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塗り壁は下地が大切です

塗り壁は下地処理が大切です

2017/11/01
2021/03/16

先日テレビを見ていたら、
芸能人が家を買うシリーズで、田舎の古民家が出てきました。

築140年、明治に建てられた建物です。

塗り壁に夏障子、床はヒノキのフローリングに墨汁を施し、
腐敗しにくく…すべてリフォーム済です。

それは築140年の家屋に合った下地処理がなされ、
見事に再生されている物でした。

日本の風土に合うよう工夫されて建造されたものを、
すべて現代の人たちが住みやすいようにリフォームするのではなく、
残すべきところは残し、勝手が良い方がいいものは変えてある。

最近築年数のある家屋をリノベーションして、
再生する「古民家再生」という活動などのお話もよく聞きます。

当社にも、そういった古民家を住まいしたいと
考えているお客様からのお問合わせがありますが、
「塗り壁」というミッションをどうしたら良いのか?

というケースも多いです。

一言で塗り壁と言っても多種多様です。
現存する塗り壁の状況に合った下地処理が必要になります。

そこで、今回は塗り壁に塗り替えるという事についてお話します。

土壁とはどんなもの?

塗り壁は下地が大切です

自然素材の内装材メーカー、アトピッコハウスの小倉です。

土壁というものはどういうものか想像できますか?

土壁という表現の仕方には2種類あります。
土を用いて作られた壁と日本の伝統工法によって作られた壁です。

日本の伝統工法は左官壁などと言われますね。

最近では後者の日本の伝統工法によって作られた左官壁を
土壁という事があります。

竹小舞という技法

伝統的な和風住宅の土塗壁の下地に使う竹で組まれたもので、
柱に小穴をあけて竹を組み、格子状にしたものです。

昔の日本ではこの技法が使われ、この竹小舞に絡ませるように
土を重ねていく「土壁」が存在しました。

現存する古民家でも、この技法で下地が出来ている家屋も
少なくありません。また、日本の西の方では今なお、
この技法を採用している家屋は存在します。

現代の左官材

現代の左官材は、各メーカー現代の日本の風土とニーズに
合うように開発されています。

そしてその仕様は様々です。
現代のほとんどは新規石膏ボードが下地です。

その下地に施工できるように作られているものがほとんどです。

なので一概に左官材だからと言っても、リフォームの際に、
どの下地でも対応できるという保証は無いのです。

アトピッコハウスの左官材もすべて同じではありません。
自然素材でお作りをしていますが、それも様々。

その様々な左官材がこの世の中に出回っていると考えると、
何をどう合わせたら良いのかは難しいですよね。

下地を知る必要がある

だからこそ下地が何で出来ているのかは、
リフォームの際は必ず確認が必要です。

もし新規ボードで作り直すのであれば、
現代の左官材ならばほぼ問題なく施工が可能です。

しかし、それがその昔の土壁だったり、古い塗り壁だったりしたら、
その下地処理は異なります。そのまま下地処理をして施工できる
のか、ハツリをしなければならないのか。

また、土壁でも竹小舞土壁などは状況によっては、
そのままの施工は難しく、基礎から作りなさなければならない
場合もあります。

状況判断は業者へご依頼ください

アトピッコハウスでもお施主様からお問合を頂くと、
必ずどういった下地なのかは確認します。

しかし、それはあくまでもお電話でのお話上での確認です。
なので、とても判断が難しいです。

「こんな下地なんですが、はいから小町は塗れますか?」

施工できそうだけど、実際どの程度の状況なのか…判断が難しいです。

塗り壁は施工が出来る環境と出来ない環境が必ずあります。
リフォームならば尚更です。

なので先ずは、
プロの目でどういった状況かご判断いただきたいと願います。

いかがでしたか

古民家をリフォームして住む。

それはとても素敵な取り組みです。
でも、今現在存在するどの建材を使ってでも、再生できるわけでは
ありません。

時代が変われば、環境も変化し必要性も変わります。
その環境の変化に少しでもお役に立てるような商品が
多数存在します。

せっかく再生するのであれば、再生してからその先を続けて
もらう事を考え、建材を選び、適切な処理をしてもらいたいと思います。

アトピッコハウスでは、下地処理の異なる塗り壁材
をご用意しています。「漆喰美人」と「はいから小町」。

どちらも、新築でもリフォームでもご採用は可能ですが、
下地処理は異なりますので、ご確認くださいね。

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珪藻土塗壁 はいから小町

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