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珪藻土「はいからさん」吸放湿試験

2006/03/19
2021/08/23

こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

はいからさんは、旧商品名

珪藻土「はいからさん」は、珪藻土塗り壁「はいから小町」の旧商品名です。
現在は材料の構成を変え、施工性も改善し、調湿性能は、

241g/㎡/24hとなっています。

はいからさんの調湿性能は、330gあったので、多少下がりましたが、それでも、
業界最高水準の調湿性能です。

調湿性能表

はいから小町の調湿性能

調湿性能は、JIS規格で確認しています

調湿建材の調湿性の試験は、JIS A 6909という試験方法に基づいて行います。

試験手順は、以下の通りです。

まず最初に試験体を作ります

この試験体の作り方にも、ルールがあります。
勝手にやっては、正しく評価されません。

・試験体の作製
規定の石膏ボード(吉野石膏社製)に「はいからさん」を厚み2㎜に塗り付け12日間養生しました。その後、試験体の側面及び底面をエポキシ樹脂でコーティングしました。

次に試験体の吸放湿試験を行います

最初に湿度45%の乾燥した空気環境の中に、試験体を入れ、その湿度環境に馴染ませます。
その後、湿度90%の湿った空気環境に試験体を移動し、24時間後に重さがどの程度増えたか測ります。その増えた重さ分が水分なので、その重量分が調湿した量ということになります。

またこの試験で重要なのは、水分を吸って重くなった試験体を再度、湿度45%の乾燥した空気環境に入れたら、水分を吐き出し、軽くならないとなりません。つまり再度軽くならないと吸湿はしたけど、放湿していないことになります。
「はいからさん」の場合は、吸放湿ともに330g程度の性能を発揮しました。

試験方法(JIS A6909に準拠)

①試験体を恒温機内に入れ、先ず温度23℃、湿度45%RHの雰囲気下で48時間静置し、取り出して試験体の重量WD0を測定しました。
②恒温機の設定を温度23℃、湿度90%RHとして24時間静置し、取り出して試験体の重量Ww1を測定し吸湿量W1を算出しました。
(W1=Ww1-WD0)
③恒温機を温度23℃、湿度45%RHとして24間後に試験体を取り出して重量WD1を測定し放湿量W2を算出しました。
(W2=Ww1-WD1)
④恒温機を温度23℃、湿度90%RHとして24間後に試験体を取り出して重量Ww2を測定し吸湿量W3を算出しました。
(W3=Ww2-WD1)
⑤恒温機を温度23℃、湿度45%RHとして24間後に試験体を取り出して重量WD2を測定し放湿量W4を算出しました。
(W4=Ww2-WD2)
尚、試験体個数はN=3としました。
恒温機(HIHIFLEX;エタニックエンジニアリング社製)

下記の式により吸放湿量A(g/㎡)を算出しました。

A=(W1+W2+W3+W4)/(4×0.3×0.3)

吸放湿量A=332(g/㎡)
JIS A6909の規格 70(g/㎡)以上  … 合 格

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