もっと畳の良さを知ろう
畳ってどんな印象がありますか。
古臭い?ボロボロする?掃除が面倒くさい?
生活の洋式化により、フローリングやタイルの床を
好むようになってきた今。
賃貸のアパートなども畳の部屋を合板フローリングや
クッションフロアなどにリフォームしたほうが人気のようです。
しかし、日本古来の畳はメリットがたくさんあるのです。
畳の良さ、メリットについて書きたいと思います。
目次
畳とは?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
本来の畳とはワラ床を芯としてその周りを、イグサで作った
畳表でくるんで作ったものをいいます。
ワラを圧縮して作ったワラ床は丈夫で、イグサで作った畳表は
リバーシブルなので、5年ほどを目安に表面がけば立ってきたとか
汚れが気になるというときに裏返すことで新品同然に使うことができます。
古くは平安時代の貴族の寝室に使われていたようですが、
江戸時代のころには徐々に庶民への普及も広まったといわれています。
畳のいいところ ①断熱性と調湿性
あまり知られていないかもしれませんが、畳は調湿をします。
畳の材料として使われているイグサは細長い草ですが、
イグサ自体スポンジのような構造をしていて、空気多く含んでいます。
空気には熱を伝えにくいという特徴があるため、空気を多く含むイグサは
冷たい空気をさえぎり、蓄えた暖かい空気を逃がさないという働きをしてくれます。
空気を含んだふわふわの羽毛布団が暖かいのと同じ原理ですね。
また、イグサのスポンジには空気のほか、室内の余分な湿気を吸収してくれる
という働きもあります。
畳一畳分で500mlもの吸湿をするという説もあるそうです。
吸収した湿気は乾燥した時期に吐き出すことによって調湿をし、
快適な空間づくりに役立ってくれます。
畳のいいところ ②リラックス効果
森林浴に行くとすがすがしい気持ちになり、リラックスできますよね。
これは木々が発するフィトンチッドの香りによるものです。
フィトンチッドにはストレス状態の改善、エネルギーの回復、
気分の改善などの効果があります。
畳にもイグサが発する独特の香りがありますが、この香りも
フィトンチッドと同じ効果があります。
畳を敷くことで森林浴に近い効果を身近に感じることができるのです。
また、空気中の有害物質も吸着するので、空気の浄化作用があるともいわれています。
畳のいいところ ③弾力性、遮音、吸音
畳は空気を多く含むということは先述の通りですが、
空気を多く含むため弾力性があり、体への負担が少ないのもメリットです。
クッション性があるので、小さいお子さんやお年寄りのケガや事故の
防止につながります。
また、クッション性は音を吸収することにも役立ちます。
畳のクッション性が吸音するので、フローリングなどに比べ
振動や足音などを軽減してくれます。
畳のいいところ ④どんな仕様にも対応できる
今では洋式の生活をされている方が多いかと思いますので、
例えば1LDKで示されるようにリビング、ダイニング、キッチン、寝室など
部屋の用途が決まっていることがほとんどです。
しかし、畳の部屋が一部屋あれば、机を置いたら食事がとれるし、
布団を敷いたら寝室になる。
何も置かなければ遊び場にもなるし、とにかくいろいろな用途で
使うことができるのです。
いかがでしたか
畳にはメリットがたくさんありますね。
高温多湿である日本の気候に合わせて作られていて
吸音性、調湿性、多様性、空気の浄化作用や鎮静効果も
あるといわれています。
ぜひ畳の良さを再認識していただければと思います。
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