自然な家、選択肢にありますか?
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、スタッフの手島 ふみ子です。
「古い家って、何年くらいの家だと思いますか?」
これは私が大学1年生のある日、
ドイツ人の先生が、授業が始まる時にした質問です。
私はそのとき、特に考えずに、
「30年くらい?」と答えました。
でも実はこれは、住文化が国・地域によって
いかに違うかを、端的に表した質問でした。
ヨーロッパなどでは、
200年、300年前に建てられた住宅に住むなんて
珍しくないんですよね。
お恥ずかしながら、ボケっとしておりました。
私がこんな質問を思い出したのは、
先日テレビで洋画を見ていた父の言った、
「西洋の映画って、ぱっと見ただけじゃ
古い映画なのか、新しい映画なのかさっぱりわからないんだよな。
街並みとか建物が、昔も今も変わりないからさ。」
という言葉に、なるほど~と思ったからなのです。
もう一つ、当時この質問で印象に残ったのが、
「古い」という言葉のニュアンスの違いです。
当時、私は「古い」と聞くと、
あちらこちらにガタがきた古い自分の実家を思い浮かべ、
よその新しくてきれいな家を羨ましく思った記憶があり、
マイナスのイメージを持っていました。
ですが、先生は「古い」をプラスと考えているようでした。
歴史的建造物に住むことは、その建物の歴史に自分の歴史を残せるという
誇りのようなものを感じるそうです。
そんな質問のやりとりがあったずっと後に行ったヨーロッパを旅行では、
実際に古い市庁舎で劇を見たり、
中世の城壁を改造したユースホステルに泊まったり等々、
歴史的建造物が、現在も活用されているところを多く見ました。
日本は高温多湿で、木造建築。
どうしても家は傷みますし、
どんなに素晴らしい建築物も何百年ももつようなものではないので、
修復が必要です。
一方、石造りの家は、建築にとても時間がかかるけど、
何世代にも渡って使い続けることが出来ます。
日本のように湿気で劣化することもないので
建てかえるよりも、中味だけ自分仕様にリフォームした方が
全然効率いいですものね。
素材も気候もが違うのだから、
家に対する考え方が違って当然です。
それぞれの考え方、文化のあり方は、自然な流れによるものなのです。
確かに、住文化はそれぞれの気候風土に根付いたものです。
アフリカの雨が降らない地域では、泥土で作った家。
チチカカ湖の上に住む民族は、葦で作った家。
モンゴルの遊牧民は、ゲル。
そして日本は、森に恵まれていたから、木の家。
まさに気候風土、生活スタイルからくる「自然」な流れなのですね。
では今、私たちが家を建てるのに、
この「自然」な家が高くつくのは何故なのでしょう?
戦後の急激な人口増加、資源の減少、
効率化・スピード化を求める便利な社会・・・
理由は他にも沢山あるように思います。
現在の家づくりで提示される選択肢が、
「自然」ではなくなってしまったのは、
現代の、不自然なほどの急激な社会の変化のせいなのかもしれません。
沢山の人がいますから、価値観もそれぞれです。
安くて、住むのに問題がないならそれでいい。
そう考えるなら、業者やハウスメーカーが提示した選択肢で
十分かと思います。
できるなら「自然」でいたい。
そう考えるなら、提示された選択肢からしか選べないのは
悲しいことです。
まるごと自然素材を取り入れたい。
可能な範囲の差額で、一部でも取り入れることができないか。
そんなふうに考える方に、自然な選択肢があってほしい。
こんな考えを礎に、アトピッコハウスで日々働いています。
だから、伝えたいのです。
「自然」のやさしさ、ここにあります!
一人でも多くの方に
アトピッコハウスの考え方、共感してただけたら嬉しいです。
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