マンションの遮音性と、築年数の関係
マンションには、管理規約が定められており、
遮音性能に関しても、等級が定められています。
では、マンションの遮音性と、築年数には、
どんな関係があるのでしょうか?
簡単にお話しすると、築年数の浅い最近のマンションは、
遮音性が高く設定されていて、
築年数が古いマンションは、遮音性も低い傾向にあるということです。
では、マンションの遮音性と、築年数とは、
どんな関係になっているのか解説してみたいと思います。
目次
遮音性は、築年数が新しいほど高い
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。
マンションは共同住宅ですから、
お互いが快適に過ごせるよう、勝手にやって良いことと、
住人の皆さんに許可を得ないと、できないことに分かれています。
マンションの自分宅の扉の内側は、
自分の所有物ですから、
内装を、どう変えようが勝手にできます。
しかし、「床」をリフォームするといったような場合は、
階下のお宅に迷惑がかかるので、
「遮音性」を確保しないとならないことになっています。
そして、この遮音性というのは、
マンションの築年数が浅い、最近できたものほど、
厳しく設定されていて、
性能が良いということになっています。
築年数が古いマンションは遮音性も低い
マンションの遮音性を高くしようとすると、
建築コストも上がります。
それに、築年数が古いマンションの場合、
建築当時に、それほど厳しい「遮音規定」が定められておらず、
極端な話、遮音規定もない場合もあります。
そうした築年数の古いマンションのリフォームの場合、
床をリフォームするとしても、
それほど神経を使う必要もありませんが、
高い遮音性を要求される場合は、注意が必要です。
とはいえ、遮音性能は分譲価格にもよる
築年数が古い建物は、平均的に、
遮音性も高くないという傾向にはあります。
しかし、築年数が古いマンションであっても、
分譲された時期の価格が高いマンションであれば、
「遮音性」も高い可能性があります。
というのも、「床スラブ」の厚みを厚くしたり、
階高を高くすることで、
遮音性は高くなるからです。
では、いくらのマンションなら、遮音性が高いのかとか、
築年数が、何年未満から、遮音性が高いのか? といった
質問には、なかなか答え難いです。
というのも、特に、法律で規制されている訳ではないので、
マンション販売を企画する段階での「計画」次第だからです。
遮音性が高いマンションは、金額も高い
マンションの遮音性と築年数には、相関関係はありませんが、
築年数が古くて、分譲価格が高かったマンションは、
遮音性も高いという可能性があります。
また、最近できた築年数の浅いマンションであれば、
遮音性は、築年数が古いものよりも、高くなっていますし、
販売価格の高い高級マンションであれば、
より一層、遮音性は高いということになります。
リフォームは、管理組合の許可が必要
共同住宅であるマンションをリフォームする場合、
住民を代表する「管理組合」の許可が必要です。
もちろん、自己所有の室内だけで済む程度の工事なら、
自由に工事できます。
ただ、その場合であっても、廊下とか玄関を
工事業者が出入りしますし、
エレベーターを使って、荷物の上げ下げや、
職人さんの出入りがありますので、
やはり管理組合の許可が必要になります。
また、階下、隣家に影響を与える「床リフォーム」等の
工事に関しては、「工事して良いか?」どうかを、
管理組合に打診し、許可を得ないとなりません。
いかがでしょうか?
マンションの遮音性と、築年数の関係を
ご理解頂けたでしょうか?
築年数の高いマンションは、遮音規定も緩く、
遮音性も低い傾向にあって、
築年数が浅い、新しいマンションは、
遮音規定も厳しく、遮音性は高いということになります。
ただ、マンションの仕様とか販売価格によっても、
建築段階で、どの程度の「遮音性」にするかは決まっています。
つまり、遮音性を高くした方が良いに決まっていますが、
値段も高くなるからです。
アトピッコハウスには、最大L40の遮音性能を発揮する
床遮音材「わんぱく応援マット」がありますので、
マンションで床リフォームをお考えの方は、
資料をご請求ください。