ローコスト塗り壁の調湿性能は、予想以上
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。
JIS規格の調湿テストをしていた
ローコスト塗り壁材
パーフェクトウォールの調湿試験が終わりました。
予想以上の好結果がでたので、驚きました。
1㎡辺り、61gです。
調湿性能の高い珪藻土塗り壁材、はいから小町は、241g/㎡
消臭性能の高い漆喰壁、漆喰美人は、94g/㎡なので、
それと比較すると、少し少ないですが、
調湿量が20gに満たなくても、調湿建材として販売されている商品もあるし、
一般的に漆喰は40g程度といわれているから、
まあ、漆喰よりは調湿するといえるようです。
これなら、意匠性とコストを要求される場合などは、
ベストチョイスになるかもしれません。
色は43種類です。
それから、漆喰は調湿性能がもっといいはずとお考えの方のために
少し解説させていただくと、
昔、壁が土壁だった時代であれば、下地の壁が調湿するので、
40gということはなかったはずです。
ところが、現代の住宅は、下地が石膏ボードなので、
表面に1mm,2mm塗る仕上げ材で勝負が決まるのです。
素材特性でいうと、調湿性能のチャンピオンは、やはり珪藻土です。
しかし、量、固め方などによって調湿性能は変わりますので、
珪藻土であれば、どの商品もすべて調湿性能に優れているとはいえないわけです。
素材という意味で説明すると、漆喰の原料である
消石灰は、調湿性能に優れた素材ではないのです。
しかも、消石灰は空気中の炭酸ガス(co2)を吸収して、岩に戻ろうとしますので、
調湿性のもとになる「穴(隙間)」が、年々減少することになる訳です。
その結果、調湿性能も悪くなるという理屈が成立するわけです。
漆喰ファンの方、ごめんなさい。
でも真実です。
厚さ1,2mmの厚さで塗った漆喰は、調湿建材というには、少し力不足なのです。
ちなみに、内装建材の調湿性能に関しては、
JISに規格が決められており、
1㎡当たり、70g以上(24時間で)吸放湿しないとならないことになっているのです。
その意味においては、
はいから小町は241g、漆喰美人は94gなので、調湿建材といえますが、
パーフェクトウォールは、61gなので、JIS規格に照らし合わすと、
調湿建材とはいえないのです。
ただ、61gも調湿していれば、ほぼ調湿性のある建材といえると思います。
パーフェクトウォールは、意匠性とコストを両立させた塗り壁材なので、
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