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壁の選び方とは

塗り壁を選ぶ上で知っておきたいこと

2018/05/10
2021/04/27

リフォームでも新築でも、よほど最初から希望を伝えて
おかない限り、壁材の標準仕様はビニールクロスで
あるかと思います。

ビニールクロスはできれば使いたくない。
できれば塗り壁にしたい。という方は多いですが、
塗り壁を選べばデメリットはないのでしょうか。

塗り壁を選ぶ上で知っておくべきこととは
どのようなことがあるのでしょうか。

ビニールクロスより塗り壁は高い

壁の選び方とは
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。

建築会社がビニールクロスを提案するのには
単価が安い、施工が簡単などの理由が挙げられます。

最初の見積もりで出された金額がビニールクロスで
あった場合、塗り壁への変更を選ぶと必ず金額が
上がります。

追加代金でプラスアルファをどれだけ捻出できるかを
建築会社に伝えると見積もりをしてもらいやすくなります。

塗り壁はニオイがしない?

ビニールクロスを避けたい理由として、ニオイや
経年劣化、化学物質が含まれるということが挙げられると思います。

塗り壁も、含まれている成分や接着剤によって
ニオイや劣化が起こる場合があります。

例えば人気の珪藻土。

珪藻土の素材は植物性プランクトンです。
素材自体は自然素材ですが、珪藻土は自ら固まりませんので
固めるための材料が必要になります。

その固める材料の素材や分量によっては自然素材と呼べないような
物もありますので注意が必要です。

塗り壁はカビが生えない?

また、ビニールクロスはカビが生えるというご心配も
避けたい原因の一つかと思います。

塗り壁はカビが生えないのでしょうか。
結論から言うと、一定の条件がそろうと塗り壁であっても
カビが生えることがあります。

天然素材の塗り壁、珪藻土や漆喰には室内の空気を吸ったり吐いたりする
吸放出機能という特徴があります。

実際、カビの原因となる湿度を吸って調整してくれるわけですから
カビの発生は抑制されます。

湿気を吸ってくれるので室内の環境は気持ちの良いものになりますが、
塗り壁が吸った湿度を吐き出させてあげる必要があります。

それらを吐き出させてあげないとカビの原因となる湿気を
蓄えたままになります。

カビは湿気を好みますので、壁が湿気を含んだ状態が続くと
どのようなことが起こるかお察しいただけると思います。

吸った湿度を吐き出させてあげるというのは簡単には換気をする、
風通しの良い状況を作ってあげることです。

クラック(亀裂)の可能性もあります。

珪藻土に関わらず、塗り壁全般に言えることですが、
クラック(亀裂)が入ることはあり得ます。

塗り壁を施工したけどクラックが入ってしまったので
塗りなおしたいという方がいらっしゃいますが、
多少のクラックが出てしまうことは許容していただくつもりで
塗り壁をお選びいただきたいと思います。

地震や、道路の揺れ、建具の伸び縮みなどで家は少なからず
動きます。

また、ドアや窓の開け閉めによる振動もあります。

ビニールクロスの場合は多少の動きはクロスの伸び縮みで
カバーできます。

塗り壁の場合は硬い素材になりますので家の揺れに対して、
影響はビニールクロスよりも高くなると言えます。

ただし、施工の際にきちんとした下地処理、また、分量や
攪拌の時間を守っていただければ大きなクラックは起きにくいです。

クラックと言っても、髪の毛1本ほどのものがほとんどで
よく見ないとわからないようなものが多いです。

塗り壁を選ぶメリットはたくさんあります

ご質問の多いデメリットについて書いてみましたが、
もちろん、塗り壁にはメリットがたくさんあります。

調湿性能がありますので室内を気持ちの良い空間にしてくれますし、
耐火効果もあります。

漆喰など消臭に優れているものもあります。

なにより日本の気候に合っているし職人さんによる
コテの模様は美しく、唯一無二の仕上がりになります。

いかがでしたか。

塗り壁は金額が高くなる、条件次第ではカビが生えることがある、
クラックの可能性もあります。

でも、メリットは計り知れません。

塗り壁を選ぶ前にメリット、デメリット共に
知っておくといいですね。

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