家づくり、勉強のし過ぎにご用心
知人の建築会社が
10年続けた家づくりの勉強に、ピリオドを打つ役目を担いました。
家づくりって、確かに一大事業です。
10年ひと昔といいますが、
今の一昔は3年と言われています。
となると一昔を3回経験して、家づくりが動き出した。
うーん、私は勉強のし過ぎだと感じます。
目次
サンプルが多過ぎて区別がつかない
建築会社をカッコよく変身させる
アトピッコハウス ごとうひろ美です。
10年家づくりを勉強していたのは78歳の男性。
長年連れ添った奥様との二人暮らしです。
ご希望のリフォーム内容は、
マンションの2部屋をビニールクロスから塗り壁へ、
合板フローリングから無垢フローリングに変更する、
ごく一般的なリフォームです。
そして、リフォーム代金としては40万弱。
しっかりとした会社を勤め上げ、
年金もちゃんともらっていますから、
支払い能力に不安があるわけでもない。
アレルギーがあるとか、
体調不良とかもない。
ただ現状のビニールクロスと合板フローリングの部屋をなんとかしたい。
ごく普通の希望を叶えるために
10年家づくりを勉強してしまうって…。
それだけの長い時間調べていれば
サンプルが増え続けたのも容易に想像ができます。
10年間、サンプルを取り寄せ続けた78歳は、
今の確認したいサンプルが、どこにあるのか、
どの会社の商品だったのか、
それさえも整理ができなくなっていたそう。
人は、選択肢が多くなると選べなくなります。
サンプルの山に埋もれてしまい、
身動きがとれなくなっていたんでしょうね。
10年前のサンプル、すでに廃盤になっていますよ。
入れ替わりの早い日本、
それは建築業界も例外ではありません。
アトピッコハウスでは10年前と同じ商品を販売していますが、
それでもカラーバリエーションなど、
小さくモデルチェンジをしています。
10年前に取り寄せたサンプルがどんなに良くても、
廃盤となっていれば使うことができません。
チャンスの神様は前髪しかない。
すぐ行動する人が、幸せになるは、
どの年代にも言える法則のような気がします。
技術は日進月歩だけど…
色々言われていますが、
まだまだ日本の技術力は捨てたもんではありません。
そして毎年、新しい商品が投入され、
来年の方がもっといいかな、いや再来年まで待つべきか…。
そう思ってしまうことも、わからないではないです。
だけど、今リフォームがしたいんですよね!
こういっては何ですが
日本の男性の平均寿命が80歳。
平均寿命ですから、
長い人もいれば、当然短い人もいるわけで…。
残りの時間が20年と考えた時、
10年考えて、10年を快適に過ごすより、
1年だけ考えて19年快適に暮らした方が、
人生が豊かになる。
私は、そんな風に考えます。
どんなに学んでもプロとは違います
10年かけて
40万のリフォームを学んだ78歳の男性でしたが、
やっぱりプロとは知識量が違います。
逆に言えば、
その程度の素人知識に負けるようではプロとは言えません。
また知識と知恵は違います。
実践の伴わない知識は、所詮机上の空論だし、
実践で役に立たなければ無駄な知識です。
10年家づくりを学んだことが無駄とは言いませんが、
10年を費やした価値があったのかどうか、
今一度、考えたい部分です。
家づくりの学び過ぎ、これは他人事ではありません。
10年家づくりを学んだのは78歳の男性でしたが、
年齢が高いから判断が鈍ったとか、そんな風には考えられません。
実は若い方でも、
なかなか決断できないケースが少なくないからです。
アトピッコハウスにも、
何十年も前から、新築やリフォームを検討している方が、
複数いらっしゃいます。
確かに、新築となれば
大きな買い物ですから悩むのもわからないではありません。
でも正解のない家づくり。
悩んでも、悩んでも100%のものって、正直つくれません。
リフォームも同じです。
10年悩めば、家の状況が変わってきます。
5年前は腐ってなかった床が崩れてきたり、
給湯器が使えなくなったり…。
生き物である家は、どんどん変化をしていきます。
その中で、ただひたすら考える…。
変化している家の中で、
自分だけが立ち止まっている。
そんなの、勿体ない!
勿体ない繋がりでいえば、
廃盤になったらサンプルは、
手元で温めて廃盤になっていたら、ただのゴミです。
サンプルは活かされて物としての使命を果たします。
家づくりを10年学んだ78歳の男性も、
エコだ、環境だとすごく心配していたのだそう。
いえいえ、そんなことを心配する前に、
目の前のサンプルを活かすのか、殺すのかを考えましょうよ。
配送するために送料がかかります。
ガソリンだって使います。
地球環境は、自分の足元からみつめたいです。
結局は、人間力なんです。
では家づくりを学ぶ必要はないのか?
というと、当然学んだ方がいいんです。
建築会社にまったくの丸投げはダメです。
それは40万のリフォームでも、
2千万の新築でも同じです。
それは騙されるとかではなく、
最低限の知識がなければ、
家づくりについての会話が成立しないからです。
その最低限の知識を元に、
今目の前の人が、信頼できるかどうかをジャッジするのは、
人間力です。
つまりは、人間を見る目がなければ
リフォームであろうが、新築であろうが、
家づくりは失敗します。
人を見る目がないから、
毎日現場に行ってチェックせざるを得なくなるし、
自分を信頼していないから、
他人も信用できない。
10年家づくりを学んでも、
何が本当なのか、
自分にとって必要なリフォームは何なのか選択ができない。
家が人を幸せにしてくれる訳ではありません。
所詮、家は「箱」という物でしかありません。
その家で、どう暮らすのか、
生き方によって、幸せかどうかが変わってくる。
それはつまりは、人間力です。
もしも10年かけて家づくりを学ぶのなら、
その時間をかけて人間力をアップしたい。
そういう思考回路の方であれば、
家づくりはアトピッコハウス認定店にお任せ下さい。
箱ではなく「暮らし」にフォーカスした家づくり、得意です。
無料で、資料・サンプル差し上げます
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
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