塗り壁には下地処理が必要
壁に珪藻土や漆喰を塗る前には
下地の処理が必要となります。
手間や価格を抑えるために下地処理を省略すると、
思わぬトラブルが出て結局やり直すことになってしまいます。
なぜ、どういった下地処理が必要なのか、簡単にご説明します。
お化粧も下地が命
アトピッコハウス(株)スタッフの尾崎奈苗です。
年相応の女性なら誰もが直面する、お肌の問題。
どうやったら若々しくきれいな肌に見せられるかは
毎日の課題です。
いくら値段の高いファンデーションを買っても、
ボロボロの肌に付けるだけでは、逆効果。
時間が経つにつれてよれてしまったりして、
却って見栄えが悪くなってしまいます。
毎日の洗顔や基礎化粧品での手入れが
一番大事なステップですが、
ファンデーションを塗る前の下地剤も大事です。
お化粧の下地の役割は
毛穴やキメを目立たなくする、
肌の色を調整する、
素肌を外的刺激から保護する、
などがあります。
きちんと土台を作ってこそ、
良いファンデーションが効果を発揮するのです。
塗り壁も、本番より下地処理が重要
塗り壁も、まさに同じことが言えます。
良い材料でも、
下地の処理をきちんとしていないと、
せっかくの性能も発揮できないどころか
見た目も非常に悪くなります。
たまに、DIYのお客様で
「塗り壁にしたいけど予算を抑えたいので
ベニヤに直接塗っても大丈夫?」などのご質問を受けますが、
少なくとも数年間は暮らすであろう部屋の壁の見た目が
あまりに悪かったら、
なんだかその家に帰るのも嫌になってしまいそうです。
せっかく塗り壁にするのであれば
他の設備の予算を削ってでも、
下地剤の予算はしっかり確保しておくことをお勧めします。
下地処理の方法は?
下地処理の方法は塗り壁の種類によっても変わりますので
メーカーに直接問合せるのが確実です。
アトピッコハウスには
「はいから小町」という珪藻土の塗り壁と
「漆喰美人」という漆喰調の塗り壁があります。
どちらも塗り厚が1㎜~2㎜ほどの薄さなので
丁寧な下地処理が必要となります。
まずは、メッシュテープを貼ったあと
ジョイントやビス穴などをパテ処理で埋めて、
その後に「下塗革命」で下地を作ります。
下塗革命の一番の役割は
アク止めです。
塗り壁はそれ自体に大量の水を含んでいるので、
そのまま塗ると、
その水分が壁の中のアクを吸い取って
浮かせてしまうのです。
その結果、ひどい色ムラが生じます。
下塗革命は、アクを吸い出してそこで止める効果があるので、
それが充分に乾いたあとに仕上材を塗れば
きれいに仕上がります。
既存の壁の状態にもよります
既存の壁がきれいな状態のビニールクロスであったり、
完全に新築の石膏ボードであれば
下処理もわりと簡単ですが、
例えばボロボロに剥がれたビニールクロスだったり
粉が落ちてくるような古い土壁だったりした場合は
既存の壁を剥がすことから始めなければなりません。
DIYの壁の塗り替え、と聞くと
鼻歌を歌いながらかろやかに塗れる感じもしますが、
もし壁紙を剥がすとなると
かなりの重労働となります。
もしDIYでの塗り壁を考えていらっしゃったとしても、
一度業者さんに相談して、
例えば
下地処理だけを業者に依頼したっていいのです。
きれいに処理された上に塗るだけだったら
いくらか簡単になりますし、
心もその分軽やかになりますね。
いかがでしたか?
せっかく思い切って塗り壁にするのなら、
下地処理に手を抜かず、
すてきな塗り壁ライフを目指しましょう!
ゆず肌の珪藻土はいから小町は8色、
ツルッとした質感の漆喰美人は8色の
カラーバリエーションがあります。
きっと、お好みの色に出会えると思いますので
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