日日是好日
どの本を紹介しようか、とっても悩みました。
天然日和っぽく、かつ私らしく、装丁も綺麗なほうがいいし‥。
にちにちこれこうじつ
と読みます。
禅語かな、茶道の世界ではよく耳にすることば。
茶道経験者は、そうそうと笑えるし、未経験者には意外とハードルが低いかも、と感じられるような内容。でも!そこは利休さんの血を脈々と受け継ぐ道の世界、自然を大切にする気持ちなどが表現されていて、天然日和創刊号には合うのではないか、と考えました。
私とは流派が違うようですが、著者の年代が近いこともあって、茶道に対するイメージ、考え方、驚きに親近感がありました。
一番笑ったのは、お茶会での出来事。
著者のフィールドが横浜なので、場所は馴染みのある三渓園。
今週末も三渓園の茶会に行きますが、大寄せの茶会(大勢の人がお勉強にくる茶会)は、茶道を経験されていない方がイメージするものとは似ても似つかない、すごい状態なんですよ~。
私たちは、こっそり”戦争”と呼んでいます
とにかく次から次とお茶を点てなければなりません
流暢に庭を眺めている余裕はなし
立ったり、座ったりを何度も繰り返すので、筋肉痛のことも。
お客様もギューギューのすし詰め状態
でもそうしないと順番待ちのお客様で溢れてしまう
大寄せの茶会では、客は待つのが仕事、亭主側はいかに効率よく回転させるか、がポイントとなるのですが、そううまくはいきません。
待つことが嫌なお客様は
三渓園を走ります ← 私のこと?(^^;
満員電車のように人を押しのけます
窓から出入りします
しえ~
著者も書いていましたが、とにかく最初の頃は驚きました。
とても、たしなみ、をお勉強している人たちとは思えまへん。
そして正客の譲り合い
正客というのは一番上の席に座る方のことで、ここは譲り合わないといけないのです。所謂上座、謙虚さを示すためにも、譲り合いは必須。
あそこが開いているわ~
と気楽に座ったら袋叩きに合います。
最近でこそ、私も事情を理解していますから、大丈夫ですが、最初の頃、師匠から
上の席には絶対に座らないように
と、きつくきつく言い聞かされていたものです。
この正客の譲り合いに15分ぐらいかかることがあり辟易します。
じゃ私座ります、と何度、声をあげたくなったことか。
もちろん、茶道には素敵な部分がたくさんあるから、こんなに大勢の方が経験されているのですが、こういう裏事情って、今まで公にされていたんでしょうか。
茶道は特別なことではなく
茶道を習っている人も特別な人ではなく
でも、特別な空間を味わうことのできる、とっても素敵なものであることが、
読んでいただければ、ご理解いただけるのではないかな、と思います。
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