理想の家づくりのために相見積もりが不要な理由４つ

毎日の買い物で目にするキャベツやダイコンは、
自分の中に相場があります。

だから生育不良などで、
価格が高騰すると、すぐに気付くことができ、
高い買い物をしなくてすみます。

でも家づくりの相場を持ち合わせている人は多くない。
それは過去に経験がないから仕方がないことですし、

お金のことだから、
人に聞くのもためらってしまいます。
新築祝いにお邪魔したとしても、
細かい金額までは、なかなか聞けない、ですよね。

だからでしょうか、
ネット検索すると
相見積もりの依頼の仕方や
断り方が色々と出てきますし、

何社をも同時に比較している建て主さんは、
少なからずいらっしゃいます。

でも、そういう方が、
必ずしも理想の家を手に入れているとも限らないから、
面白いなぁ、と感じます。

相見積もりが不要な理由１　比較できなくて混乱する人が多い

住めば住むほど元気になる自然素材
アトピッコハウス(株)　ごとうひろ美です。

セキスイハウスやダイワハウス、
ミサワホームやパナソニックなど、

住宅展示場にはたくさんのハウスメーカーが出店しています。
その他に、地域密着の小さなハウスメーカーもありますから、
見積もりを依頼しようと思えば、

10社ぐらい、簡単に依頼ができます。

でも、各社構造が違います。
住友林業は木造、
ヘーベルハウスはALCなど、
構造が違った状態で、

一概に高い低いを判断するのは、
プロでも難しい…。

比較したいのなら、
せめて構造ぐらいは同じにしておきたい。

見積もりを出してもらうためには、
打合せが必須です。
1社4時間としても、10社だったら40時間。

でも4時間でも、
概算程度しか出ないのが注文住宅。

構造の違いによる相場を知りたいのなら、
ハウスメーカーが参考値として
提示している坪単価で十分です。

相見積もりが不要な理由２　見積もり項目は各社で違う

見積もりの作り方も、
各社で違います。

例えば一式で提示するハウスメーカーもあれば、
細かい項目まで記載されている
ハウスメーカーもあります。

細かい項目を書いてくれているから安心、

という訳でもありません。
すべての項目をチェックすることは素人には難しいので、

結局、総額で判断することになりかねないのです。

見積もりは各社ごとに提携のひな形があり、
それを超えた項目で記載をしてもらうとなると、
細かい打合せが必要ですが

契約前のお客様のために、
そこまでしてくれるハウスメーカーは、
ありません。

あったとしたら、
どうしても仕事が欲しい状態。

家は、引き渡して終わりではありません。
住みながら、不具合に気付くもの。
建築してくれた会社が倒産していたら、

無料で頼める補修が有料となり、
結果として高い買い物になること間違いありません。

相見積もりが不要な理由３　どこの項目まで含んでいるのか

一昔前は、住設備がついていなかったり、
入居してから水道工事が追加で必要となり、
結果として割高になった、というようなケースもありました。

水道や住設備がついていなければ、
住むことができないのですが、

そこを記載せずに、
安い単価を提示して、
お客様から指摘がなければ
工事を進めるという建築会社があったんですよね。

さすがに今は、
そんな事例を聞くことはなくなりましたが、

例えば土地の地盤検査が別料金かどうかなど、
細かい項目は各社によって変わります。
カーテンがついている建築会社もあれば、
照明までも自己負担など、

そういった細かい内容を積み上げていくと、
数十万の違いで、
悩むのは、勿体ない気がします。

相見積もりが不要な理由４　性能や建材のランクは？

構造も同じ、付帯設備も問題なし、

となったら、
あとは、それぞれのランクになります。

耐用年数が10年の住設備が、
高い必要はないと私は考えていますが、
最新を好む方が多い日本。

だけど床材や、壁材などのランクは、
あまり気にされません。

違いが分かり難いということも
理由の1つかと思いますが、
フローリングは家を壊すまでの30年、
張り替えない方がほとんどです。

耐用年数が10年と言われている
ビニールクロスも20年も30年も使いますよね。

キッチンやお風呂などの住設備は、
壊れてしまうので使えなくなりますが、
ビニールクロスは剥がれても、
家に住む続けることはできるからかなぁ。

どうしても後回しになってしまうようです。

それなばら最初から30年使い続けられる素材を選んでいただければ、
ペロっと剥がれたビニールクロスを眺めて
暮らす必要もなくなります。

注文住宅はモノを買うこととは違います

注文住宅って、遠い未来のことまで考えて、
１つ１つ判断をしていかなければなりません。

だから打ち合わせ回数が多いですし、
5社も、8社も相見積もりが
必要という考え方もありますが、

見積もりには、すべてを記載することができない
ということを理解する必要があります。

そういう意味では、
ブランドバッグを購入するのとは
違う勇気と、
総合的に、想像しながら判断をしていく必要があります。

総合的に、想像しながら判断をすることは、
突然できるようにはなりません。

今までの小さな積み重ねがあればこそ！
それをしてこなかったのなら、
マンションや、建売を買う、ことをお勧めします。

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