無垢フローリング、自然塗装と化学塗装
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、スタッフの元岡いずみです。
商品を守るカバーと、フローリングの塗装は似ています。
一雨ごとに秋が深まるといいますが、
鎌倉の明日の天気予報は雨なので、
傘の出番のようです。
先日、新しい傘を購入しました。
商店街の古い生活用品店で、
雨に降られた帰り道のやむを得ずの買い物だったのですが、
傘をレジに持っていくなり、
「あら~、こんなにかわいい傘があったのね。」
と、お店のおばあちゃんが話しかけてくれました。
雨に降られて
体も冷えるし、
しょんぼりしていたところでしたが、
おばあちゃんのおかげで、
ほっこり温かい気持ちになりました。
そして、やむを得ず買ったはずの傘も
一気に“お気に入り”に昇格です。
だいじに差して帰りました。
ところで皆さんは、
傘の持ち手の部分のビニールをすぐに剥がしますか?
わたしの場合は、お気に入りであろうと
高価であろうと、安価であろうと、
買ってすぐに剥がします。
ビニールを剥がし
そのもの自体に触れていくことで、
愛着がわくような気がするのです。
でもきっと、
ビニールにくるまれたままにしておく人も多いと思います。
その方が汚れもキズも付きにくそうです。
以前友人の家に行って驚いたのですが、
彼女はテレビのリモコンを
食品用のチャック付の袋に入れていたのです。
ボタンにホコリが入り込むこともないし、
汚れてもすぐ拭ける。
何よりリモコン本体はずっときれいなままだよ、
と、力説されました。
物とどう付き合うか、
大切にする仕方は人それぞれです。
カバーを付けて大切にするのも、
直に触れて大事にするのも
どちらも正解だと思います。
物を保護してくれるパッケージやカバー、
実はフローリングの塗装も
同じように考えることが出来ます。
フローリングの塗装の選択はいくつかあります。
まずは、まったく塗装をしない
“無塗装”という選択。
まさに素材そのまま。
かといって、
きちんと製材加工してあるので、
ささくれ立っていたり、
触ってチクチクすることはありません。
さらさら、すべすべ、
さわり心地は木そのもので、とても気持ちがよいです。
ですが、
無垢のフローリングは一生モノです。
ずっと長く使うことを考えると、
塗装をするか、ワックスをかけることをお勧めします。
フローリングを保護することが出来、
メンテナンスも楽になります。
そして、
塗装には大きく2つの選択があります。
“化学塗装”と““自然塗装”です。
同じ塗装でも、全く異なる特徴があります。
まず化学塗装ですが、
まさにビニールのパッケージで
フローリングを包んだような感じになります。
木肌の表面に塗膜(塗装の膜)を作り、
強くコーティングするのです。
そのため、お醤油やコーヒーをこぼしても
フローリングの中まで染み込むことは無く
簡単に汚れが拭き取れるのです。
そして塗膜が硬いので、
キズが付き難いという特徴もあります。
ですが、強い塗膜がゆえに、木そのものの肌触りは楽しめません。
本来、自然の木は空気を含むので
温もりを感じられるのですが、
表面の塗膜がその温もりもシャットアウトしてしまうので
肌触りは冷たくなります。
対して自然塗装は、
表面に塗膜を作らずに、木肌に染み込ませた塗装です。
そのため、触り心地は無塗装品とほとんど変わりません。
本物の木を触っている気持ちよさ、
温もりも感じられます。
しかし、強いコーティングはないので
キズが付き難くなるといった効果は期待できませんし、
化学塗料に比べると塗料の持ちが悪くなります。
ですが、自然塗装の場合は
いざとなれば自分で塗り直すことも出来ますし、
いつものお手入れに米ぬかスプレーなどを使って
簡単なメンテナンスをすることも出来ます。
化学塗装も、自然塗装も、
どちらにもメリットはあります。
ご自身の生活スタイルや、
それぞれのお部屋の用途に合った塗装を選択して、
無垢のフローリングライフを楽しみたいですね。
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