「古い」ものの価値とは?
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、スタッフの手島 ふみ子です。
ボロいのか。雰囲気があるのか。
先日、創業300年の湯治宿に行ってきました。
古き良き雰囲気がとっても素敵で、
過去には映画の舞台にもなったそう。
(館内には若き日の吉永小百合が撮影に臨んでいる写真が!きれいでした~)
建物内や客室もとっても古めかしく、レトロな雰囲気満載で、
古いもの大好きな自分としては、とっても満足のお宿でした。
そして、アトピッコハウスの一員として
どうしても目がいってしまうのは塗り壁や床です。
個人的には全く気になりませんでしたが、
さすがに古いだけあって、床鳴りはしますし、
塗り壁には、傷がた~くさん。
でも、こちらは古さを承知して(むしろ好んで)泊まっているので、
床鳴りが「歴代たくさんの湯治客が踏みしめた音」に聞こえたり、
壁の傷にも、「何年前のどんな人がやってしまったのかな」なんて思いを馳せたり。
むしろ宿の歴史を感じて、かっこいい~なんて思っていました。
でも、古いものに興味がない人や、
真新しくきれいな宿に泊まりたい人は、
それらをただの欠点としか、とらえないかもしれません。
「古い」というのは、とらえ方によって、
その価値が大きく変わるものなのだと思います。
無垢の床や塗り壁は、キズやシミが心配。
もちろん、大金をかけて建てる家ですから、当然の考えです。
ですが、生活していれば、汚れますし、キズも付きます。
付いてしまった直後は、どうしてもその場所に目が行きます。
でも、5年後10年後もずっと気にしているでしょうか?
時がたてば、そのキズは当たり前の風景になります。
それに、経年変化とともに馴染んでくるものです。
私が泊まった宿は、
「自然素材」や「新建材」なんて言葉が存在する
ずっと前に建てられたものですから、
敢えてあてはめて言うならば、「自然素材」を使った建物です。
現状が何年前に手直しされた姿なのかは分かりませんが、
一目で年代物とわかる壁も床も、それについたキズも
「とってもいい雰囲気」でした。
多くの人が、その「雰囲気」に価値を見出してきたから、
時代を経た今でも、たくさんの人が泊まりに来ているのだと思います。
(もちろん、主な目的は温泉ですが。)
30年経った合板フローリングを、ほとんどの人が「おんぼろ」と感じても、
30年経った無垢フローリングを、ただ単に「おんぼろ」と感じる人は、
それほど多くはないと思います。
むしろ「とってもいい雰囲気」と感じてくれる方が多いのではないでしょうか。
アトピッコハウスへのお問い合わせで、
無垢材へのキズやシミを気にされて質問される方が
よくいらっしゃいます。
気にされることは当然だと思うので、
そういった際は、
メンテナンスの方法や、許容して頂かなくてはならないことなどを
お話させてただきます。
でも実のところ、
ついてしまったキズやシミは、
他人が客観的に見ると、大して気にならないものなのです。
他人が気にならないなら、自分さえ気にしなければ
ハッピーでいられるのではないかと思うのです。
「あら、キズだわ。10年後はどんな感じに見えるかしら~」
なんてポジティブにとらえて、
自然素材の家で、明るく楽しく素敵に過ごしてみてはいかがでしょうか?
なによりも大切なのは、住む人の笑顔なのですから!
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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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