布クロスという選択肢
ビニールクロスを懸念される方が多いですが、
残念ながらお家づくりの標準仕様は
ビニールクロスであることがほとんどです。
そもそもクロスとは洋服のclothが語源です。
ですので本来の壁紙は布であったのです。
しかし、現代ではビニールクロスが多く使われる中、
自然素材である布クロスの割合はまだ全体の数パーセントと
言われています。
目次
ビニールクロスが普及したわけ
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
戦後の高度成長期を迎えた日本では、とにかく早く多くの
家を建てることが必要でした。
それまでの日本では、漆喰や聚楽壁などの塗り壁が
主流でしたが、これらは左官業の職人さんにしか
施工ができず、また、経験により出来栄えが変わったり
工期に日数を要するためコストもかかっていました。
ビニールクロスのメリットはとにかく、施工が簡単で、
価格も安いこと。
施工が楽ということは工期も短縮でき、
短期間にたくさんの家づくりやリフォームが可能になったのです。
塗り壁や土壁、木造の壁が主だった時代には真っ白い
ビニールクロスはきっと新鮮に映ったことでしょう。
もしかするとステータスになっていたかもしれません。
ビニールクロスは自然のものではありません
しかし、ビニールクロスの材料である塩化ビニールという
化学物質から発せられるホルムアルデヒドなどの
有害物質によるシックハウスが社会問題となりました。
これにより、現代ではできるだけ環境にやさしいビニールクロスが
販売されるようになりました。
しかし、環境にやさしいと言ってもビニールクロスは
自然素材ではありませんので、通気性、透湿性、調湿性などは
全くありません。
布クロスは自然素材
布クロスはビニールクロスとは違い、自然素材です。
織物でできていますので丈夫です。
ちょっとやそっとでは破れません。
高級感がありますので、老舗のホテルや結婚式場などで
使われることが多いです。
プリントではない、織物ならではの自然な凹凸や
存在感が魅力です。
また自然素材ですので通気性、透湿性、調湿性があります。
布クロスはビニールクロスに比べて高いが長持ち
ビニールクロスは施工した時が一番美しいと言われています。
時間が経つにつれてはがれや破れなどが出てきます。
ビニールクロスの寿命は長くて10年。
その頃にはまたリフォームを考えなければいけません。
布クロスは材料費、施工費共にビニールクロスより
高くはなります。
しかし、丈夫さ、強さ、また経年変化を楽しめる建材でも
あります。
そのためほとんどリフォームは必要ないのです。
自然素材には新鮮な空気が必要
ビニールクロスは通気性がないため、
カビやダニが発生しやすいという欠点があります。
しかし、布クロスでも生活環境によっては
カビが発生する可能性もあります。
布クロスに限らず、カビやシミの発生には
ライフスタイルが影響していることが多いです。
空気の流れがなかったり、風通しが悪かったりすると
それは自然素材にとって良い環境ではありません。
滞った空気の中では呼吸ができないので
調湿や透湿は期待できません。
人と同じで自然素材も新鮮な空気があって
初めて活躍できるのです。
自然素材とは言え絶対はありません。
いかがでしたか
まだまだ布クロスの採用は数が多くないですが、
丈夫で高級感があり、長持ちする素材です。
ビニールクロスほど安くはないですが、塗り壁よりは安く、
高級感のあるお部屋にできます。
ビニールクロスはイヤ!という方、でも塗り壁程予算はかけられない
という方にぜひご検討いただきたいです。
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