アトピッコハウス ブログ
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はいから小町

安い塗り壁、その理由

2021/07/02
2024/02/06

「安い塗り壁のメリットは?」
「じゃあ、どんなデメリットがあるの?」

コロナは私たちの生活を大きく変えました。
少し前まで当たり前だった電車やバスでの通勤が、
在宅勤務に少しづつスイッチされています。

もちろん業種によっては在宅勤務ができない職種もありますが、
おうちで過ごす時間が増えているという方がほとんどかと思います。

旅行にも行けないし、生活環境を見直そうと考えられる方が増えていて
環境改善に、以前よりも自然素材での家づくりが注目されるようになりました。

その一つの選択肢として塗り壁があります。

塗り壁と言えど色々な種類があって
値段もピンからキリまで様々です。

中には標準的な相場よりも
随分安いものも出回っていて、
予算の少ない方にとっては
気になるところだと思います。

ただ、安いものはなぜ安いのか、その理由を知って選ぶのが賢明です。

アトピッコハウスには、3種類のオリシズナル塗り壁がありますが、カオリンの壁「パーフェクトウォール」という塗り壁は、コストパフォーマンスを優先させた製品です。

43色のカラーバリエーションがあり、調湿性能も漆喰の1.5倍程度はありますが、出来ることと出来ないことがあります

コスパのいい塗り壁「パーフェクトウォール」の詳細は、こちらをご覧ください

キオリンの壁パーフェクトウォール

パーフェクトウォール

塗り壁ってどんなもの?珪藻土塗り壁 はいから小町

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。

塗り壁というと漆喰や珪藻土をご存じの方が多いのではないでしょうか。

昔でいうと塗り壁の下地は土壁がほとんどでしたが、
現在の家づくりにおいては土壁を作ることのほうが難しくなっています。

今の家の壁の下地材はほとんどが石膏ボードです。

なので、土壁下地と組み合わせて使われていた本漆喰ではなく、
石膏ボードと相性の良い、素材が新たに作られています。

塗り壁と一言で言っても色々ありますが、
天然素材の塗り壁材には、調湿性能や、消臭効果などが
期待できるものがあります

おしゃれで高級感があるだけではなくプラスアルファ、
気持ちの良い生活の手助けとなる塗り壁、使わない手はありません。

アトピッコハウスのオリジナル塗り壁「はいから小町」は、品質の良い珪藻土を主原料としており、調湿性能は、一般的な漆喰の6倍です。ただし、お値段は、パーフェクトウォールよりお高くなります

調湿性能の高い珪藻土塗り壁「はいから小町」はこちら

珪藻土塗壁 はいから小町

でも塗り壁って高いのでは?

塗り壁というと高価なイメージをお持ちの方も多いでしょう。
現実、クロスに比べるとコストは上がります。

お金

塗り壁は左官材と呼ばれ、左官職人さんのみが扱える
材料でした。
熟練の左官職人さんの高度な技術で作り出すコテの模様は二つとして
同じものがなく、唯一無二の美しい壁となります。

下地の状態がどんなでも、上からベタっと押さえつけられる
ビニールクロスに比べ、細かい下地処理が必要なので、
下地を作るための材料費や日数の分金額が高くなるのです。

塗り壁はどんなところに塗るのがおススメ?

基本的にメンテナンスフリーな塗り壁は、
壁だけでなく、天井にも塗れますし、新築だけでなく
マンションのリフォームにももちろんお使いいただけます。

浴室などを除き、どんな部屋にも施工できますが、
長く過ごす部屋は特に環境を整えたいもの。

家族が集まるリビングや、睡眠中無防備になる寝室への施工を
お勧めしています。

ネコ

その他、子供部屋、キッチン、トイレ、廊下、玄関などなど、
どこに使っていただいても大丈夫です。

ただ、防水・撥水効果のない塗り壁は拭き掃除ができないので、
油が飛ぶキッチンのコンロ周りや、トイレの飛び跳ねし易そうなところは
タイルとか、ビニールクロスなどにしてみるのもいいかもしれません。

調湿性が良いからと言って、水分を含ませた状態を
続けるとカビの原因ともなりかねません。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、硬く固まってボロホロしないので、洗面所、トイレ等にも使用できます

硬く固まって、調湿性能の高い珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗壁 はいから小町

色の選び方はどうしたら?

家具や床と合わせやすい白い色を選ばれる方が多いですが、
白といっても様々な色があります。

青みがかったいわゆる、真っ白。キナリのような黄色っぽい白。
緑やピンクがかった白もあります。
白い色は部屋を広く、明るく見せますが、
日が当たる部屋で、真っ白にすると目が疲れるということがあります。

白を選ぶ場合はパキッとした真っ白ではなく、
やわらかいものを選ぶといいかも知れませんね。

また、色付きのものを選ぶ際、小さな見本で見るよりも
大きな壁に塗ったほうが薄く、明るく見えます。

色見本で見た色よりも少し薄く見えるということを
覚えておくといいですね。

アトピッコハウスのもう一つのオリジナル塗り壁は、漆喰調塗り壁「漆喰美人」です。
こちらは、パステルカラーのはいから小町と違って、シックな色合いです

花の塗り壁「漆喰美人」は、カラーバリエーションは、こちら

花の塗り壁 漆喰美人

安い塗り壁、安さの理由は材料の内容

安い塗り壁の安さの秘密は?それを見極めた上で選びたい。

安い塗り壁が安い理由の一つに、
「純粋な含有量が少ない」ということが
あげられます。

どういうことかというと、
漆喰なら漆喰そのもの、
珪藻土なら珪藻土そのものの
含有量が少なく、その代わりに

ツナギとなる「繊維質」や
接着剤としての化学樹脂が
多く含まれるということです。

特に、自分の力で固まることができない珪藻土は
固めるための材料を入れる必要があり
その配合についてはメーカーにより
大きく異なります。

珪藻土には凝固剤が入っている

調湿性能がいいことで知られる珪藻土ですが、
そのメカニズムは珪藻土が持つ、無数の穴に湿気を吸い込み、
また乾燥している時期には吐き出すということを繰り返すことで
成り立ちます。

珪藻土は自分で固まることができないので、
必ず、凝固剤が入ります。

そのため、珪藻土100%という塗り壁は存在しません
ただ、その凝固剤に何が使われているか、が大切なのです。

接着剤を使っているものが多いと聞きますが、
接着剤は調湿をするべき、珪藻土の穴をふさいでしまいます。
穴がふさがってしまえばせっかくの珪藻土の調湿性能が
発揮されません

固めるための接着剤=合成樹脂が
多く含まれる場合、価格は安くなりますが
吸放湿のための孔(あな)を塞いでしまうので
調湿性能が下がってしまうのです。

珪藻土を塗ったといっても、半分以上がケミカルな接着剤成分だったら
ちょっと残念ですよね。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、にがりと、マグネシアの働きで固まっています。
自然素材100%ですが、硬く固まってボロボロしません

硬く固まってボロボロしない珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗壁 はいから小町

含有量の多さはメリットだけではない

ただ、珪藻土・漆喰のそのものの含有量が
高ければ高いほど良い事ばかりかといえば
そういう訳でもありません。

メリット デメリット

「自然素材」の塗り壁材は、
素材の含有量が多いため、調湿性能は高いですが、
その分丁寧な施工が求められます

含有量が高くなるにつれて
色むらの発生や、クラック(ヒビ)が入りやすくなったり
という現象が起こりやすくなるからです。
また、色付きのものは色の濃さにムラが出る、
色むらが起こりやすくなるため、色粉を混ぜない無難な白を
選ばざるを得なくなる場合もあります。

素材の含有量が多い塗り壁材は施工が難しくなるため
diyをするにはハードルが高く
プロでも扱いづらいため
業者さんも施工に消極的になるのも事実です。

自然素材の塗り壁材はdiyができないの?

では自然素材の塗り壁材はdiyが絶対にできないのでしょうか。

実際、アトピッコハウス商品もdiy施工される方が
たくさんいらっしゃいます

diyの方にご案内していることは、

ホームセンターなどには蓋を開けたら
そのまま塗り始められるという商品がある中で、
自然素材の塗り壁材は粉で届くため、
まず、水を入れてかくはんする必要があること、

蓋を開けたらそのまま既存の壁に塗りつけられるものと違い、
きちんとした下地処理が必要であること、です。

塗り壁は下地作りまでが9割といわれるほど、
下地作りが大切で、仕上げを左右します。

下地処理をきちんとしていないと、アクが染み出てきたり、
剥がれるなどの現象が起きることも考えられます。

塗り方や下地処理の方法を動画などで
ご紹介しているものもあるようですが、
自然素材の塗り壁材を使われる際には
まず、仕上げよりも下地作りから探してみてください。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」も、DIY出来る製品ですが、粉で届くので、「攪拌」が必要です。

DIYできる珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗壁 はいから小町

「施工費用」が安い塗り壁、その理由は?

塗り壁の「材料」が安いのは、
含まれるものの内容というのは
おわかりいただけたと思います。

では次に、「施工費用」が安い塗り壁は
どういうものなのかというと

ずばり、施工が簡単で、短時間でできるものです。

マスキングテープやブルーシートで
養生をした後、

標準的な塗り壁の場合、
まず下地処理をします。

下地の凹凸をなくすため
メッシュテープやパテで
ジョイント部分やビス頭を処理した後
下塗を施し、それを乾燥させます。

そこに、給水調整のために
シーラー処理を施します。

ここまでで半日~1日はかかります。

そこからさらに中塗りをし、
それを乾燥させ、本塗り、
パターン付け…と、

乾燥などの時間も含めると
1日ではとても終わらない作業量です。

では、施工費用の安い塗り壁の場合は
どういうものがあるかというと

専用の下地調整用壁紙を用いることにより
左官作業の下地処理が不要になったり、
そもそも下地塗りそのものが不要だったり
中塗りを不要にしたり…と

作業手順の1つ、あるいは幾つかを
省略できるというものです。

また、一般的な塗り壁材は
粉の状態のものがほとんどなので
通常は粉と水(色付きなら色粉)を
専用の攪拌機で混ぜる必要がありますが

あらかじめ水で練ってある塗り壁材もあり
開けたらすぐに塗れる分、
手間が省けて施工時間も短く済みます。

塗り壁を、安く満足度の高いものにするにはどうしたらいい?

いかがでしたか?
安い塗り壁には、材料そのものの
内容によって安いもの

施工の手間がかからない分
施工費用が安くなるものと
2種類あることがわかりましたね。

もちろん、施工費用が安くなる、
施工の手間がかからないものは、
その分材料の中に接着剤が多く含まれていたり
何らかのからくりがあるものも多いです。

例えば塗り壁をdiyでやりたいと思っていて
内容成分にそこまでのこだわりがない方は

あらかじめ練ってある、施工の簡単な塗り壁材が
ホームセンターに多数売っていますので
その中から選ぶとストレスフリーで満足度が上がります。

塗り壁にしたいけれど予算は少なく
それでもなるべく安心なものを使いたい、
という方には、アトピッコハウスの
パーフェクトウォールがお勧めです。

カオリンの壁「パーフェクトウォール」は、乾きが早いので、DIY向きではありませんが、プロに工事を依頼することで、コスパが良くなる塗り壁です。

コスパの良い塗り壁「カオリンの壁、パーフェクトウォール」の詳細は、こちら

塗り壁比較

まとめ

パーフェクトウォールはパテ処理が必要ですが、
仕上げ材と同じ材料でパテ処理ができる上、
シーラー処理や下地塗りが不要な1発仕上げなので、
標準的な塗り壁と比べ半分以下の作業量で済みます。

パーフェクトウォールには、
ピュアアクリルという樹脂成分が少し入っていますが
セーターの生地に使われるような安全な樹脂なので
安心して施工していただけます。

着色に使っているのも、天然の着色料で安心です。

安くて施工性がよく、43色から選べますので
とても満足度の高い人気の塗り壁です。

ただ、diyはできない商品ですので、プロの方に施工を
ご依頼くださいね。

カオリンの壁「パーフェクトウォール」の資料は、こちらからご請求ください

塗り壁比較

よくあるご質問

珪藻土の調湿性能を損なわない凝固剤ってあるの?

自身で固まることができない珪藻土には必ず凝固剤が入ります。
その凝固剤によっては、調湿をする珪藻土の無数の穴を塞いでしまうものもあります。

アトピッコハウスのはいから小町はお豆腐を固めるにがりと胃薬に使われるマグネシアを凝固剤に使っています。硬く仕上がり、なおかつ珪藻土の穴をふさがず、高い調湿性能をキープできます。

下地処理不要の塗り壁ってあるの?

ホームセンターなどで販売している、蓋を開けたらそのまま塗れるという商品もありますが、より安全で機能が高いものがいいという場合にはアトピッコハウスのパーフェクトウォールがおススメです。

下地処理は不要ですが、扱いが難しい商品なのでdiyには向かず、プロへの施工依頼が必須となります。

塗り壁ってどうして高いの?

ビニールクロスに比べ、材料費が高いことが一つ。さらに、ビニールクロスは下地の状態が悪くても、上からビニールで覆ってしまえば何とか見栄えしますが、
塗り壁はそうはいきません。

まず、下地を作って養生して、それから仕上げをします。その分材料費、工事費、人件費がより多くかかるため高くなるのです。

塗り壁はどんなところに塗るのがおススメ?

基本的にメンテナンスフリーな塗り壁は、壁や天井にも塗れますし、新築だけでなくマンションのリフォームにも人気です。

浴室などを除き、どんな部屋にも施工できますが、長く過ごす部屋、家族が集まるリビングや、睡眠中無防備になる寝室への施工をお勧めしています。

調湿性能の高い珪藻土塗り壁はいから小町や、消臭効果の高い漆喰風塗り壁、漆喰美人がおススメです。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

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塗り壁比較