ポルトガルの換気扇事情
海外の御宅訪問シリーズ、今回はポルトガル。
ポルトガルトいえば
鉄砲伝来に始まり、
カステラやコンペイ糖など日本とのご縁は、
浅からぬ仲。
にも関らず、
日本人はポルトガルのこと、
あまり知らないかもしれません。
どんな家、どんな生活、どんな人々‥。
興味津々の御宅訪問、してきました。
海のある街がいい
いつかは使いたい自然素材ではなく
いつもの自然素材メーカーへ。
アトピッコハウス(株) ごとうひろ美です。
ポルトガルへは直行便がないので、
私はロンドン経由でポルトガルの首都リスボンに入りました。
連泊が私の旅のスタイル。
今回は5泊、小さなヨットハーバー添いのホテルに泊まりました。
部屋から見える景色はヨットハーバー。
テージョ川を通行する大型客船を眺めながらの朝食は、
とても気分の良い時間でした。
魚介類も美味しいし、
やっぱり海のある街はいいなぁと、
海のある鎌倉に住んでいる私は思ったのであります。
ポルトガルといえばカステラ!?
私たちに馴染のあるカステラやコンペイ糖、一六タルトなどは、
ポルトガルの伝統菓子がルーツ。
でも、まったく日本のカステラとは形状が違うことは、
雑誌やTVなどで見知っていました。
どれぐらい違うのか、
やっぱり一度は食べてみたい!
ということでリスボンに18年住んでいる日本人宅にお邪魔しつつ、
伝統菓子も食して参りました!
やっぱり木は安らぐのだ
ポルトガルといえばタイルのイメージ。
お隣スペインもそうでしたが、
予想通り石の家でした。
床や壁がタイルや石というのは、
フローリングや障子という草木で囲まれて育った私にとって、
家全体が洗面所、という感覚が少なからず残ります。
ポルトガル人もそう感じるのか、寝室だけはフローリング。
ということは家が建った時に、
その部屋の使い勝手が決定され、
それを変更することは難しいということですよね。
例えば日本の家だと寝室にしたり、リビングにしたり、
臨機応変に使用方法を変えることができますが、
フローリング=寝室が固定されてしまうと
自由度が低い‥。
そんな風に感じましたが、
日本と違ってベットやソファーを利用する暮らしだから、
そんなことを考えることもしないのかもしれません。
憧れの大理石は汚れるらしい
キッチンは大理石。
日本人からすると大理石のキッチン!?
お金持ち~となりますが、
利用しているご本人は、
汚れが取れないとご不満な様子。
特にお醤油のような茶色いシミが目立つらしく、
瞬時に掃除をしないといけないと嘆いていました。
確かに大理石などの天然石は、
ステンレスと比較すると高級感がある反面、
多孔質な部分に食材が入り込み、
シミとなって残りやすくなるというデメリットがあります。
大理石風の人工物を利用することが多い日本は、
こういうデメリットを考慮してのことなのかもしれないですね。
大理石に慣れ親しんだポルトガル人も、
汚れは気になるようで
家庭の必需品として大理石用クレンザーを見せていただきました。
ところかわれば必需品も違う。
実際に暮らしている方からのお話しは、
やっぱり面白いです。
ポルトガルの換気扇事情
日本人にとって当たり前にある換気扇。
キッチンはもちろん、
トイレや浴室、脱衣所他、
湿気の溜まる場所にはマストなアイテムである換気扇が
ポルトガルにはありませんでした。
乾燥しているから必要ないんじゃない?
という側面もあるかもしれませんが、
ポルトガルの家庭は、
カビが酷いということを数名に確認しました。
海に囲まれているからか、
旅行をしたのが5月だったからか、
はたまた滞在期間に大雨が2日も降ったからか、
あのヨーロッパに滞在した時の、
乾燥に負ける感じが今回はありませんでした。
ポルトガルの家は石とタイルでできています。
ビニールクロスに囲まれた日本の住まいとは、
違う理由で調湿性能は低い。
しかも浴室には窓がない。
浴室からの湿度がすべて
部屋に流れ込んで来れば、
日本ほどの高温多湿でなくとも、
それはやっぱり、カビますよね。
換気扇も窓もない浴室の住まいに暮らすことは、
ちょっと想像できませんが、
ポルトガルは、また行きたい国でした。
何か国もヨーロッパを尋ねたわけではありませんが、
今のところヨーロッパの中では一番かも。
ちょっと距離はありますが、
ゆっくりしたい方には、お勧めです。
いい家の定義は地域によって変わりますが、
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