キッチンの壁紙、選び方のポイント
何かと汚れやすいキッチンの壁紙は機能面を重視して選びたいものです。掃除のしやすさを追求したもの、防火性に優れたもの、消臭効果があるものなどキッチン周りに嬉しい機能の備わった壁紙も販売されています。
冷蔵庫や食器棚など、比較的大きな家具を配置することが多いため、キッチンの壁紙が目に見える面積が狭いご家庭も多いと思います。機能、見た目ともにキッチンに向く壁紙とはどういったものでしょうか。
アトピッコハウスには、すっぴんクロスというオリジナルの布クロスがあり、数量限定となりますが、薬剤処理をしていない防火認定品もあります。
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目次
キッチンの壁紙は油汚れや水撥ねでとにかく汚れやすい
お料理をする方ならわかると思いますが、キッチンはとにかく汚れますよね。コンロ周りは特に気を付けていても調理の度に壁紙に油が跳ねます。お料理の度にすぐに壁紙をお掃除ができればいいですが、毎日使うコンロや壁紙、そうそう頻繁にお掃除もできません。
そして、壁紙やキッチン周りの油汚れをそのままにしておくとどんどんと蓄積され、ベタベタになり落ちないという悪循環。
キッチンの壁紙の汚れは油だけではありません。お料理をするコンロ周りだけでなく、洗い物をする水回りの壁紙も汚れやすい場所です。キッチンの壁紙は水はねにより、シミになったり、カビの原因になってしまうことも。
せっかくお料理するならキレイなキッチンで調理したいですよね。キッチンの壁紙は汚れが付きやすいのでお手入れのしやすいタイプのものを選ぶことがおすすめです。
キッチンの壁紙として欠かせない不燃・防火性能
海外のドラマで見るようなモザイクタイルやツルツルの大理石の壁のキッチンであれば、汚れにくいし、洗剤や水拭きなどお手入れもしやすい。でも狭い日本のキッチンではなかなかそうもいきません。汚れにくく、お手入れがしやすく、手軽に採用できるの壁紙はビニールクロス。そしてキッチンの壁紙を選ぶ上で欠かせないのは防火機能性のある壁です。
火気を使用するキッチンでは防火認定を受けた壁紙しか使えないことになっています。また、地域によっては、キッチンと一部屋に繋がっているダイニングやリビングでも防火認定壁紙を使うことが義務付けられている場所もあります。
一般的な家で使われている壁紙はほぼビニールクロス壁紙。そして90%以上のビニールクロス壁紙は防火認定品となっています。ビニールクロス壁紙のカラーバリエーションは無限といわれるほど、おしゃれなものから実用的な物まで様々選ぶことができます。
キッチンの壁紙を豊富な色柄から選びたい方にはビニールクロス壁紙がお勧めです。でも、いざ火事になった時にビニールクロス壁紙は燃えなくても、有毒な塩素ガスが発生します。火事で命を落とされる方はほとんどがこの有毒ガスによるもの。火気を使用するキッチンだからこそ、安心安全なものを選びたいですね。
すっぴんクロスは、薬剤処理をしていない本物の布クロスです。
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キッチンの壁紙を選ぶなら安全なものを
防火品であり、有毒なガスを発生させない壁が安全な壁です。どのようなものがあるのでしょうか。
天然の素材でできている壁紙、自然に還る壁紙は安全そうですが、自然素材を原料に作っていても、壁紙に難燃剤という薬剤を使用していると火事になった時に有毒ガスが出てしまうので注意が必要です。
壁紙ではないですが、珪藻土や漆喰といった塗り壁材はそのものが不燃材料となります。珪藻土は七輪でも使われており、漆喰、珪藻土ともに耐火性に優れています。ビニールクロス壁紙のように拭き掃除はできませんが、すすけないし、油煙が付くということもありません。
何より塗り壁材は消臭効果が高く、キッチンで生じた臭いなども翌日には消えるので、おすすめです。
キッチンの壁紙の選び方のコツ
汚れ防止ならお掃除しやすい機能性のある壁紙
汚れ防止機能付きの壁紙というものがあります。汚れを防止する機能性付き壁紙は壁紙の表面に樹脂などで塗装コーティングしてあり汚れにくく、また付着しても掃除がしやすいです。
柄物壁紙を選べば汚れが目立ちにくい
キッチンの壁紙にホワイト系の壁を選べば汚れが目立ってしまいますが、あえてレンガ調やタイル柄などの柄物壁紙を選んで見ると汚れが壁紙の柄に紛れて目立ちにくいです。ただし、壁紙全面に模様が来るとしつこくなるのでキッチンの背面の壁紙のみや油はねが懸念されるコンロ横のみの壁紙を柄物壁紙にするといいでしょう。
ニオイがこもりやすいキッチンやダイニングの壁紙は消臭機能付きを
表面に消臭剤入りのフィルムをラミネートしてある消臭機能付き壁紙は、生ごみやたばこ、汗などに含まれる悪臭成分を消臭してくれます。また、こういった壁紙は抗菌効果があるものも多いので、ダイニングなどへの採用もおすすめです。
カビが生えやすい水回りには国産品の壁紙がおすすめ
キッチンのシンク付近の壁紙は水が飛びやすく、カビが気になる所ですが、日本のメーカーの壁紙は、高温多湿な日本の気候に合わせて、ほとんどの壁紙が防カビ対策されています。輸入ものキッチン壁紙はおしゃれで素敵ですが、カビ対策を考えたいなら、日本の気候に合わせて作られた日本のメーカーの壁紙を使うといいですね。
キッチンの壁紙のリフォーム費用相場は?
ビニールクロス壁紙であれば㎡あたり800円~1,500円ほどが目安です。消臭機能や汚れ防止などハイグレードの壁紙クロスでは㎡1,200円以上かかると思った方がいいと思います。現状の壁の状態によっては㎡あたり300円~700円ほどプラスになることもあります。
おしゃれなキッチンの壁紙おすすめ例
キッチンの壁紙 黒や緑を使って北欧風に
グレーや淡いグリーンの壁紙を一面取り入れることで北欧調の優しくおしゃれなキッチンに。また、アクセント壁紙クロスとして黒を入れてもメリハリがつき、北欧風おしゃれモダンな壁になります。
キッチンの壁紙 クールな壁紙がお好みならコンクリート打ちっぱなし風
コンクリート打ちっぱなし風の壁紙で、クールでスタイリッシュな男前キッチンに。
キッチンの壁紙 モダンに仕上がるレンガ柄
大きなレンガ風壁紙だとカジュアルで温かみのある空間に、細かいレンガ風壁紙だとアンティークで高級な印象のキッチンに。
キッチンの壁紙 アクセントカラー壁紙
一面だけカラー壁紙を入れてみるのも楽しいですね。黄色やオレンジ色で明るい空間に。黒色や紺色でスタイリッシュな雰囲気のキッチンに。
キッチンの壁紙 海外アパート風・アンティーク風
大き目の白いタイルに黒い目地の壁紙を使うと、パリのアパートのようなノスタルジックな雰囲気のキッチンに。
汚れが目立たないキッチンの壁紙はレンガ調やタイル調
汚れやすいキッチンには汚れが目立ちやすい真っ白な壁紙を選ぶよりは、濃い色味のレンガ調やタイル調、花柄などを選んだ方が汚れが目立ちにくいのでおすすめです。汚れが目立たないだけでなく、リフォームの場合、キッチンの雰囲気を大きく変えてくれます。
ただし、濃い色やレンガや花柄壁紙を全体に施工すると圧迫感が出て、キッチンが狭く感じるので、アクセントクロス壁紙として汚れやすい一面などに張るのが良いです。思い切って黒色やオレンジ色、緑色などのアクセント壁を一面に入れてみるのもおしゃれでいいと思います。
また、全体で同じ壁紙にするのではなく、汚れが付きやすい低い位置に腰板のようにタイルやアクセント壁を貼ってみるというのもいいですね。目線の高さで色を抜くことですっきりした印象になります。
おしゃれで人気のカウンターキッチンの壁紙の選び方は?
カウンターキッチンはダイニングとキッチンを挟む形でカウンターがついている形式を言います。カウンターキッチンはキッチンの一部であり、ダイニングの一部でもあります。キッチンの壁紙と、ダイニングの壁紙との雰囲気と合わせることが大事です。
キッチンの背面、カウンター、ダイニングの壁紙がばらばらだと統一感がなくごちゃごちゃし、チープな印象になってしまうのです。
全体的に白で統一すれば悩みはないですが、おしゃれなアクセントカラーなどを入れたい場合は注意が必要です。
カウンターはキッチンの背面の壁色と合わせるか、本物のタイルや木目調のフローリングなどを貼ってみるのもいいでしょう。
はがせるリメイクシールや壁紙シートで賃貸でも簡単にキッチンの雰囲気を変えられる
うちは賃貸だからキッチンの壁紙を変えたいけどリフォームもできないし、という方にもおしゃれなキッチン壁紙はホームセンターだけでなく、セリアやダイソーといった100均のリメイクシール壁紙で簡単にdiyできます。
賃貸を引き払って引っ越しをする際に現状復帰ができるよう貼ってはがせるタイプのリメイクシールを購入しましょう。貼ってはがせるタイプのリメイクシールやリメイクシールは賃貸の汚れ防止にも役立ちます。
リメイクシール壁紙であればタイル調、レンガ調や、コンクリート、木目調や花柄、北欧風、また和風など簡単、おしゃれにモダンに自分好みにリフォームすることができます。
リメイクシールのいいところははがせるので汚れたら簡単に壁紙を張り替えてイメージチェンジができるところです。
リメイクシールの張り方は難しいことはなく、特にコツもいりません。失敗も少ないです。少量から購入できるので簡単手軽にDIYできるところも魅力です。
リメイクシールの良いところは冷蔵庫や換気扇にも使用できるところ。壁紙に合わせてレンガ風、タイル風、木目調など、おしゃれにイメージチェンジができます。
色味の選び方はインテリアとのバランスが大事。そこだけ雰囲気が大きく変わってしまうと落ち着かない空間になってしまいます。全体の雰囲気や色の系統、テイストなどを統一したものでリフォームしてみるといいですね。
まずは淡い色を選んでみたり、キッチンの戸棚や扉に合わせた色味を選んでみるというところから始めてみるのもいいかもしれません。キッチン周りの印象や雰囲気が変わればお料理が楽しくなりそうですね。
コンロに近い部分に壁紙を貼る場合は耐熱加工されている物を選んだ方が安心です。
まとめ
油汚れや、水回りなど何かと汚れやすいキッチン。
汚れたときに手軽に拭き掃除が出来るのはビニールクロス壁紙ですが、万が一火災が起きたときに有毒ガスが発生する懸念があるため、安全な自然素材の壁紙や塗り壁を選ぶこともおすすめです。
また、今では賃貸でも、セリアやダイソーといった100均でも台所などの壁紙シールで簡単にdiyリフォームができます。一壁だけでもガラッとキッチンの印象が変わっておしゃれな空間になりますし、リメイクシールや壁紙シールなら失敗することもありません。
意外と過ごす時間が長いキッチン。調理しやすいことは前提ですが、汚れることを気にしないで、自分好みのおしゃれなキッチン空間を実現してくださいね。
アトピッコハウスのすっぴんクロスは、薬剤処理をしていないので、火災が発生しても有毒ガスは発生しません。
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よくあるご質問
キッチンの壁紙に適しているのは?
何かと汚れやすいキッチン。壁紙はできるだけお手入れがしやすいタイプのものが良いです。水拭きで頻繁にお掃除をしたいのなら、ビニールクロス壁紙がいいでしょう。ただし、火災の際には有毒ガスが発生する可能性があるので、キッチンの壁には安全な素材の織物クロスや塗り壁もおすすめです。アトピッコハウスの織物クロスは天然の糸を織って作った安全な布クロスです。
キッチンの壁に塗り壁は塗れるの?
珪藻土や漆喰はそのものが不燃材料で、漆喰、珪藻土ともに耐火性に優れています。ビニールクロスのように水拭き掃除はできませんが、すすけないし、油煙が付くということもありません。何より消臭効果が高く、キッチンで生じた臭いなども翌日には消えるので、おすすめです。※アトピッコハウスの珪藻土塗り壁はいから小町は調湿効果、消臭効果が高い塗り壁材です。
キッチンの壁紙を選ぶ際の、防火認定って何?
火気を使用するキッチンでは防火認定を受けた壁紙しか使えません。地域によっては、キッチンと一部屋に繋がっているダイニングやリビングでも防火認定壁紙クロスを使うことが義務付けられている場所もあるので事前の確認が必要です。
キッチンを手軽にDIYするには?
セリアやダイソーで売っている壁紙シートなどを使えば簡単にDIYで壁のイメージを変えられます。汚れやすいところにはがせるリメイクシールなどを貼れば、アクセントにもなりますし、おしゃれに雰囲気を変えることもできます。全面ではなく、アクセント壁として使うことがおすすめです。
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