無添加や無垢フローリングが高い理由
無垢フローリングをはじめ、
無農薬や無添加という「無」とつく商品が
高いという不思議な現象があります。
使っている材料が少ないはずなのに、
なぜ高くなるのでしょうね。
無添加が高いには訳がある
住めば住むほど元気になる自然素材
アトピッコハウス(株) ごとうひろ美です
添加物いっぱいの梅干しよりも、
昔ながらの無添加梅干しの方が高いですよね。
酸味が苦手な私は、
昔ながらの無添加梅干しは苦手ですが、
添加物いっぱいの梅干しも苦手。
だから梅干しは積極的に頂きませんが、
添加物いっぱいの梅干しは、
昔ながらの梅干しに必要な時間という魔法を、
添加物の力で、超えようとしているのですよね。
梅という存在は、
太陽と大地からの恵みです。
昔の人たちは、
自然からの恵みである「梅」を
手間暇かけ、
時間という魔法の力を借りて、
大切に、大切に作り上げてきました。
ともすれば現代人は、
その手間暇を無断な作業と捉え、
昔ながらの手法を継承していることを、
揶揄していた部分もあったようにも感じます。
しかしながら2020年の今、
改めて私たちは見つめざるを得ない状況に
追い込まれています。
そんなに急いで梅干しをつくる必要があったのか。
工場のラインで大量に生産する正当な理由があったのか。
海外の工場に、
梅干しの生産拠点を移すべきだったのか。
自分たちの手で、
もっと丁寧に梅干しをつくり、
作り手も、それで生活ができ、
買い手も、安心できる食べ物を、
大切にいただくことがあっても良いのではないか。
そんなことを考えている人は、
けっして少なくないと思うんです。
自然が育む時間、
作り手の貴重な時間、
そして手間暇がかかっているから
高くなる、と。
その時間と手間暇によりできたものは
安全だし美味しい。
建築業界の「無」といえば
「無垢」フローリング。
これこそ、膨大な時間の産物です。
無垢フローリングは何十年単位
無垢フローリングは
悠久の時間が作り上げた逸品です。
一朝一夕にできるものではありません。
一本の樹木が、無垢材に使用できるまでに
成長するのには、永い永い時間が必要です。
成長に時間がかかるのに、
どんどん新しい家や物を作り続けるから
樹木はどこでも不足気味です。
どこの地域で伐採が禁止になったとか、
樹木が枯渇してきたといった理由で、
いま、世界的に無垢フローリングの価格は
高騰しているのです。
特に、成長がゆっくりなチェリーやウォールナットなどは、
その筆頭の樹種。
そして成長という時間が必要な、
この2種は、どちらも「高級品」に分類されています。
チェリーは、最初こそ淡い薄桃色ですが
時とともに深い飴色に変化していきます。
ウォールナットは、高級感のある「黒」が人気。
木材の中でも最高ランクに位置し、
「家具材のロールスロイス」なんて呼ばれることも…。
改めて「無」の重要性を意識しています
家は目の前の、
一番大切な家族を守る物。
その家を、
私たちは使い捨てのように、
スクラップ&ビルドを繰り返してきました。
でも大切な家族を守ってくれる
家という物を、
大切にできないで、
家族が守られると考えたことが、
間違えだったかもしれません。
無農薬、無添加、無着色。
添加物に慣れた私たちには違和感があるかもしれません。
無垢フローリングも、
プリントされたフローリングと比較すれば、
色味が好みじゃないとか、
節の位置が納得できないなどが
あるかもしれません。
でも、ちょっと待って!
その無垢フローリングを育てたのは人間の力ですか?
確かに美しく育つように、
手間暇をかけたかもしれません。
でも太陽と大地があったからこその物。
太陽と大地がなければ、
樹木は育ちません。
いただいた恵に、まず感謝して大切に使いたい。
2020年が、よいきっかけになることを願っています。
塗り壁と無垢フローリング専門店アトピッコハウスでは、
自然の恵みをそのまま活かした
素材だけをラインナップしています。
無添加、無垢フローリングで、
快適に暮らしたいという方は、
まずは資料をご請求してくださいね。