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梅雨対策は自然素材の内装材で

珪藻土の壁にカビが!原因を知り予防と対処をしよう!

2016/06/27
2024/12/09

「珪藻土の壁にもカビが生えるの?」
「どうカビ対策すれば良いの?」

ただでさえ湿度が高い環境の日本、
梅雨に入ると1ヵ月以上、空気が常にじっとりして、湿った匂いが漂い、
クローゼットの洋服やマット、高い湿度で布団、床までも常にしっとり重くなって・・・。

カビの心配がむくむくと湧いてきます。

できるだけ家の中ではカビと無縁の生活がしたい
カビの悩みを解消したい
…というのは誰もが願うことですが、
カビが発生しない内装材なんてあるんでしょうか?

本当のことを言うと、答えは「NO」です。
カビが発生しない内装材はありません。

けれど、吸放湿性に優れた珪藻土の塗り壁なら
その性質や特徴をよく知って、上手に付き合えば
新建材よりずっとカビとは縁遠い魅力的な生活が送れるのです。

アトピッコハウスには、「はいから小町」というオリジナルの珪藻土塗り壁があって、湿度調整機能が高く、メッシュ状に固まるという理由も相まって、カビが発生しにくい特徴があります。

この記事では、珪藻土の壁や商品にカビが発生する原因と対処法をご紹介いたします。

カビに強い珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

目次

そもそも「珪藻土」ってなに?

ジメジメした梅雨、珪藻土の塗り壁にもカビを発生させてしまうのでしょうか?

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。

珪藻土とは湖や海の底に堆積した植物性プランクトン(珪藻)の殻が化石になったもので、
無数の小さな穴(細孔)を持っているのが特徴です。

この穴に、余分な湿気や水分を吸収し、乾燥時期には放出するということを
半永久的に行います。
この性質が調湿効果を発揮するのです。

珪藻土の水分を吸放出する性質は近年壁材だけでなく、コースター、バスマットなどの商品にも活用されています。

珪藻土コースターやバスマットなどの珪藻土を使用した商品は速乾性があり、水分を素早く吸収してくれるため、サラッとした状態をキープしてくれます。

他にも耐熱性や消臭、脱臭効果が期待でき、室内環境を整えてくれるので、
その特性を活用したいと、家の内装材として寝室やリビングや押し入れの壁に珪藻土を
施工したいという方が増えています。

ですが、珪藻土自体にはカビの抑制効果はありません。
水分、湿気を吸って吐き出す性質はありますが、材料自体でカビの繁殖を抑制することはできないのです。

珪藻土にカビが発生する条件とは?

環境、条件によるもの

もちろん、梅雨の時期など湿度が高くじめじめした状態はカビにとって一番繁殖しやすい好条件である
ということは誰もが感覚的に理解されていると思います。

カビが発生しやすい環境は、80%以上の湿度のほか、
20~30度前後の温度、カビにとってのエサ(栄養になる汚れ)、
カビの活性化を促す酸素などが揃った場所。

ジメジメ

室内において空気の流れがなく湿度が溜まりやすく、結露しやすい場所である北側の壁や押し入れの中やクローゼット、水分がある浴室、台所など
カビの発生でお悩みの方も多いのではないでしょうか。

珪藻土バスマットやコースターも然り。

バスマットには皮脂や垢などのカビが好む汚れが付着しますし、
常に水分があり、湿気のこもりやすい場所である浴室や台所はカビの発生に要注意です。

食器の水切りマットやコースターも飲み物で汚れたりすることもあるでしょう。
壁や押入れ、クローゼットの中などはホコリが付着したり溜まりやすいですよね。

そういったものもカビにとってはいい栄養分。
カビは環境、条件がそろえば場所を問わずどこでも発生します。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、一般的な漆喰の6倍以上の調湿性能があり、カビが発生し難いという特徴があります。それでも、調湿性能のキャパがありますので、適度な換気が必要です。

カビに強い珪藻土塗り壁「はいから小町」は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

凝固剤の成分によって

珪藻土自体には固まる成分は含まれていないため、
壁材、バスマット、コースターを問わず珪藻土製品には必ず、
凝固成分が入ります。

その使用される凝固成分が原因でカビが生えやすくなることがあるので注意が必要です。
ボンドや粘土を使用している場合はカビが発生しやすくなるようです。

珪藻土のカビは条件が揃えば場所を問わずどこにでも発生する

アトピッコハウスの事務所がある鎌倉は
三方を山、一方を海に囲まれた、非常に湿度の高い土地です。
だから鎌倉の住人は湿度が高い環境であることは致し方ないと考え、
常にカビと戦っています。

鎌倉の風景

具体的な事例を紹介すると、洋服がカビたなんてよくある話で、靴がカビたり、
酷いケースではエナメルのバッグにカビが発生してしまったなんていうケースも。

しかも、手のひらの形にカビが生えていたというから驚きです。

原因はどういうことかというと、カバンを触った時についた
手の皮脂や汚れがカビの栄養となり、
そこにカビにとって適した温度や湿度と条件が揃ったから
カビが発生した、というわけです。

現代のエナメルは、ほとんどが合成樹脂を表面に加工したもの。
これはビニールクロスやクッションフロアと同じものです。

つまりビニール製品も、表面にカビの栄養になる汚れさえあれば、
カビが発生してしまうということなんです。

また、手で直接触れていなくても、室内の空気にさえ
いつも数個から数千個カビの胞子が浮遊しているので
それが知らず知らずに壁や床の表面に付着してしまえば

そしてそこにカビの好ましい湿度や温度が加われば
どんな素材でもカビが発生する可能性があるということです。

カビの原因は身近なところに潜んでいるということですね。

珪藻土のカビが人体に与える影響

カビの胞子は常に室内の空気中に漂っていますが、
壁などに付着し、増殖しカビの胞子の量が増えると

特に湿度が高い夏や、外気との温度差が高くなる冬の結露は
カビの原因となりやすいです。

カビが原因で人体を脅かす恐れがあります。
具体的な事例としては、皮膚や目がかゆくなったり、
状況によってはひどくなると呼吸困難が起こりやすく
なることもあるので注意が必要です。

また、カビが原因でシックハウス症候群にかかるリスクも高くなります。
アレルギーやシックハウスの体質でなくても、
カビは私たちにとって人体、健康を脅かす恐れのある有害な物質です。

カビが発生したら早めに対処しましょう。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」が、カビ難い理由は、調湿性能が高いことに加え、メッシュ状に固まることで、カビの胞子が菌糸を伸ばせないという特徴があります。

カビに強い珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

珪藻土の壁にもカビが発生するのか?

調湿・吸水効果が高い珪藻土を使用してもカビは発生するのでしょうか。

「塩化ビニール樹脂製の新建材がカビるなら、自然素材はどうなのだろう?」
と考える方は多く、実際カビ対策のために
室内を自然素材の塗り壁、特に珪藻土を壁に塗ることを検討される方は多いです。

自然素材の塗り壁はビニール製の新建材と違い、
「調湿性」といわれる湿気を吸ったり吐いたりする調湿効果があるため

室内の湿度の上昇を抑えることができ、
それゆえカビが発生しにくいと考えられています。

特に珪藻土の塗り壁は、その抜群の調湿性能から、
「カビが生えない」と認識されている方も多いです。

逆に、インターネットで検索すると
「珪藻土もカビます!」とか「珪藻土はカビやすい」など
真逆の説や事例が写真とともに多数報告されています。

一体どちらが正しいんでしょう…

自然素材である珪藻土もカビ予防対策は必要

正解は、「カビが生える、生えない、どちらも一理あり」です。
珪藻土は珪藻土自体ではカビは抑制できませんが、吸放湿性がずば抜けて高い壁材なので
適切な環境と使用方法なら、カビは発生しにくいのは確かです。

ですが、冒頭でお話ししたように、どんな素材であれ
一定の環境条件が揃えばカビはどんな場所にでも発生するのです。
自然素材だからといって、カビを完璧に撃退する事は出来ないのです。

表面はキレイだけど珪藻土の裏にカビが、なんてことになったら
恐ろしいですね。

珪藻土の壁にカビが生えたら?メンテナンス、お手入れ、掃除方法とは?

もし珪藻土の壁にカビが発生してしまったら?
まずはカビを放置せず早めに原因を探り、そして適切に対処することが重要です。
カビの状態にもよりますが自分でできる簡単な対処法からご紹介します。参考にしてくださいね。

珪藻土の一般的な汚れ落としに有効なのが消しゴムを使用すること。
ちょっとした表面部分の汚れの場合は消しゴムで解決できることがほとんどです。

しかし、カビは別です。
カビが発生してしまった場合は表面だけでなく、カビそのものを除去しなければなりません。

珪藻土の壁や商品に付着したカビを除去する方法はどんなものがあるのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。

珪藻土のカビ取り、漂白剤を使用する

珪藻土のカビ取りに使用できるのは酸素系漂白剤?塩素系漂白剤?

一番手軽な方法として、珪藻土の壁のカビ取りにはキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を
薄めたものを使用する方法があります。

カビ汚れは酸素系漂白剤ではほぼ除去できないので、使用するとしたら塩素系漂白剤を使いましょう。

珪藻土のバスマットやコースターなどのカビ汚れには直接塩素系の漂白剤を
かけるというカビ取り方法もあるようですが、強力な洗剤なので材質によっては変色や、色落ちなどが起こる可能性があるため、適切な使用方法を確認するなど注意が必要です。

また、珪藻土の壁材の場合の注意点として、粉を水で攪拌して作る、自然素材の珪藻土の塗り壁は水分を加えることで崩れてきてしまうので、薄めた漂白剤をスポンジや布などに含ませて
カビが発生してしまった場所をポンポン叩くくらいで良いです。

漂白剤

珪藻土のカビ、カビキラーや泡ハイターは使用できるの?

珪藻土のバスマットやコースターにカビが発生した場合、
カビキラーを使用して殺菌しカビを除去することはできるようです。
カビ汚れがそこまでひどくなければ泡ハイターをスプレーして、数分放置して洗い流す。
その後、しっかりと陰干しして水分を乾燥させれば、カビはキレイ除去できるとのこと。

しかしカビキラーは珪藻土塗り壁のような自然素材には強力すぎるのでおすすめできません。
泡タイプのものも直接かけることはやめましょう。
いずれにしても商品によりますのでメーカーの説明書を参考にしてくださいね。

珪藻土のカビ、アルコールで除去できる?

自然素材の塗り壁に付着したカビのカビ取りにはアルコールスプレーはおすすめできませんが、
バスマットや歯ブラシスタンドなどには日ごろから定期的にアルコールスプレーをかけると良いでしょう。
除菌し、カビの発生を抑制することができます。

アルコールスプレーで除菌

さらに、歯ブラシスタンドなどやコースターなどの小物に関しては
水洗いし、その後、電子レンジで熱を入れることで内部の水分を十分に蒸発させ、カビの発生を抑制するという方法もあるそうです。

いずれも製品の材質によりますので、メーカーへの確認が必要です。

ただ、アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、硬く固まってボロボロしないので、消毒用のアルコールを吹き付けても、壁が溶けたり、崩れたりすることはありません

カビに強い珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

珪藻土の壁や商品に付着したカビがなかなか除去できない場合のカビ取り方法

カビ取り剤や漂白剤で珪藻土に付着し、繁殖したカビが除去できなかった場合は次の方法を試しましょう。

サンドペーパー(紙やすり)でカビを削り除去する方法

珪藻土マットのカビの場合、ちょっとした部分的なカビの場合
目の細かいサンドペーパー(300番~400番くらい)を使用して
こすることでカビ汚れを削り落とし、カビを除去する方法があります。

サンドペーパー

珪藻土壁の場合の注意点は塗り厚が1㎜~2㎜なので
ヤスリで削りすぎるとカビの除去だけでなく、下地まで削れてしまう場合があるので
注意が必要です。

珪藻土と同じ自然素材・砂壁のカビの除去

珪藻土と同じ自然素材である砂壁にカビが発生してしまったら?と思われる方もいるかもしれませんね。

砂壁とは、下地の壁材に糊と砂を練ったものを塗りつけたもので、和室や床の間などに多く使われてきた壁材です。
耐火性が高いので火事が起きても広がらず、珪藻土同様、自然素材で呼吸をするため調湿性能があります。

砂壁のカビ取りには、消毒用エタノールや次亜塩素酸水が使えます。
それらをカビの発生している箇所に吹きつけるだけです。
除菌したあとは蒸発してくれるので、その後に拭いたりして砂がパラパラと落ちてしまう心配もないですし、何より手間がかかりません。

ただし、カビを除菌する効果があるものの、漂白効果はありませんので、カビによってできた黒ずみを落とすことはできません。
あくまで緊急の除菌用として使いましょう。

カビによってできた黒ずみまでしっかり落としたいのであれば、砂壁専用のカビ取り剤をおすすめします。
基本的には消毒用エタノール同様、吹きかけて乾くのを待つだけ、という商品が多いので便利です。

珪藻土がカビる部屋だったら何でもカビる?

自然素材が秀でているのが「吸放湿性」。
余分な湿気を吸うだけでなく、乾燥時には吐き出すことができるのが最大の特長。

ですが、空気の流れがない中で吸ってしまった湿気を限界いっぱいまで溜め込み、
吐き出すことなくいつまでも抱え続けていれば
湿気が空気中に溢れて湿度を上げ続け、
そこに栄養となる汚れが付着すればカビが発生してしまうのは道理です。

だから要は、汚れを掃除し、十分に吸った湿気を吐き出させ乾燥させてあげられれば
カビの発生を限りなく抑制することができるのです。

それを実践できる最も簡単な方法(対策)は
室内を定期的にしっかり換気すること。

吸水したバスマットやコースターはこまめに天日干しにして
内部の湿気を飛ばして乾燥させてあげること。

あれ?意外と単純ですね。

室内の換気をこまめにおこない、風通しを良くして
吸った湿気を放出することが重要なのです。
調湿性能の高い珪藻土だから、何ひとつケアをしなくていいのではなく
換気するという、ほんの少しの手間で、その能力を最大限に発揮させることができるのです。

珪藻土の塗り壁にした部屋にカビが発生しているなら
調湿効果のないビニールクロスの場合は更にカビの発生リスクが高くなるはずです。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」の調湿性能は、241g/㎡/24hです。およそ、一般的な漆喰の6倍の調湿性能があります。それでも、適度な換気が重要であることは、代わりがありません

漆喰の6倍調湿する珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

珪藻土の壁や商品にカビを付着させないための対策方法

珪藻土の壁にカビを発生させないための対策は
先ほどお伝えした通り、とにかくこまめに換気をして吸った水分を排出させて除去してあげることが重要です。
湿気を吐き出すことで、新たな湿気を吸ってくれます。

それを繰り返すことで湿度の調整機能が続いていき、
その湿度の調整機能の働きがうまくいくと、カビの発生率は低減します。

コップに水を注ぎ続けたらこぼれてしまうように、
珪藻土の湿度の吸放出にもキャパがあります。

トイレや北側の窓のカビや浴室近くの廊下や脱衣所の湿気が気になるから
その範囲だけ珪藻土の壁にして対策するという事例もありますが、珪藻土の範囲より発生する湿気が多ければ
湿度を吸いきれずに結果、珪藻土でもカビが発生してしまうということはあり得ます。

珪藻土壁はバスマットのように天日干しでの乾燥はできませんが、
こまめに換気をして空気を循環させ、新鮮な空気にあてるだけで充分に対策できます。

換気と併せて湿度、温度調整のために除湿機やエアコン、空気を循環させるためにサーキュレーターなどを設置するのもおすすめです。
水分を乾燥させましょう。

そして、汚れやホコリが溜まるとカビの胞子が付着しやすく、カビの栄養分になってしまうので、珪藻土の壁材、商品は定期的に掃除機や雑巾などでホコリや汚れ、手で触れる箇所の掃除をして皮脂汚れなどを除去しましょう。

換気

珪藻土の壁のリフォームを検討する(何度もカビが発生する場合)

珪藻土の壁がカビの発生を繰り返す場合は、部屋の湿度に問題があると思われます。
原因は様々ですが、締め切った部屋、外気との温度差が激しい部屋の場合、結露によるカビ発生へとつながる場合があります。

エアコンで温度調整、換気をこまめにし、除湿機やサーキュレーターを設置するなどして空気を循環させ、水分を乾燥させる環境を心がけましょう。

ですが、珪藻土の壁にカビが発生した時、表面の珪藻土のみの場合と、下地のクロスボードなどにもカビが広がっている場合があります。
表面のカビを除去しても、下地のカビが除去できていない場合は、繰り返しカビが発生してしまうのです。

そのため、下地にまでカビが発生した場合は塗装を剥がして徹底的にカビを除去し、リフォームを行う必要があります。
珪藻土の壁自体が劣化していたり、カビが発生した面積が広範囲の場合、自分でカビを除去しても何度も繰り返す場合は下地のカビの状況を確認する必要がありますので、専門の業者に依頼し、リフォームも検討しましょう。

珪藻土の壁材は製品選びも大切

けれど、一律に「珪藻土」とは言っても、
製品選びは注意して慎重に行う必要があります。

珪藻土を含む現代の塗り壁は、1mm~2mmという薄塗り仕上げです。
そのため、目的にかなう製品、質の高い製品を選ばないと
調湿性が思うように発揮されずカビの原因となりかねないため注意が必要です。

塗り壁の「雰囲気」と「手軽さ」に重きを置いた珪藻土壁紙や
ローラーで塗れるタイプの製品は、含まれる珪藻土の割合が低く
調湿という観点では弱いといえます。

また、コテで仕上げる珪藻土の壁材でも質の悪い製品は
珪藻土そのものの割合よりも固めるための「接着剤」や
「樹脂」を含み、その割合の方が高い製品も売られているため注意が必要です。

それらも同様に、調湿性能は低くなるので性能に期待されている方は、
そのあたりをきちんと確認しておく必要があります。

また、商品の中にはカビを抑制する効果のある防カビ剤が入った塗料も多く開発され、販売されています。
それらを使用する場合は、防カビ剤の含有量などで効果が違ってきますので確認が必要です。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は
珪藻土の含有量が体積比で40%と高く、固めるための成分は
「にがり」を使っているから安心、樹脂も接着剤も含んでいないから、
珪藻土の穴を塞ぐことなく、高い調湿性を発揮します。

漆喰の6倍調湿する珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

その調湿効果は、1m²当たり241gで、これはJIS規格の3倍以上。
分かりやすく言うと、一般的なサイズの6畳間に施工して、
24時間で1Lペットボトル10本分の水分を吸ったり吐いたりすることができる
ということなんです。

これだけ質の高い珪藻土でも、こまめな換気で
たっぷりと吸った水分を十分に吐き出させてあげる必要はあります。
特に、はいから小町は吸う能力も高いだけになおさらです。

でもたったそれだけの作業で、アトピッコハウスに施工された珪藻土も劣化せず、
鎌倉の湿気も何のその、カビが発生することなく7年間、綺麗で気持ちのいい環境を保っています。

自然素材もカビも、その性質をよく理解し、
気持ちよく上手に付き合っていきたいですね。

まとめ

珪藻土は水分や湿気、臭いを吸着してくれるというメリットがある優れた自然素材ですが、
湿度が高すぎる環境の中ではカビが発生、繁殖することもあります。

サンドペーパーで削る、アルコールで消毒する、キッチンハイターなどの
塩素系漂白剤を使用し殺菌、滅菌するなど、自分で用意できるもので発生してしまったカビのカビ取り方法はありますが、
カビが発生してしまうのは気持ちの悪いもの。

珪藻土のバスマットは干すことで乾燥させることができますが、
珪藻土の壁の場合は簡単には干すことができません。
意識してこまめに換気や風通しをよくし、溜め込んだ湿気、水分を吐き出させることでカビの発生を抑制できます。

しっかり水分を吐き出させること、それは新鮮な空気にあてること。
自分でできる簡単な対策ですので、こまめに換気をしながら気持ち良く、魅力ある珪藻土の壁と付き合っていきたいですね。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、調湿性能が高く、カビ難い結晶構造です。

カビに強い珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

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よくあるご質問

珪藻土壁のカビの取り方は?

珪藻土壁のカビ取りの方法は、サンドペーパーで削る、エタノールで消毒するという方法があります。
カビが壁の内部まで浸透している場合は、業者に相談をすると良いでしょう。

珪藻土の壁のカビはハイターで落とせますか?

珪藻土の汚れや黒ずみがそこまでひどくないのであれば、ハイターでカビを除去できます。
ただし色落ちしてしまう場合があるため注意が必要です。

珪藻土の壁のデメリットは?

塗り壁全般に言えることですが、価格が高いということです。
珪藻土は、一般的なビニールクロスと比較すると、3倍から5倍の費用がかかります。
ただし、ビニールクロスのように、5年、10年で張替える必要はないので、長い目で見たらお得かもしれません。
メンテナンスで言うと、珪藻土壁は水分を吸収しやすいため、汚れても気軽に水拭きが出来ないのがデメリットと言えます。

珪藻土の外壁の汚れはどうやって落としますか?

まず、水洗いを試してみてください。新しい汚れは大抵水洗いで落ちます。
落ちにくいものは柔らかいブラシなどでこすってみましょう。
それでも落ちない場合は薬局などで売っている次亜塩素酸ナトリウムを薄めた洗浄剤を塗布してみてください。
黒カビなどに即効性があります。洗浄剤を使った後は水洗いをしましょう。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

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