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珪藻土は調湿性に優れている

珪藻土の壁にすることのメリット

2016/03/24
2024/02/16

昨今の塗り壁ブームで「珪藻土(けいそうど)塗り壁」という単語を
よく目にする方は多いかと思います。
家づくりの期間中は、希望が次々とわき出てくるものですが、どの選択肢を選べば、
満足度が一番高くなるのでしょうか?
同じお金を出すならば、少しでも質の良い家にしたいと思うのは、誰しもが思うこと。

ここで提案なのですが、「質が高い」と思える家にするための有力な方法として、
家の中で一番の面積を占める「壁」の質を高くすることをオススメします。

珪藻土の壁には、たくさんのメリットがあります。
「質が高い家」を実現するのに直結するメリットです。
では、その珪藻土の壁について、ちょっとお話してみますね。

珪藻土の壁のメリット1、見た目がとっても豪華です。

塗り壁にすると、部屋全体がおしゃれになります

アトピッコハウス(株)スタッフの手島ふみ子です。

壁の「見た目」がいいって、思っている以上に重要です。

家づくり中、考えに考えて、色々な所にこだわり始めると、
家の細部の話にまで及んでしまうことは、ありがちなケースです。

ですが、せっかくこだわりぬいた素敵な間取り、素敵なディテールの家の、
壁紙が安っぽいビニールクロスでは、
ちょっと残念。

何千万円もかけた高級住宅でも、
施主がはっきり希望しない限り、
グレードの高いビニールクロスになるのが関の山。

せっかくお金をかけているのに、
壁がビニールだなんて、もったいない。

「素敵な家に住みたい」という願望を叶えるための一番の近道、
実は単純なのです。

それは、面積の大きい壁や床を豪華にすること。

たとえ間取りがシンプルでも、よく目につく壁や床が豪華だと、
家全体が高級な印象になります。

塗り壁の見た目の最大の特徴である「立体感」は、
壁に奥行きを感じるせいなのか、主原料である土の質量を感じるせいなのか、
部屋を広く感じさせてくれます。

ビニールはどこまでいってもビニール。
豪華で立体感のある塗り壁と比較すると、

ビニールクロスの安っぽさは一目瞭然です。

そして、たくさんある塗り壁の中でも、
とくに珪藻土は、素材の質感が粗く、

表面がブツブツとしたゆず肌で、
模様付け(パターン付け)の際も、陰影がはっきりと浮かび、
表情の変化を楽しむことができます。

この表情の豊かさは、
部屋をより豪華な印象にしてくれますし、いつみても飽きることがありません。

塗り壁によっては、「これペンキ?」と思ってしまうような、
薄くて立体感の無いペターっとした仕上りになるものもありますが、

珪藻土の壁は、誰がどう見ても、塗り壁だと分かります。

表情豊かで立体感のある塗り壁を希望されるのであれば、
珪藻土の壁がとってもオススメなのです。

珪藻土の壁のメリット2、「人とは違う」を叶えてくれる。

塗り壁を希望される方で多いのは、やはり注文住宅を建築中の方。

自分にぴったりの家を建てたい。
どこにでもある、ありきたりな家は嫌。
素材にこだわりたい。

注文住宅にする理由はたくさんあるかとは思いますが、
そこに塗り壁を取り入れるだけで、「一般的な壁」とはおさらばです。

塗り壁ブームとはいえど、やはり一番多く出回っているのは、
ビニールクロスです。

注文住宅で建てたからと言って、
壁は一般的なビニールクロスを使用しているケースは多々あります。

そのビニールクロス、何十年も前から壁材の主流になっていますから、

私たちの目には、
ビニールクロスが当たり前の光景に映ります。

だから、塗り壁にするだけで
「この家、他の家と何か違う…」と思わせることが出来るのです。

さらには、珪藻土自体は古くから生活に使われてきていますが、
塗り壁としての珪藻土の歴史は、まだ20年に満たないもの。

古くて新しいのが、珪藻土塗り壁のいいところ。

古い民家の本漆喰の壁とはまた違った質感を楽しむことが出来るのです。

ビニールクロスだって、無料ではありません。
建売住宅を購入するのではなく、せっかく一から家を建てるのであれば、
よくある壁材ではなく、
古くて新しい、珪藻土塗り壁にしてみませんか?

自然の土は、水分を心地よく保ってくれます

珪藻土の壁のメリット3、調湿してくれます。

珪藻土塗り壁の見た目の話ばかりしてしまいましたが、
実は、機能面でもたくさんのメリットがあります。

「珪藻土」という単語とセットになりつつあるのが「調湿性能」です。
室内の湿度が高くなると湿気を吸い込み、
逆に、湿度が低くなると湿気を吐き出すという意味です。

読んで字のごとく「珪藻土塗り壁」は、
壁に土が塗ってある状態です。

雨が降ると濡れ、晴れると乾く地面のように、
珪藻土塗り壁も室内の湿度を吸って吐きます。

色々な土がありますが、中でも、
「珪藻土」は水を含む能力がとても高いのです。

たまに見かけるネットの口コミで、
「湿度を吸い過ぎてカビるから、珪藻土は良くない」
というものがあります。

原因は様々だとは思いますが、
自然の土ですから、換気は必要です。

私たち人間だって、自然の生き物ですから、
ずっと部屋にこもっていると、外の空気を吸いたくなりますよね。

それと一緒です、大したことではありません。
珪藻土塗り壁にも、息を吐き出させてあげればいいのです。

珪藻土だから…と気負わなくてもいいように思います。

珪藻土塗り壁のメリット4、空気がキレイ。

室内の空気を吸って吐く珪藻土は、
同時に、
室内にこもったニオイも軽減してくれます。

数値化できている訳ではありませんが、

私も珪藻土塗り壁の部屋に住んでいて、実感しています。

魚を焼いても、臭いが残りませんし、
他の部屋と比べて、あきらかに空気が気持ちがいいのです。

今は子供が小さいので、家族でリビングで寝ていますが、
夕食に焼き魚をしても餃子を焼いても、
寝る前にサッと換気をする程度で、
眠りに就くころには、いつもニオイは気にならなくなります。

無機質なビニールクロスに包まれている部屋と、
自然な素材に包まれている部屋とでは、

空気を吸ったときの感じ方が違って当然なのかもしれませんね。

珪藻土塗り壁の良さを、見た目と性能の両方からお話してみましたが、いかがでしょうか?

素敵な部屋にする方法に、「塗り壁にする」という選択肢、
実はメリットが盛りだくさんなのです。

毎日、無意識に視界に入る「壁」が素敵な上に部屋の空気もきれいだと、
住む人も、来てくれる人も、嬉しいですね。

珪藻土塗り壁はいから小町

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