自然素材との付き合い方
いよいよ関東地方でも梅雨に突入しましたね。
これからひと月ほどジメジメとした季節が続きます。
カビや、洗濯物の生乾きが悩ましいこの季節。
自然素材を使って快適に過ごしたいと
考えられる方もいらっしゃいますよね。
確かに自然素材のほとんどが高温多湿という
日本の気候に合った素材で作られています。
ただ自然素材の家に変えたからそれだけで
快適に過ごせるかというとそうとも限りません。
自然素材を採用するには上手に共存していく必要が
あります。
自然素材との付き合い方について考えてみたいと思います。
目次
自然素材を使った家にはどんなメリットがある?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
自然素材と言って思い浮かべるのはどんなものでしょうか。
無垢フローリング、塗り壁、クロス、畳などがあります。
自然素材の塗り壁は調湿をしてくれるので余分な湿気を吸い取ってくれます。
逆に乾燥している冬場には蓄えた湿気を吐き出して
気持ちの良い湿度にしてくれます。
無垢フローリングも湿気が多い梅雨でもベタベタすることなく
サラっとした足ざわりで心地よく過ごせます。
畳に使われているイグサにも調湿効果があります。
イグサに含まれる芳香成分にはリラックス効果があると言われていますし、
クッション性があるため防音効果だって期待できます。
自然素材の力を過信しない
いいとこ取りの自然素材ですが、
自然素材を入れたからこれでもうカビとも洗濯物の
生乾きのニオイともお別れ!
調湿性の良い気持ちの良い部屋になる!
というわけにはいきません。
自然素材が力を発揮できるのは人の力が必要です。
と言っても難しいことではなく、例えば換気などの
空気の入れ替えをしてあげることにより、
調湿性や消臭の力を発揮することができます。
自然素材にも許容のキャパがある
逆を言えば自然素材を使った部屋であっても
締め切った空気のこもった部屋では
カビが生える可能性もありますし、調湿性能も
期待できません。
調湿というのは吸湿と放湿がセットになっています。
空気の流れがないと放湿ができないため、
吸った湿度を蓄えている状態が続いてしまいます。
自然素材は狭い範囲で使っても効果がない
また、自然素材を使う場合は広い範囲で使っていただくことも
必要です。
よく、湿気が多い北の1部屋だけ調湿性能の良い
珪藻土で施工して湿気を抑えたいという方がいらっしゃいます。
ただ、狭い範囲で施工した場合、その部屋に湿度が流れて行き
逆に湿度がたまってしまうという結果になります。
調湿性や消臭を塗り壁材に求める場合はいずれも
ある程度の範囲があって初めて力を発揮できるということなんですね。
自然素材には個性がある
自然素材との付き合い方で知っておいていただきたいことは
もう一つあります。
それは自然素材にはそれぞれ個性があるということです。
例えば無垢フローリング。
それぞれ木目や節があります。
また、湿度により膨らんだり縮んだりします。
それが気になるのなら、決まった柄のフロアタイルや
収縮のない合板を使っていただくことをお勧めします。
塗り壁や布クロスもビニールクロスのように
汚れたらさっと掃除ができるわけではありません。
塗り壁は同じ素材でもコテのパターンの付け方で、
布クロスも糸のより具合や織り方によってそれぞれ
表情は変わります。
自然素材を採用するのなら、個性や変化を醍醐味として
楽しんで取り入れてほしいなと思います。
長い年月、一緒に歴史を刻んでいけるのですから。
いかがでしたか。
自然素材はいいものです。
でも、それらが力を発揮するには人の協力も必要です。
また、自然素材にはばらつきや経年変化などが
あります。
そういった自然素材の持つ個性を醍醐味として楽しんでいただき、
自然素材と上手に付き合ってくださいね。
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