ホルムアルデヒドはＶＯＣではない

こんにちは！
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

ホルムアルデヒドは、ＶＯＣではなくＶＶＯＣです。
ＶＯＣとは、Volatile Organic Compoundsの略
「揮発性有機化合物」のことで、シックハウスの原因物質として問題視されています。
沢山あるので、小さなｓをつけて、ＶＯＣｓと表現するのが正式です。

ＶＯＣは沸点で分類されます。
水は１００℃で沸騰し、液体から気体になりますが、
ホルムアルデヒドの沸点は－２１℃なので、常温では気体です。
非常に揮発性が高いと言うことで、通常のＶＯＣではなく、
もう一つ「Ｖ」がついて、「ＶＶＯＣ」と呼ばれます。

このもう一つの「Ｖ」とは、「Ｖｅｒｙ」のことです。
つまり、通常の「ＶＯＣ」より揮発性が高いので、「Ｖｅｒｙ」がついて、
「高揮発性有機化合物」に分類される訳です。

ＶＯＣに分類されるものをご紹介すると
ＶＶＯＣ　　（高揮発性有機化合物）
ＶＯＣ　　　（揮発性有機化合物）
ＳＶＯＣ　　（半揮発性有機化合物）
ＰＯＭ　　　（粒子状物質）
となります。

沸点が低いほど、揮発性が高いので、「より危険」ということになりますが、
ビニールクロスなどに使われる「可塑剤」は、沸点が３００℃以上ですが、
室内空気を測定すると、検出されますので、たとえ沸点が高くても揮発するということです。
沸点が高いから安全なんだという人がいますが、それは間違いだと思います。

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