畳から美しい心を学ぶ
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、スタッフの平野 亜矢子です。
思いやりのある子が育つ畳
これはアトピッコハウスの「ほんものたたみ」に
つけられたキャッチコピーのひとつ。
建材が子供の情操教育に役立つなんて?!
そんなことがあるんでしょうか。
住宅の洋風化が進んで何十年も経つ現在、
新しく建てられる家から「和室」の存在が
消えつつあります。
特に新築マンションではその傾向が顕著で
マンションのモデルルームをのぞきに行っても
和室を備えた家を探す方が大変でした。
私たち30代以上の世代にとっては
祖父母の家や実家にまだ畳の部屋が残っていました。
だから、畳の香りを嗅いだり足で踏みしめると
どこか懐かしく郷愁を感じます。
けれど、今の子供たちの中には
畳を知らなかったり、遠い存在だという子も
多いのではないでしょうか。
だから「敷居」という言葉も今の子供たちには
ピンとこないかもしれません。
「敷居」とは、襖や障子などの
建具を立て込むためのレールのこと。
「敷居が高い」という言葉は
和室の存在がないと成立しません。
義理を欠いたり迷惑をかけたりして
面目がないという相手の家に
行きにくいという意味です。
いかにも日本人らしい
奥ゆかしい心映えだと思います。
また、大人世代の方々は、
「畳のヘリを踏んではいけません!」と
怒られたことが一度はあると思います。
それではなぜ、畳のヘリを
踏んではいけないのでしょうか。
畳は、かつては皇室関係や武家など
地位・身分の高い人の住居や
寺社仏閣など格式高い場所にしか
使われていませんでした。
そういったところの畳のへリは
その家の「家紋」が入っていたり
「動植物」の柄が入っていることが
ほとんどでした。
そのため、畳のヘリを踏むことは
ご先祖や親の顔を踏むことと同じ。
動植物を踏みつけることと同じとされ
畳の縁を踏まない事が
たしなみとされてきたのです。
このように、和室には
子供の道徳心を育てるには
うってつけの要素が
いくつもあるのです。
「それなら、畳なら何でもいいじゃないか」
という声が聞こえてきそうです。
いえいえ、ちょっとお待ちください。
畳のヘリを踏んではいけない理由が
実はもう一つあるんです。
現在出回っている畳のほとんどが
化繊のヘリを使っています。
でもアトピッコハウスの
ほんものたたみのヘリは
綿100%の「純綿ヘリ」です。
自然素材そのものの気持ちのいいヘリ。
けれど、残念ながら自然素材のヘリは
化繊に比べて強度が若干劣るのです。
昔々の畳も「麻」などの自然素材のヘリを
使っていました。
「綿ヘリ」も「麻ヘリ」も踏んでしまうと
すり切れやすくなっていくのです。
だから「畳のヘリを踏んではいけない」という言葉には
「高価な物を簡単に傷めないように」との
気遣いもふくまれていたんですね。
また今出回っているほとんどの畳は
畳表が青く着色されています。
防虫加工も多くの場合、薬剤加工で
行われています。
アトピッコハウスのほんものたたみは
昔ながらの「天然泥染め」の畳表に
薬剤加工の防虫シートではなく
1年かけての自然乾燥と、
抗菌効果のある麻シートによって
防虫をしているんです。
子供たちは五感をいっぱいに使って
色々なものを吸収します。
いぐさの香りを胸いっぱいに吸い込んで
ゴロゴロ寝転んでその触感を楽しみ、
年々あめ色に変化していく色を感じ
踏みしめる畳のワラのきしむ音に耳を澄まし…
赤ちゃんが間違って舐めてしまっても、
着色していないほんものたたみなら安心です。
お子さんと一緒に、ほんものたたみのお部屋で
ゴロゴロしながらその魅力を楽しみ
「敷居ってね…」「縁を踏んじゃいけないのはね…」と、
日本人の美しい心映えを伝えていけたら素敵ですね。
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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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