要ありませんが、その分、自分で作業しないとなりません。一番のポイントは、準備や、後片付けといったことを含めたDIY作業を、楽しめるのかどうかといった点です。

製品や道具を購入する費用と手間暇を参考に、DIYが良いのか、ブロに工事を依頼した方が良いのか検討されると良いと思います。価格だけで判断すると、後悔する場合がありますので、DIYしたい場合、価格は一つの判断基準といった程度をお勧めします。

アトピッコハウスの「漆喰美人」は、DIYも出来ますが、調湿性能、消臭性能に優れたプロ用です

漆喰の2倍調湿、美しく仕上がる「漆喰美人」の詳細は、こちら

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よくあるご質問

漆喰は何年持ちますか?

漆喰の寿命は、使用される素材や施工方法、外部の気象条件などによって異なります。一般的には、10年から30年程度と言われています。アトピッコハウスの漆喰調塗り壁材「漆喰美人」は、硬く仕上がりボロボロしないので、耐久性に優れています。

漆喰の塗り直し費用はいくらですか?

漆喰でリフォームする費用は、一般的には、1㎡あたり5000円から8000円程度の費用がかかると言われています。ただし、塗り直す面積が大きい場合や、劣化が激しい場合は、それ以上の費用がかかることもあります。具体的な費用については、業者に見積もりを依頼しましょう。

漆喰の㎡単価はいくら?

漆喰の製品単価は、1㎡あたり2,000円程度だと思います。施工賃は、4,000円程度と考えると、プロの工事業者に漆喰リフォームを依頼した場合、材料と工賃の合計の費用は、1㎡あたり6,000円程度と考えると良いと思います。

外壁の漆喰の寿命は?

外壁の漆喰の寿命は、使用される素材や施工方法、外部の気象条件などによって異なります。一般的には、10年から30年程度と言われています。ただし、外壁の場合は、外部の気象条件に大きく左右されるため、劣化が早く進むことがあります。特に、雨風や紫外線などの影響を受けやすい部分は、早めにメンテナンスすることが重要です。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

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