プロ用塗り壁商品とDIY塗り壁商品の違いは何か?
塗り壁材とは、
壁や天井に「塗る」材料です。
漆喰や珪藻土が有名ですね。
ネット検索するとたくさんの商品が出てきますが、
詳しく説明している商品もあれば、情報が乏しい商品もあります。
「自分で塗れる」とうたっているものは
DIY向けの商品と言えます。
塗り壁材を扱っているメーカー名、
一般の方はご存じない会社がほとんどではないでしょうか。
プロしか使えない塗り壁材と、
DIY用として使える塗り壁材の違いは何でしょう?
プロ向け商品は、素人でも塗れるのでしょうか?
目次
プロ用塗り壁商品とDIYできる塗り壁商品の違いとは?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの山田です。
プロ向け商品、DIY向け商品を比較してみましょう。
・DIYできる塗り壁商品の特徴
・プロ用塗り壁商品の特徴
・プロ用塗り壁商品をDIYできない理由
・アトピッコハウスには、DIYできる塗り壁商品もある
DIYできる塗り壁商品の特徴
「DIY 塗り壁」などのキーワードで検索すると、
バケツのような容器に入った商品が表示されると思います。
かわいいキャラクター・オシャレなパッケージ商品もあり、
DIY心をくすぐります。
ペースト状に練られた状態で売っているので、
開けたらすぐに塗ることができます。
また、チューブ状になっているものは、
左官工事で「材料をすくう」という作業が省略できます。
コテで塗る商品だけではなく、ローラーで塗れる商品もありますし、
色の濃い商品もあるので、
ペンキを塗る感覚で、気軽に施工ができます。
プロ用塗り壁商品の特徴
DIYできる塗り壁商品とプロが使う塗り壁商品の
大きい違いは、原料と施工性です。
漆喰は主成分の消石灰に、
空気中の二酸化炭素と結合し強度を増していく性質がありますが、
珪藻土には固まる性質はありません。
そのため、固化材(化学合成樹脂、セメント、石灰など)を配合し
固めることが必要です。
DIY用商品は、施工しやすいように接着剤が配合されているものが多いです。
F☆☆☆☆の表記があっても、自然素材にこだわりたいなら
注意が必要です。
プロ用とされる塗り壁商品は、
粉で届き水で攪拌し、コテで仕上げます。
原料によって、乾き方や硬さに違いがあります。
全ての商品が同じように施工できないことが難しいところです。
プロ用塗り壁商品をDIYできない理由
仕上がりを美しくしようと、
乾ききっていない箇所をコテでいじってしまうと、
骨材を引きずって穴を開けてしまうことがあります。
また攪拌不足、乾燥不足で色ムラを発生させてしまうこともあります。
塗っているそばから乾いていく速乾型の商品であれば、
スピーディな施工が必要です。
接着剤を配合していない、
つなぎも自然素材由来の塗り壁材は硬化まで時間がかかります。
冬季、高湿度の梅雨時は乾きにくいです。
このように、取り扱いに長年の経験が必要な商品の場合、
素人の方がDIYで施工するのには、無理があるものもあります。
アトピッコハウスには、DIYできる塗り壁商品もある
自然素材由来のアトピッコハウスの塗り壁材でも、
素人の方がDIYできる可能性があるとお伝えしている商品があります。
ただし、DIYできるかの判断基準があります。
・自分で面積、必要数を算出することができること
・施工要領書を読み解けること
・複雑な工事でないこと
土壁むき出し、ボロボロ崩れている壁に、
珪藻土や漆喰を塗りたいと相談された場合。
プロでも難しい工事のため、DIYは無理ですと
ハッキリとお伝えすることがあります。
当社の珪藻土、漆喰調の商品は、
乾燥がゆっくりなので、
DIYできるかもという商品です。
しかし、カオリンが原材料の「パーフェクトウォール」という
塗り壁材は、速乾性のため
DIYできない商品とお伝えしています。
いかがでしょうか?
春になり、暖かい季節は左官工事のベストシーズンと言えます。
壁に漆喰や珪藻土を塗るってDIYではハードルが高いし、
マンションでは考えづらい選択肢かもしれません。
ビニールクロスをはがさずに塗ることができるし、
DIYができる商品があります。
クロス以外の選択肢があるってこと、
もっと知ってほしいです。
プロ専用の商品では、
下塗不要でコストパフォーマンスが高い
カオリンの壁「パーフェクトウォール」がおすすめです。
3種類を比較できる見本帳もご用意していますので、
迷っている方は資料請求してみてください。
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