古民家リフォームには自然素材が合う
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、工務店のためのブランディングコンサルタント ごとうひろ美です。
古民家は大変です
キョンキョン主演のドラマの影響で、
家賃10万ぐらいの鎌倉古民家を探すOLさんが多いんです~。
と、由比ヶ浜にある不動産屋さんが教えてくれました。
でも都会のマンション暮らしに慣れた方には覚悟が必要です。
まず、寒い。
暖かいイメージがありますが、鎌倉は昔の避暑地。
湘南という地域名からは想像し難いようですが、意外と涼しい。
昼間は灼熱の太陽を感じる真夏でも、
夜になると気温がぐっと下がり、
お蔭様で寝苦しさとは無縁の夜が続きます。
都内より夏が楽なのは、
夜、温度が下がるお蔭ですね。
がしかし、その寒さが冬にこたえます。
ドラマでもキョンキョンが「寒い、寒い…」と
ホカロンを買いに行くシーンがありました。
私も以前、北鎌倉のかなりの古民家に住んでいましたが、
冬が本当に辛くて、逃げ出しました(笑)
水分が残った状態で寝てしまうと、
頭が凍っている!
空気のきれいなオイルヒーターなんて使い物になりません。
ガスヒーターや石油ストーブを使っても、
部屋が温まりません。
都内のマンションに慣れた人が
気軽な気持ちで引っ越してくるのは危険なのです。
そして古民家は使い勝手も良くありません。
現在のアトピッコハウスは築70年の建物を借りています。
コンクリートブロック住宅の先駆けで、
モダンな作りの中に障子や襖がありますが、
電気の配線が、変です。
入居する時のリフォーム時に、配線も手を入れましたが、
スイッチの位置は不思議な場所にあるし、
コンセントも不足しているから、
現在の家電製品中心のライフスタイルに合わせるのは一苦労。
そして先月、蛇口が腐り(笑)、
なんとか交換してもらったと思ったら、
ただ今、漏水中。
キッチンも古いタイプなので、
蛇口交換だけでも、部品を取り寄せて1か月近くかかりました。
さすがに水道管は古民家と同い年はないと思われますが、
どこで漏水しているのか、
1週間経過しても、みつからず…。
水道屋さん、苦労しています。
敷地内には石像なども設置されていて、
それを動かすとなるとクレーン車が登場し、
掘削作業をして…。
いや~、賃貸で良かった!
敷地内の作業は地主の負担。
クレーン車が登場したら、
その作業費っていくらかしらん。
ま、大家さんはお金持ちだから心配することないですけどね。
そんな大変な古民家ですが、
アトピッコハウスの自然素材とは相性がバツグンにいい。
合板フローリングのない時代の古民家です。
当然床は無垢フローリング。
この古民家は70年前の無垢フローリングが、
使える状態で残っているところが、素晴らしいんです。
最近はリフォームでヴィンテージ加工を施す手法も確立されていますが、
正真正銘のヴィンテージ。
部分的に素人補修した箇所がわかりますが、
そのキズがヴィンテージ。本物は格が違います。
当然、床はキシキシ鳴りますが、
合板フローリングが70年経過していたら使い物になりません。
無垢フローリングだから、現役で使えているのです。
抜け落ちた床の部分は、
現代の無垢フローリングでリフォームしました。
高度成長期に、石油性のクッションフロアでリフォームされたキッチンよりも
70年前の無垢フローリングに、
確実に馴染んでいます。
入居前、カビだらけだった壁。
ビニールクロスで隠してしまえば簡単です。
賃貸ですから、
適当にリフォームすることもできます。
だから、古民家は残念なリフォームで仕上げられてしまうのです。
でも、この建物は、
ボロボロのカビだらけの状態を、
アトピッコハウスがお金を出してリフォームをしました。
朽ち落ちたペンキを剥がし、入念に下地処理を施して、
本物の塗り壁で仕上げています。
珪藻土に漆喰、
建具には布製の襖を使っています。
仕様は進化していますが、
70年前に存在していた材料に近い素材たち。
だから、まったく違和感がないのです。
まるで70年前の建物を、
そのまま使っているようにも見えますが、
入念な計画の元、
本物の自然素材でリフォーム済の古民家なのです。
鎌倉には、古い建物がたくさん残っています。
建物は人が住むこと、
使うことで耐用年数が増えていきます。
古民家caféでもいい。
地震や台風に負けずに残っている建物を、
アトピッコハウスの本物素材を使って、
どんどん最適な状態に、復活させていきたいですね。
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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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