壁の色を決めるときのポイント
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、スタッフの平野 亜矢子です。
色は見る人によって違う?
見る人によって色が違って見えるドレス、
ご存知でしょうか。
最近、ツイッターやFacebookなどを
大いににぎわせたこの話題、
皆さんはご存じでしょうか?
ウワサの写真がこちら。
皆さんは何色のドレスに見えましたか?
私にはどうやっても、
白地に金色のレースのドレスにしか
見えません。
しかし、ネット上では
「青地に黒のレースにしか見えない」
という意見も多数で
見え方が真っ二つに分かれ
大議論に発展したようです。
何と正解は「青地に黒のレース」。
「白地に金のレース」にしか
見えない私にとっては、
にわかに信じがたい結果です。
なぜこんなことが起きてしまうのか?
それは、人間の目の仕組みに
秘密があるようです。
実際には、本来の色の他に「環境光」と言って
日光の色や、陰になる部分といった
周りの環境の光加減によって、
本来の色が影響を受けるのが日常です。
しかし、私達の脳は賢いもので、
最初に「青」と認識された色が、
夕陽を浴びて紫っぽくなっとしても
変わらず「青」と認識できるように
できています。
しかし、今回ご紹介したような
「写真」の場合、どのような環境下で
撮影されたかが曖昧な場合、
人によって見え方が
違ってきてしまうというのです。
●背景の明るさに注目した人は
後ろから強い光に照らされて
ドレスが陰になっていると判断し、
白地に金のレースに見えた。
●右下の照明のような光に注目した人は
部屋全体もドレスの置かれた位置も
明るいと判断し、
脳がドレスを暗めに補正して
青地に黒のレースに見えたという訳です。
人間の目はとても良くできていますが
その賢さゆえに、時に混乱を生んでしまうことも
あるということがわかりました。
人によって見え方が違う、というのは
アトピッコハウスの仕事でもよく起こる
日常茶飯事の出来事です。
よくいただく色についてのお問い合わせは
こんなものがあります。
「すっぴんクロスの品番の中で
一番白に近いものはどれですか」
「はいから小町や漆喰美人で
白よりも少しクリーム色に近いものは?」
これらにお答えするのは
実はとても難しいというのが
正直なところです。
驚くことに、サンプルの見本帳を
お送りしている方からも
同様に色のお問い合わせをいただくのです。
白っぽい色をご希望なのに
「ベージュ味」の強い色を「白」と
思い込んでいたり、
黄色が織り込んであるクロスの生地を
白と勘違いしていたり
白のサンプルを指しながら
「紫がかったもの」とおっしゃる方がいたり。
そういったお問い合わせが入るたびに
首をかしげていたのですが、
冒頭のエピソードで分かるとおり
「人によって見え方が違う」事があること、
「蛍光灯の下、自然光の下などの環境光で
見え方が違う」事があることが原因だと
今では分かります。
そんな色でお悩み中の
皆様にアドバイス。
(1)お手元に届いた見本帳やサンプルは
施工をするお部屋の明るさで確認すること
お天気の良い日の日中、自然光の下で
確認した色が実際の色ですが
各ご家庭によって、また部屋によって
照明が蛍光灯色なのか、電球色なのか
日当たりがどの程度なのかが
違ってきます。
だから、施工する部屋の環境で
確認するのがとても重要なのです。
(2)塗り壁はパターン付けで、
布クロスは糸の具合で表情が変わることを
頭の片隅に置いておくこと
自然素材は、色そのものよりも
パターンや凹凸の陰影を楽しむもの。
一本一本の糸の撚り具合や
織りの具合で少しずつ
表情が違ってきます。
ビニールクロスのように均一な物と違い
一つ一つの糸や塗り壁の粉粒の個性を
味わってみて下さい。
(3)迷ったら、塗り壁は基材=白を
布クロスは「ファミリー」シリーズを選ぶ
こちらがすっぴんクロスの
ファミリーシリーズ。
各シリーズの中でも一番、
白っぽさが強いです。
これらは、いちばんベーシックで
飽きのこないシリーズです。
流行やマイブームが変わってしまっても
家具や小物、ファブリックなどで
イメージチェンジがしやすいものです。
壁は面積が広いので
施工にも気を遣うと思います。
まずは、施工するお部屋で
朝・昼・晩にサンプルを眺めてみて
色の見え方を確認し、
ご家族全員でどの色がいいか
話し合って見て下さい。
迷ったときは、様々な環境で施工して
経験豊富な施工業者さんに
相談してみて下さい。
どんな環境だとどんな色や素材がいいか
きっと良いアドバイスが貰えます!
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