無垢フローリングの塗装の種類と選び方
先日訪れた喫茶店は無垢のテーブルを使っていました。
でも、まだ新しいお店にも関わらず、そのテーブルはシミだらけ。
使用頻度に合った塗装を選べば、無垢は綺麗な状態を保てたはずです。
無垢フローリングの塗装にも種類があって、汚れの付き方が違います。
自分が無理のないお手入れで済む塗装を選ぶことが
無垢フローリングを長く楽しむことにつながります。
目次
無垢フローリング、昔は米ぬか油が塗装の役目をしていた
自然素材の内装材メーカー、アトピッコハウス元岡いずみです。
せっかくの無垢のフローリング、
目立たない種類の塗装もありますが
わざわざ塗装をしてしまうなんてもったいない!
そう考える方もいるかもしれません。
全く塗装をしていな無塗装の無垢フローリングは
まさに天然の木の素材感をそのままに味わえて魅力的です。
初めのうちは手を触れるとサラサラとしています。
でも塗装無しの状態ですと
毎日の生活で汚れは付きやすいですし、
うっかりお茶をこぼしでもしたら
色素が染み込んでしまい
簡単にシミが出来てしまいます。
昔は毎日拭き掃除をしたり、米ぬか油で磨き上げることで
無垢の床を美しく保っていました。
「無垢フローリングはお手入れが大変」
というイメージは
一昔前の床磨きの光景から来ているのかもしれません。
無塗装の無垢フローリングをそのまま使うのは難しい
塗装をしていないフローリングも販売されていますが、
そのままで使用するケースはほとんどなく
油やワックスなどの塗装を最初に塗ります。
一昔前の、毎日米ぬか油で磨き上げる作業をしなくても
塗装をあらかじめしておくことで
無垢フローリングを保護することが出来るのです。
塗装には種類があります。
汚れが付き難く掃除が楽な塗装の種類、化学塗装
無垢フローリングの塗装の種類は大きく分けて二つ、
化学塗装と自然塗装です。
フローリングの表面に塗膜を作るか
フローリングの中に浸透させる塗装かで異なります。
塗膜を作るのは化学塗装です。
表面に塗膜があるので汚れやキズが付き難い。
水も弾くので、
ある程度の汚れは拭き取るだけで簡単に落ちますし
頑固な汚れには中性洗剤を薄めて使用することも出来ます。
いつものメンテナンスを楽に済ませたい方には
化学塗装が向いています。
ですが、注意が必要なのは
塗装の塗り直しや
一度付いてしまったキズは自分で補修出来ないということ。
専門業者による塗り直しや補修が必要となります。
化学塗装の寿命はその種類と生活の仕方にもよるので
20年~30年とバラつきがあります。
無垢の素材感を損なわない塗装の種類、自然塗装
もう一方の種類の塗装、自然塗装は
化学塗装のように表面をコーティングしていないので
汚れやキズは付きやすくなります。
ですがその分、
無垢フローリングの素材を損なわず
自然の木ならではの温もりや肌触りを楽しめます。
メンテナンスに関しても、
化学塗装に比べて大がかりなものが必要かというと、
実はそうでもありません。
昔のような毎日の拭き掃除が必要というわけでもないですし、
ワックスかけの目安も年に1回程度、
気にならなければ不要です。
表面に塗膜を貼らない塗装だからこそ、
わたし達が生活する上で出る皮脂油を天然のワックスにしてしまいます。
汚れやキズは付きやすいですが、
ヤスリで削り、油やワックスで馴染ませるなど
自分で簡単なメンテナンスも出来ます。
いかがでしたか?
ある程度の汚れやキズも味わいと思える方には
無垢の質感を味わえる
自然塗装の無垢フローリングがお勧めです。
普段のお手入れを楽にしたい方には
汚れを簡単に拭き取れる化学塗装の無垢フローリングが向いています。
化学塗装はウレタン塗装が代表的で
ツルツルしていて
合板フローリングのような見た目がほとんどでした。
しかし今は、
しっかりと塗装をしつつも
ツルツルとしていない化学塗装の種類の商品も販売されています。
アトピッコハウスの無垢フローリングのペット用塗装は
見た目や触った感じもツルツルしておらず
一見、自然塗装と区別がつかないほどです。
手軽に掃除がしたい、
でも無垢の見た目の風合いも損ないたくない、
そして、足腰の負担を減らしたい方にもお勧めできる塗装品です。
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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。