自然素材の塗り壁材をDIYするのが難しいのはなぜ?
長い長い梅雨も明け、ようやく夏本番ですね。
ジメジメした季節が長く、カビに悩まされた方も
多いかと思います。
まもなくお盆休みに入るという方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。
お休みに向けて、でしょうか。
当社にもDIY希望の方からの資料請求が増えてきました。
当社ではDIYは簡単ではないとご説明をしていますが、
塗り壁を壁に塗るという作業はそう難しくありません。
この作業は楽しいですし、塗り壁DIYの醍醐味といっても
いいと思います。
ではどこが難しいのでしょうか。
自分で計画、計算
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
塗り壁にしたいと考えた時に、
まず、現状の壁が何かを知る必要があります。
ビニールクロスなのか、布クロス、塗り壁材など。
それぞれにより、必要となる下地処理が変わってきます。
更にカビが生えているとか、汚れているとなると
更に作業工程は増えます。
また、施工面積が分からないと、材料の必要数量を
出すことができません。
材料が足りないと施工のスケジュールも狂いますし、予定通りに
進まなくなってしまいます。
正確な面積の出し方
①壁面積(㎡)=壁タテ(m)×壁ヨコ(m)
②窓面積(㎡)=窓タテ(m)×窓ヨコ(m)
③扉面積(㎡)=扉タテ(m)×扉ヨコ(m)
必要数量面積(㎡)=壁面積①-(窓面積②+扉面積③)
道具をそろえる
塗り壁の材料となる左官材や下地材ももちろん必要ですが、
塗り壁にするには様々な道具が必要となります。
塗り壁を塗るコテ、塗り壁材を乗せるコテ板、材料を攪拌するための
撹拌機やバケツ、塗り壁材をすくうひしゃくなど。
また、施工しない部分が汚れないように養生をするために
マスキングテープ、養生テープ、ブルーシートが必要になってきます。
その他、下地材によってはローラーやハケなども必要になります。
養生をする
下地や塗り壁材が付着しないように、コンセント周りや
梁などをカバーしてあげることを養生といいます。
塗り壁をする際、「養生8割、塗り2割」といわれるほど、
作業の前に行う養生が必要になってきます。
塗り壁を塗っても床や梁にはみ出してしまったら
キリッと締まりません。
養生は仕上がりを決める大切な要素です。
ビニールにテープが付いているコロナマスカーなど、
素人でも使いやすい商品がありますので、きちんと養生し、
作業に入りましょう。
部屋の掃除
DIYをするということは普段住んでいる場所であることが
多いですよね。
普段は気にしていないところでも意外と汚れているものです。
カーテンレールの上だったり、窓の枠の周りだったり。
ホコリが残っていると養生テープがくっつかなくて
作業中にはがれてしまったり、またせっかくの塗り壁に
ホコリや髪の毛が付着してしまったら元も子もありません。
養生同様、お掃除は必要不可欠な作業です。
材料を作る~施工
自然素材の塗り壁は粉で届きます。
粉を水と合わせて左官専用の撹拌機で攪拌することで
塗り壁材となるわけです。
DIYの方に撹拌機が必要と説明すると、
その時点で、難しそう・・・。と思われる方も多いです。
特に自然素材の塗り壁材は温度や湿度に左右されやすく、
素人には材料の適当な状態を見極めることが難しいです。
施工要領をよく読み、施工要領書通りに施工することが
成功への近道となります。
いかがでしたか
塗り壁のDIYは仕上げるまでが大変ということですね。
ホームセンターなどに行けば練ってあり、下地処理も不要という
塗り壁材も販売しています。
また、大変な下地処理までを工事業者にお願いし、
仕上げの塗り壁だけ自分たちで行う、という選択肢もあります。
DIYは楽しく、オリジナリティを出すというところが
醍醐味だと思います。
無理せず、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。
無料で、資料・サンプル差し上げます
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
アトピッコハウス製品を使って欲しいとご依頼ください。