新築する時のクロスの選び方
家を新築するというのは、一生に一回あるかないかといった
極めて経験を積むチャンスの少ない体験です。
したがって、クロスの選び方に限らず、
どんな内装にしたらいいのか、
どんな家にしたら満足度が高くなるのか、
熟知している素人の方は多くないと思います。
しかし、床は合板フローリングで、壁、天井は、ビニールクロスといった
どこにでもあって、楽しくない家づくりというのは、
お勧めしたくありません。
クロスと言えば、黙っていると95%がビニールです。
色柄が豊富で、価格も安い。それにメンテナンスも、し易いと思われている。
しかし、調湿性はないし、5年もすると、みすぼらしくなるので、
せっかく新築するなら、ビニールクロス以外の
選択肢を考えてみては、いかがでしょうか?
目次
種類は少なくした方がいい
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。
ビニールクロスにしろ、他の素材のクロスにしろ、
新築する際のクロスの選び方で、
外してはならないのは、種類を少なくするということです。
クロス工事には、「ロス」という使えない部分が発生します。
部屋毎にクロスの品番を変えたりすると、
ロスも、より一層多くなりますので、
品数は絞った方がいいのです。
水回りと、居室を分けるとか、1階と2階を分ける
程度にして、あとは、同じクロスでも、いい位だと思います。
もちろん、台所などの内装制限を受ける箇所には、
防火性能のあるクロスを貼る必要がありますが、
それ以外の場所は、防火性能のあるクロスを貼る必要も
ないですし、自由に何でも貼っていい訳です。
柄は無い方がいい
新築する際、クロスの種類を多くしないということのほかに、
大きな柄とか、目だった柄とかを選択するというのも、
避けた方がいいと思います。
大きな柄とか、目立つ柄のものは、他のクロスとの
釣り合いをとるのも大変だし、
部屋のインテリアが整えにくくなります。
色は、白とかベージュ、柄もないか、あっても、細かいものにしておくと、
部屋の用途が変わった際にも、模様替えがしやすく、
便利です。
ビニール以外の選択肢を考える
新築する際、好んでビニールクロスを選んでいる
人は多くないと思います。
また、そもそもクロスはビニールが中心で、
それ以外のものがあると知っている方の方が少ないと思います。
しかし、壁紙のことをクロスというように、
そもそもクロスは、布で出来ていた訳です。
糸を織って作った「布(クロス)」に、裏打ちの紙を貼って、
壁紙にしたのが最初なので、
クロスとは、布のことだった訳です。
そして、ビニールクロスは、布クロスを真似て作った
製品ということなのです。
クロス以外の選択肢を考える
新築する際、壁にクロスを貼るという選択肢でもいいと思いますが、
クロスにも、ビニールのほか、布や、紙もあるということです。
そして、紙や布といった天然素材のクロスは、調湿性という働きもあるし、
目にも肌にも優しいし、豪華です。
ただ、普通に家を建てると90%以上が、普通にクロスを貼ってしまいますが、
それも勿体ない気がします。
板を貼るのも格好いいし、塗り壁なんかにするのも、
格好いいし、快適です。
塗り壁にすると、壁がボロボロするという印象を持つ人も
いると思いますが、製品次第では、ボロボロしないし、
格好いいです。
予算と、理想の暮らしで考える
せっかく新築するなら、ビニールクロスありきの選択肢ではなく、
塗り壁や、自然素材クロスの選択肢も含めて、
内装材を検討されてはいかがでしょうか?
もちろん、布クロスや紙クロス、そして、漆喰や珪藻土といった
塗り壁は、ビニールクロスよりも、
材料代も高いし、工事が面倒ですから、
工事費は高くなりますが、
家を新築すると、20年、30年、50年と、
いわば一生そこに住む可能性がある訳です。
どんな暮らしを実現させたいと考えるか?
そして、予算は、いくらまでなら投資できるのか?
それを基準に考えていいかも知れません。
いかがでしょうか?
新築する際、クロスありきで選び方を考えるのではなく、
どんな暮らしがしたいのか考える。
また、内装材にどんな選択肢があるのかを知った上で、
素材選定を考えてみることの楽しさを
ご理解頂けたでしょうか?
自然素材クロスにしろ、塗り壁にしろ、
自然素材の家は、快適で気持ちいいです。
そして、豪華です。
せっかく新築するなら、年々愛着が深まっていくような
家作りが理想ではないでしょうか?
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