山を使わなくなった「とばっちり」
Mrs.アンこと ごとうひろ美です。
自然素材を選びたいけれど、
害虫は避けたい。
なめくじを素手で触れる私でも、
部屋からウジョウジョ虫が発生してきたら、やっぱり気持ち悪い。
だから自然素材と害虫との狭間で悩む気持ちは、わかります。
9月24日の朝日新聞にフロントランアーに興味深い記事がありました。
http://mainichi.jp/kansai/news/20110831ddf041040010000c.html
手入れされずに放置された大木で虫が繁殖する。
江戸時代からいた虫たちは、かつては木材を炭にしていたこともあり被害が広がらなかった。
『便利であることを追い求めた結果、薪や炭は利用されなくなった。
地球の温暖化が進み、原発事故も起こった。
今こそ森を賢く利用して持続可能な社会を作るべきだ。』
今現在、自然素材の家を建てよう、木の家に住む家族にとっては関係のない話かもしれません。
でも『かつての日本人は先祖に恥ずかしくないようにという価値観で生きてきた』のであるならば、
ひと世代前の過ちを、私達が繰り返すことはナンセンス。
虫の都合を理解すれば、対処方法も見つかります。
例えば ほんものたたみ は
ワラを1年以上自然乾燥させることで、成虫や卵を死滅させています。手のかかる自然乾燥は弾力性が増すメリットもあるんです。
人間に優しい自然素材は、虫にも好かれます。
接着剤で固めてた合板フローリングよりも、
木材そのままの無垢ごろ寝フローリングの方が居心地がいいのは当然です。
それをわかっているから一般的な無垢フローリングは薬剤処理をしています。
虫が発生してクレームになると面倒だからです。
どこから発生したのか、
日本に生育している虫の発生原因を突き止めることは困難ですが、
エビデンスや保障問題に敏感な現代人は、そいうことでは納得してくれないからです。
どうせわからない人には、
教えなくていい。教えてあげるのも、面倒、もったいない。そう思われている証拠でもあります。
霊長類と呼ばれる種は、
誰もが霊的能力を持っていた、という説があります。
八百万の神と共に生きてきた私達日本人は、
どこの国民よりも、自然との対話が得意だったのではないか、と想像できます。
アジア人でることを誇りに、
霊長類としての自負を持って、
カッコつけLOHASではなく、自然の声に耳を傾けられる人でいられたらカッコイイ。
台風15号の塩害で、
鎌倉の草花は大きなダメージを受けました。
海から徒歩30分ほどの我が家の梅もこんな状態ですが、
海が近くて良いこともあれば、こんなこともある。
メリットを最大限の活かし、デメリットは極力少なくなるように工夫する。
それが賢くって、カッコイイ、ご先祖様に恥ずかしくない生き方のような気がします。
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